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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

YAMABOKUワイルドスノーパークのゲレンデからの絶景。北信五岳と日本海(妻女山里山通信)

2021-12-29 | アウトドア・ネイチャーフォト
 29日は朝からこれ以上ないほど晴れ上がった長野市です。息子達は、高山村のYAMABOKUワイルドスノーパークでスキー。その次男がツイッターにあげた写真があまりに素晴らしいので、彼の了解を得て掲載します。

 YAMABOKUワイルドスノーパークのゲレンデからの絶景。撮影地の標高は1600m少しだと思います。北信五岳がきれいに見えています。そして右手の信越トレイルの向こうには日本海。なんだ海無し県というけれど長野県にも海があるじゃんと思ってしまいます。まあ、多くの信州人は上越や糸魚川の海は信州のものと思っていますけどね。北信五岳は「まみくとい」と覚えます。斑尾、妙高、黒姫、戸隠、飯綱です。真上の空は、プルシャンブルー。もう宇宙の色です。

(左)温泉の帰りに妻女山展望台へ。403号から高速のトンネルをくぐって右へ登ると。(右)すぐに上杉謙信槍尻の泉のカーブですが、ここが曲者なのです。見た目以上に急で、一度溶けて凍結するとスタッドレスでは登れません。毎年、何台もの車がスタックしています。特に3月の春先が最も危険です。ここに限らず信州の山道には、地元の人だけが知っている危険箇所があります。

 北東を見ると、拙書にも載せている高社山。地元ではたかやしろと言います。あの山の向こう側は木島平村で、豪雪地帯です。ホワイトリングが光っています。その右奥にはエムウェーブも見えています。右の黄緑色の橋は、松代と長野を結ぶ松代大橋。

 東を見ると松代の城下町。左に奇妙山。右奥に白い根子岳と右に四阿山(あずまやさん)。正面の山の麓の傾斜地は東条で春は満開のあんずの花で楽しませてくれます。明日と明後日大晦日でこの風景も白銀の世界になるでしょう。

 北を見ると千曲川の向こうに川中島。冬期長野オリンピックの開閉会式の会場となったスタジアムやサッカー場があります。右の大きな山塊は飯縄山。左は雪雲に煙る戸隠富士の高妻山。手前左の里山は、富士ノ塔山。山頂は山城跡があります。山頂直下まで車で行けます。麓には裾花凝灰岩の白い崖が見えます。この麓に沿って活断層があり、善光寺地震の時はそれが動きました。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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