週末は、妻女山里山デザイン・プロジェクトの面々で山仕事ではなく、稲の筋蒔き(条播き)作業に勤しみました。最高気温の予報が27度ということで、なんとか午前中に終えてしまいたいと頑張りました。
(左)まず、薬を入れて培養土を作ります。よく混ぜてポットに入れます。全部で124枚作りました。(右)籾を入れて覆土を被せる機械です。6年目なので、皆かなり手慣れてきました。
田んぼに持っていって、まず根切シートを敷きます。日差しが強いので日焼け止めをたっぷりと塗ってきました。日除け付きの帽子も。里山の緑もすっかりと濃くなりました。
(左)ポットの種籾を置いて行きます。今年も寸法を間違えて、4枚ほどはみ出して置くことに。やれやれ。板を踏んで凸凹を修正します。(右)保湿、遮光のシートを被せます。
(左)アーチを作ります。(右)寒冷紗を被せます。
寒冷紗を洗濯バサミで止めていきます。
最後に水を入れて完成です。昨年は、午後一時ぐらいまでかかったのですが、今年は午前中で終了。皆で国道18号沿いの埴生の台湾料理屋「長城」へ昼食を食べに行きました。コスパが良くて美味しい人気の店です。午後は、陣場平へ行くつもりでしたが、黄砂が舞い初め周囲の里山が黄色く霞んで来たので諦めて、温泉に入って帰宅しました。
翌日は、天気予報は外れました。午前中はどんよりとした厚い雲が覆い、時折小雨も。しかし、西を見ると北アルプス方面は青空。そんなで昼には晴れましたが、午後はまた曇り空。妻女山の駐車場へ行くと、N氏が作ってくれた登山ノートの箱の杭が腐って倒れていました。オーマイガー!です。
そこへミニパトが。110番の電話しましたか?と。いいえ。何かあったんですか?と問うと、林道倉科坂線を1キロほど行ったところで、親子の熊がいたという通報があったんですと。妻女山山系に熊が鏡台山から来るのは、3月上旬とクリスマス頃、そして淡竹の筍が出る6月なんですがと。ここのところの急激な気温上昇で、母熊が、「こんなに暑いならもう筍が出ているかもしれないわ、行きましょう」と来たのでしょうか。今年は、淡竹の筍も早いようです。私は何度も熊と遭遇したりニアミスしています。追い払ったことも。特にこの鏡台山山系から妻女山山系の熊の行動はほぼ分かっているので、必要以上に心配はしませんが。写真は松代方面の眺め。左の奇妙山の上に飛んでいるのは、クマバチです。
展望台裏の四阿から望む茶臼山。右奥に虫倉山。両山とも拙書に載せています。手前の畑では、長芋の種芋の植え付けが行われています。買い物の後で、昼は陣場平に登ってログハウスで昼食。するとすぐ後ろの山の斜面で子熊の甲高い鳴き声が。母熊を呼んでいるのでしょう。子連れの熊は特に危険です。大きな音を立ててこちらに来ないようにして、昼餉を楽しみました。子熊は鳴き止みません。母熊はどこに行ったのでしょう。急斜面の下にある蟹沢(がんざわ)の泉に水を飲みに行ったのかも知れません。結構時間が経ちました。すると、声は聞こえなくなりました。母熊が戻って尾根を超えて去ったのでしょう。6月中旬ぐらいまで、親子連れの熊との遭遇には注意が必要です。拙書でも熊と遭遇したエッセイ「猫にマタタビ、月の輪熊に石油」を載せています。さて、私もと山を下りて温泉へと向かいました。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
(左)まず、薬を入れて培養土を作ります。よく混ぜてポットに入れます。全部で124枚作りました。(右)籾を入れて覆土を被せる機械です。6年目なので、皆かなり手慣れてきました。
田んぼに持っていって、まず根切シートを敷きます。日差しが強いので日焼け止めをたっぷりと塗ってきました。日除け付きの帽子も。里山の緑もすっかりと濃くなりました。
(左)ポットの種籾を置いて行きます。今年も寸法を間違えて、4枚ほどはみ出して置くことに。やれやれ。板を踏んで凸凹を修正します。(右)保湿、遮光のシートを被せます。
(左)アーチを作ります。(右)寒冷紗を被せます。
寒冷紗を洗濯バサミで止めていきます。
最後に水を入れて完成です。昨年は、午後一時ぐらいまでかかったのですが、今年は午前中で終了。皆で国道18号沿いの埴生の台湾料理屋「長城」へ昼食を食べに行きました。コスパが良くて美味しい人気の店です。午後は、陣場平へ行くつもりでしたが、黄砂が舞い初め周囲の里山が黄色く霞んで来たので諦めて、温泉に入って帰宅しました。
翌日は、天気予報は外れました。午前中はどんよりとした厚い雲が覆い、時折小雨も。しかし、西を見ると北アルプス方面は青空。そんなで昼には晴れましたが、午後はまた曇り空。妻女山の駐車場へ行くと、N氏が作ってくれた登山ノートの箱の杭が腐って倒れていました。オーマイガー!です。
そこへミニパトが。110番の電話しましたか?と。いいえ。何かあったんですか?と問うと、林道倉科坂線を1キロほど行ったところで、親子の熊がいたという通報があったんですと。妻女山山系に熊が鏡台山から来るのは、3月上旬とクリスマス頃、そして淡竹の筍が出る6月なんですがと。ここのところの急激な気温上昇で、母熊が、「こんなに暑いならもう筍が出ているかもしれないわ、行きましょう」と来たのでしょうか。今年は、淡竹の筍も早いようです。私は何度も熊と遭遇したりニアミスしています。追い払ったことも。特にこの鏡台山山系から妻女山山系の熊の行動はほぼ分かっているので、必要以上に心配はしませんが。写真は松代方面の眺め。左の奇妙山の上に飛んでいるのは、クマバチです。
展望台裏の四阿から望む茶臼山。右奥に虫倉山。両山とも拙書に載せています。手前の畑では、長芋の種芋の植え付けが行われています。買い物の後で、昼は陣場平に登ってログハウスで昼食。するとすぐ後ろの山の斜面で子熊の甲高い鳴き声が。母熊を呼んでいるのでしょう。子連れの熊は特に危険です。大きな音を立ててこちらに来ないようにして、昼餉を楽しみました。子熊は鳴き止みません。母熊はどこに行ったのでしょう。急斜面の下にある蟹沢(がんざわ)の泉に水を飲みに行ったのかも知れません。結構時間が経ちました。すると、声は聞こえなくなりました。母熊が戻って尾根を超えて去ったのでしょう。6月中旬ぐらいまで、親子連れの熊との遭遇には注意が必要です。拙書でも熊と遭遇したエッセイ「猫にマタタビ、月の輪熊に石油」を載せています。さて、私もと山を下りて温泉へと向かいました。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。