あの後藤さんが、息子の高校の先輩だと知りました。
大学も同じです。
息子は図書館から、後藤さんの本を借りてきました。
いのちが取引の道具にされているが、耐えられ
ません。
新聞をひろげると、後藤さんの記事の横に
名古屋大学の女子大生の殺人事件が載っていました。
今、「死にたくはないけれど死んでみたい。
殺したくはなけれど、殺してみたいと」いう感覚を
持っている若い人達がいるそうです。
バーチャルの世界が、あまりに多くなっているから
なのでしょうか。怖い気がします。
今日、テレビで黒田裕子さんの「寄り添って生きる」
というドキュメント番組がありました。
黒田さんは、阪神淡路から東日本大震災まで
被災者支援に生涯を貫いた方です。
その黒田さんの「最後の一人まで見捨てては
いけない。人間だから」という言葉が、深く響いて
います。
いのちがあまりに軽く扱われている今、
最後の最後まで人に寄り添い、生き切った
黒田さんの人生の尊さを伝えたいと思いました。
後藤さん、どうか無事帰って来て下さい。
私は、諦めずに祈り続けます。
「祈りのうちに 今を生きる」
初女先生のこのお言葉のように…