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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

ムカゴの素揚げ胡麻味噌和え:新信州郷土料理(妻女山里山通信)

2008-10-28 | 男の料理・グルメ
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 長芋は、掘る前につるを壊して燃やします。本当は堆肥にできればいいのですが、つるが固いので燃やして灰にして、それを肥料とするのです。この季節、千曲川沿岸の長芋畑では、このつる燃やしが風物詩となっています。つるが乾いていると写真のように相当の煙がでますが、消防署に地区から連絡が入っているので、火事と間違えられることもありません。ただ、高速道路が近くにあるので、万が一のためにパトロールカーが待機していたりします。

 そのつる燃やしの副産物といってもいいのが、長芋のつるにたくさんなるムカゴです。これを専門に集めて売る人もいるのですが、手間が大変です。そこで普通は自家用に拾って料理します。「ムカゴご飯」も有名ですが、「ムカゴの素揚げ胡麻味噌和え」が、私の最もお気に入りで、子供達も大好きで弁当に入れていったりします。

 そしてもうひとつ、つるを燃やしている中にアルミホイルに包んだサツマイモを放り込んでおくのです。作業が一段落する頃に美味しいホックホクの焼き芋ができあがります。これは抜群に旨い。秋色に染まりつつある妻女山をのんびりと見ながら冷たい金木犀茶や烏龍茶でいただきます。空が少しずつ大きく高くなってきたなあと感じる今日この頃です。

 日曜のきのこ狩りの帰りに、ガマズミを集めてきました。前回はコバノガマズミでしたが、今回は、やや実の大きい鈴生りのガマズミの木を見つけたので、大量に摘んできました。そして作ったのがガマズミ酒。砂糖を加えないドライタイプを作りました。効能は滋養強壮、抗酸化作用。一週間ほどで飲み頃になります。秋の夜は、寝酒にこれを飲みながら読書に耽ろうと思います。

 新信州郷土料理は、MORI MORI RECIPE(モリモリ レシピ)をご覧ください。日本料理に、ムカゴの素揚げ胡麻味噌のレシピアップしました。*印がついています。山菜・キノコ料理、内臓料理、ブラジル料理、エスニック、中華の込み入った料理などの「男の料理レシピ集」です。特に本格的なアンチョビーの作り方を載せているのは、当サイトだけだと思います。手作りオイルサーディン、手作りベーコンもお薦めです。

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3 コメント

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ご無沙汰してます (虚空蔵)
2008-10-30 04:53:19
長芋畑のいよいよこれからですね。
前回のシロノハイイロシメジというやつ、こちらでもやられました。お!幻のシロシメジの群生か!と思いきや保健所で「食べないほうが無難かと・・」というコメントをいただき、がっかりです。11月8日に太郎山縦走する予定です。ご都合がよければ一緒にいかがでしょうか。
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秋本番ですね。 (モリモリ)
2008-10-30 10:20:55
従兄弟は何年も食べているようですが元気です。
酒との相性が悪いようですから、おそらくホテイシメジと同じ成分なのでしょう。ホテイシメジは、何度か食べましたがなんともなかったです。

太郎山縦走いいですね。時間が取れればぜひ参加したいです。おって詳細をメールで教えてくださいね。
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つる燃やし (モリモリ)
2008-10-30 10:27:15
長芋のつる燃やしは、妻女山ふもとの秋の風物詩ですが、昨日ある新聞社の取材を受けました。妻女山をバックに立ち上る煙と作業中の父母を何枚も撮影していきました。もしかすると11月の北信のページに載るかもしれません。ついでに妻女山と斎場山のこともお話しして、地域興しへの協力もお願いしてしまいました。
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