~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

谷川俊太郎さんを想う

2024-11-20 00:13:19 | 日記
今朝、田口ランディさんの
facebookを見たら、
谷川俊太郎さんが亡くなった
と書いてあり、ショックで
言葉が見つかりません
でした。
谷川さんの詩に何度励まさ
れたことか…
谷川さんの詩の朗読会も
息子さんとのコンサートも
行きました。
難しいことを易しい言葉
で伝えてくれていました。
谷川さんの詩には
ユーモアがあり希望があり
読むと背中をそっと押して
もらえるような気持ちに
なりました。
最期に書いた詩が
『感謝』だったそうです。
92歳、充分生きてくれたと
思いますが、まだまだ
生きて言葉を贈って
欲しかった…

しぬまえにおじいさんの
   いったこと
       谷川俊太郎

わたしは、かじりかけの
りんごをのこして
しんでゆく
いいのこすことは
なにもない
よいことは 
つづくだろうし
わるいことは
なくならぬだろうから
わたしには
くちずさむうたが
あったから
さびかかった
かなづちもあったから
いうことなしだ

わたしの
いちばんすきなひとに
つたえておくれ
わたしは
むかしあなたを
すきになって
いまも すきだと
あのよで
つむことのできる
いちばんきれいな はなを
あなたに ささげると

谷川さんが編んだ詩集
祝魂歌より
『今日は死ぬのに
 もってこいの日だ』
    プエブロ族の古老
今日は死ぬのに
もってこいの日だ。
生きているものすべてが、
わたしと呼吸を
合わせている。
すべての声が、
わたしの中で合唱している。
すべての美が、
わたしの目の中で
休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、
わたしから立ち去って
いった。
今日は死ぬのに
もってこいの日だ。
わたしの土地は、
わたしを静かに
取り巻いている。
わたしの畑は、
もう耕されることはない。
わたしの家は、
笑い声に満ちている。
子供たちは、
うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのに
もってこいの日だ。
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森のイスキア

2024-11-16 23:16:31 | 日記
昨日、私の敬愛するKさんが
森のイスキアに行って
来たと写真と動画を送って
くれました。
(特別に開けて下さった
 ようで)
イスキアスタッフの皆さん
の懐かしいお顔が…
動画には、いつも集った
イスキアの一階のお部屋と
台所が映ってました。
誰もいない台所が目に
入ったら涙が溢れて
しまいました。
初女さんが亡くなった後の
空っぽのお湯のない
お風呂を見た時も、
やっぱり涙が止まらなく
なりました。
イスキアに行くと、
お風呂に入って!と声を
かけてくれる初女さんが
いて、私はイスキアの
温泉が好きで、いつも
朝風呂まで頂いてました。
台所に立つ初女さんの横に
小さい子どものように
くっついて初女さんの
『味見する?』を待って
いました。
初女さんのお部屋に
こっそり入って二人きりで
おしゃべりしたり…
イスキアは私にとって
故郷でした。
もし、貴方の原風景は?
と聞かれたら、間違いなく
森のイスキアと答える
でしょう。
悲しみの底から立ち上がり
新たな一歩が踏み出せた
場所。
来年は森のイスキアに
行ってみよう。
初女さんが言っていた
『ひとりひとりに森の
イスキアが宿っている…』
そのことの意味が分かり
ましたと初女さんに
伝えなければ…
でも、おむすび講習会で
いつも初女さんの存在を
感じているから、きっと
初女さんは、分かって
いると思うのです。

私は森のイスキアを
拠点に悩み苦しむ人たちの
ためにお料理をつくり
一緒に食べて、お話を聴く。
そのようにしてささやかな
活動を続けてまいりました
形にもなってないし、
決まりごともありませんが
食べることを大切にして
おります。

ともに食することは、
ともに在ること。
どんなに言葉を尽くして
話すより深いところで
通じ合えます。
      佐藤初女
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食はいのち〜伊勢原にて

2024-11-12 23:52:41 | 日記
土曜日は伊勢原に
おむすび講習会に行き
ました。
伊勢原は高い建物がなくて
空が広く山があり、
外にいるだけで、心まで
開放されるような処
でした。
毎回、今日はどんな出会い
があるなかな〜と思い
出かけて行くのです。
この日、集ってくれた
皆さんの中には、
自然療法で知られる
東城百合子先生に学んだ
方が何人もいました
私も東城先生の本を
傍らに子育てしてました。
東城先生も食はいのちの
方だったと思います。
おむすびを結ぶと、皆さん
こんなに緊張して結んだの
初めてと言ってました。
初女さんの前で結ぶ時、
皆さんの手が震えて
いたのが忘れられません。
初女さんは、おむすびは
素手で結ぶからいいの。
手から気が出ているのと、
言われてました。
今、人が結んだおむすびは
食べられない人がいる
そうで、コンビニのなら
食べられるそうです。
何とも淋しい話です。
食べるということも信頼
関係に繋がるのですね。
初女さんは、美味しいと
思った時に心の扉が
開くのと言われてました。
伊勢原でも、皆さんが
こんな美味しいおむすび
食べたの初めてと言って、
おむすびを両手で持って
大切そうに食べていました。
いつだったか、男性が
このおむすびは片手では
食べられないと言われた
のを思い出しました。
皆さんが美味しそうに
食べてる姿を見るだけで
私も嬉しくなりました。
東城先生も食を大切に
された方です。
今更ながらですが、
お二人がお元気な時に、
東城先生と初女さんの
対談を企画すれば良かった
と、つくづく思いました。
どんなに響き合うお話に
なったことでしょう…
でも初女さんも東城先生も
皆の中に確かに生きて
いるから…
食はいのちですね!

食はいのち。
食材もいのち。
食は生活の基本です。

食をおろそかにすると
生活が乱れて
すべてのいのちに鈍感に
なります。
食を大切にする人は、
人をも大切にします。

食べることはいのちを
いただくこと。
おいしくいただくことで
食材のいのちが生かされ
人も生かされるのです。
       佐藤初女

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おむすびの祈り〜かえる助産院

2024-11-08 16:15:28 | 日記
6日は鷺ノ宮の
助産院でおむすび
講習会でした。
かえる助産院は
この地で10年も産後ケア
をやっているママ達の
オアシスのような処です。
アットホームの少人数
での講習会。
最初に自己紹介があり
企業されたママや
ママになり立ての方など、
元気ハツラツムードで
始まりました。
お米を洗い水加減をみて
ご飯を炊く、毎日繰り返す
何気ないことでも、心を
傾けるとご飯が美味しく
炊けることを実感して
もらいました。
そしておむすびを結んで
もらい皆で食べ、さて
ここからです。
初女さんの、そして私の
おむすびの祈りをお話し
しました。
気がつくと全員が涙して
いて、静かに深くこの祈り
が伝わって行くのを感じ
ました。
最後に一人ずつ感想を
言ってもらうと、涙し
ながら、それぞれの人が
心の奥底に抱えている
辛い思いを言葉にして
話てくれるのです。
初対面ということなど
関係なく…
今ここが森のイスキアに
なっていたのです。
辛い思いを話ているのに
みんな心が前を向いて
いるのです。
初女さんは、おむすびは
ソウルフードだと言って
ました。
魂の食べ物です。
私達の心の深いところに
魂が宿っていて、それが
自我じゃない、
本当の自分なんです。
魂に心を合わせれば
誰もが幸せになるように
人間はなっているそうです。
涙され話される人
その話に涙する人…
でも、帰る時には、
皆さん晴れやかな顔に
なっていました。
森のイスキアと同じ!
初女さんは、一人ひとりの
中に森のイスキアが宿って
いる…
そして内なる神がいると
言われてました。
だから大丈夫なの
崩れそうになったら
初女さんのあのおむすびを
一心に結べば、本当の
自分にかえれるから…

天国は、はるか彼方に
あるものではなく
今ここに始まっている
ように思えてなりません。
私にとっては、
苦しみがあっても
今、ここが天国です

     佐藤初女

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おむすびの祈り〜かえる助産院

2024-11-08 12:44:48 | 日記
6日は鷺ノ宮の
助産院でおむすび
講習会でした。
かえる助産院は
この地で10年も産後ケア
をやっているママ達の
オアシスのような処です。
アットホームの少人数
での講習会。
最初に自己紹介があり
企業されたママや
ママになり立ての方など、
元気ハツラツムードで
始まりました。
お米を洗い水加減をみて
ご飯を炊く、毎日繰り返す
何気ないことでも、心を
傾けるとご飯が美味しく
炊けることを実感して
もらいました。
そしておむすびを結んで
もらい皆で食べ、さて
ここからです。
初女さんの、そして私の
おむすびの祈りをお話し
しました。
気がつくと全員が涙して
いて、静かに深くこの祈り
が伝わって行くのを感じ
ました。
最後に一人ずつ感想を
言ってもらうと、涙し
ながら、それぞれの人が
心の奥底に抱えている
辛い思いを言葉にして
話てくれるのです。
初対面ということなど
関係なく…
今ここが森のイスキアに
なっていたのです。
辛い思いを話ているのに
みんな心が前を向いて
いるのです。
初女さんは、おむすびは
ソウルフードだと言って
ました。
魂の食べ物です。
私達の心の深いところに
魂が宿っていて、それが
自我じゃない、
本当の自分なんです。
魂に心を合わせれば
誰もが幸せになるように
人間はなっているそうです。
涙され話される人
その話に涙する人…
でも、帰る時には、
皆さん晴れやかな顔に
なっていました。
森のイスキアと同じ!
初女さんは、一人ひとりの
中に森のイスキアが宿って
いる…
そして内なる神がいると
言われてました。
だから大丈夫なの
崩れそうになったら
初女さんのあのおむすびを
一心に結べば、本当の
自分にかえれるから…

天国は、はるか彼方に
あるものではなく
今ここに始まっている
ように思えてなりません。
私にとっては、
苦しみがあっても
今、ここが天国です

     佐藤初女

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宇宙意識で生きる

2024-11-03 00:33:42 | 日記
私は、何だかんだと16年
くらいブログを書いて
いるのです。
十数年はほぼ毎日書いて
いました。
初女さんへのラブレター
なのと言って始めた
ブログがここまで続く
とは思ってもいません
でした。
それも私の拙い文章を
読んで下さる方がいるから
そのことが励みになって
続けてこれました。
毎日、過去のブログを
検索した人がいると
それが上がって来るので
読んでみると、書いた
本人がすっかり忘れて
いることばかりで、
面白がって読んでいます。
今朝は
『鈴木大拙とサルトル』
なんていうのがありました。
仏教学者の大拙(だいせつ)
がサルトルを読んで
いたというところから
始まるのですが、その中に
大拙が、机を叩きその音が
聞こえたかと問い、
聞こえたならどこで
聞いたかと聞くと、
質問された人は全身で
聞いたと答えたのですが、
大拙は
全宇宙が聞いたから
私が聞いたと答えて
いました。
10年以上前、私は
分からないけど、心に
残る言葉だと書いて
いました。
今もわかりませんが、
大拙が言ったこの感覚は
きっと人は誰でも持って
いて、ただ忘れているの
だと思います。
私達は宇宙は遥か彼方に
あると思っていますが、
この地球も宇宙であり、
私達も宇宙の中にいるの
ですから…
宇宙意識で生きる時代に
なったそうです。
初女さんは、私達は
地球家族ですと言って
ました。
私達人類を地球家族と
捉えたら戦争なんて
起こらない筈です。
宇宙からみたら
国境はなく、地球は
美しい星なのですから…
鈴木大拙の言葉が11年
前よりも私の中で、
さらに深く響いています。
宇宙意識で生きる時代に
入ったということを
深く受けとめなければ…
最晩年の初女さんは、
宇宙の母という言葉を
口にしていたと聞きました。
宇宙意識で生きるか…
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いのちって

2024-10-29 23:39:04 | 日記
10月27日は息子の命日
でした。
もう24年も経つのに
同級生や担任の先生や
私の知り合いがお参りに
来てくれました。
あ〜うちの子は皆の中で
生きているんだ…
そして又、息子と会った
ことがない人達の中でも
息子は確かに存在して
いるのです。
人は歳を重ねてくると
自分が生きた証を何か
のこしたいという思いが
どこからか出てきます。
でも、うちの子は
13歳という青春の
入り口で、今日の次には
明日がきて、それこそ
未来は永遠にあると
思っていた時の突然の死。
あの子の遺したものは
なんだろう…
あの子の伝えたかった
ことは…
何もないのに、皆の中に
あの子は生きている。
伝える言葉もなく逝った
のに、私に一番大切な
ことを伝えてくれている。
いのちとは、そういう
ものなのかもしれない
何かを遺そうとしなくても
今、この時をいのち一杯
生きていたら、それで
いいんだ。
地球上の動植物は、道端の
草ひとつだってそうやって
生きている。
大脳が発達した人間は
何かを遺そうとするけれど
今をいのち一杯生きる
これがいのちの法則なの
かもしれない。
生きるって、シンプルな
ことなんだ!
母さんは今
あなたに育ててもらって
います。
有り難とう!
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動の祈り~佐藤初女

2024-10-27 00:01:03 | 日記
初女さんは、祈りには
『動の祈り』と『静の祈り』
があると言われてました。
そして自分は動の祈りだと。
祈らない人と言われた
こともあったと、何かの
折に聞いたことがあります
初女さんは、どの場面を
切り取っても生き方が
見えてくる方でした。
それはきっと、そこに
初女さんの祈りがあった
からなのですね。
初女さんと握手をした方が
あれは握手ではない、
祈りです!と言われたのを
今でも覚えています。
初女さんのおむすびを
一心に結ぶと祈りに
通じる何かに
結ばれる気がします。
初女さんは、生活全てが
祈りですと言われて
ました。
あ〜私はおむすびを
結ぶ時くらいかな…

私にとって、
祈りとは生活です。
生活の動作、
ひとつひとつが祈りです。
心を込めて食事を
つくったり
ともに食卓を囲んだり
ごく平凡な日々の
営みの中にこそ
深い祈りがあるのです。

    佐藤 初女
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心を結ぶおむすび〜るるん助産院

2024-10-21 00:26:21 | 日記
19日は4月に続き今年
2回目の『るるん助産院』
でのおむすび講習会でした。
産後ケアの助産院で、心も
体も安心して休んでね〜
と感じられる雰囲気で
こんなに優しい
温かい助産師さんがいて
くれたらママも愛に
包まれて子育てのスタート
が切れると思いました。
そんな素敵な場所に、
集まるべくして集まった
という人達が、真剣に
おむすび講習会を受けて
くれました。
皆さんが、これはどうも
美味しいおむすびを作る
だけの会ではないと
感じ取って下さったよう
です。
それぞれの方の人生に
この初女さんの
おむすびが、
初女さんの、そして私の
おむすびの祈りが響いた
ようで、何人もの方が涙
されていました。
まあるい おむすびを結び
まあるい おむすびを食べ
あ〜私達は誰もが幸せに
なれるんだと、胸が熱く
なりました。
生後三ヶ月の赤ちゃんが
居てくれるだけで、
その場が清らかに
澄んでくるのです。
赤ちゃんは神様からの
贈り物のよう…
初女さんのおむすびは
本当に奥が深いです。
おむすびの力は本当に
大きいです。
心と心が結ばれました。
初女さ〜ん
有難うございます‼️
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今こそガイアシンフォニーの言葉を

2024-10-16 22:24:10 | 日記
朝、窓を開けると 
いい香りが…
あっ、金木犀だ!
どこに咲いてるかも
分からないような小さな
地味ななのに、香りが
素晴らしくて、息子の
命日が近づくといつも
金木犀の優しい香りに
包まれるです。
今年の夏も暑く、10月に
入っても、夏を引きずって
いるような日があったのに
金木犀は息子の命日を
知らせるかのように、
咲いてくれました。
植物や樹木は本当に
凄いと思います。
どんな場所でも、いのち
一杯生きようとして
います。
命の本質とはそういう
ものなのかもしれません
人間は頭で考えてしまう
から、わからなくなる
のでしょうか。
私が一番苦しかった時に
こういう自然の営みに
どんなに支えられた
ことか…
葉を全部落とし、冬の
寒さに立ち向かっていく
樹木に、小さくても背筋を
伸ばし凛として咲く
水仙の花に、生き方を
教えられた気がしました。
生きるとは、とても
シンプルなことなのかも
しれません。
いのちの営みが複雑
だったら、こんなに多様な
生きものが、地球上に
存在する筈がありません。

『多様なものが多様なまま
共に生きる
それは
いのちの摂理である。』

ガイアシンフォニーの
スクリーンに映し出された
この言葉を今、地球上に
響き渡らせたい!
心から思います。


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