渋谷区で募集した、大きな字を書こうというイベントに、私の書の
先生が講師で行かれたので、お手伝いに行ってきました。
中学・高校に呼び掛けたというので、中高生にうけるように私は
コブクロのTシャツを着て行ったのですが、なんと小学生がずらり!
畳一畳に近い大きさの紙に、大きな筆で書くのです。
墨を含んだ筆の重さは、半端ではなく大人だって思うように動く事が
出来ないのです。
紙の大きさと筆の重さにひるみ、私もまだ挑戦出来てない大きさです
子供達はどうするのだろうと見ていると、「重てえー」などと
言いながら、何でもない顔をして書いていくのです。
彼らの身長からすると、全体の字が見えているとは思えないのですが
ちゃんと紙に納まっているのです。
しかも、一つの作品としての字になっているのです。
私たちは作品にするまで、そうとう書かないと出来ないのに…
子供ってすごい!とカルチャーショックを受けて帰ったら、
息子が「お母さん、近頃の若者はって言うけど、捨てたもんじゃ
ないよ。震災ボランティアにみんな協力してくれるんだよ」と
言うのです。
私も「本当にそうだよね。初女先生の講演会に来る若い人を
見ると、みんな真面目に一生懸命考えて生きてるもの、
お母さんのその頃は、もっといいかげんだったなー」と言うと
何だかちょっと嬉しそうな顔をしてました。
全く、子供はすごい!
若いいのちは、体も心も柔らかく、堂々と生きている。
子ども達の作品を見ていたら、まど みちおさんの
「りんご」という詩を思い出しました。
りんご
りんごをひとつ ここに おくと
りんごの
この 大きさは この りんごだけで
いっぱいだ
りんごがひとつ ここに ある
ほかには
なんにも ない
ああ ここで
あることと ないことが
まぶしいように
ぴったりだ
(まど みちお)
先生が講師で行かれたので、お手伝いに行ってきました。
中学・高校に呼び掛けたというので、中高生にうけるように私は
コブクロのTシャツを着て行ったのですが、なんと小学生がずらり!
畳一畳に近い大きさの紙に、大きな筆で書くのです。
墨を含んだ筆の重さは、半端ではなく大人だって思うように動く事が
出来ないのです。
紙の大きさと筆の重さにひるみ、私もまだ挑戦出来てない大きさです
子供達はどうするのだろうと見ていると、「重てえー」などと
言いながら、何でもない顔をして書いていくのです。
彼らの身長からすると、全体の字が見えているとは思えないのですが
ちゃんと紙に納まっているのです。
しかも、一つの作品としての字になっているのです。
私たちは作品にするまで、そうとう書かないと出来ないのに…
子供ってすごい!とカルチャーショックを受けて帰ったら、
息子が「お母さん、近頃の若者はって言うけど、捨てたもんじゃ
ないよ。震災ボランティアにみんな協力してくれるんだよ」と
言うのです。
私も「本当にそうだよね。初女先生の講演会に来る若い人を
見ると、みんな真面目に一生懸命考えて生きてるもの、
お母さんのその頃は、もっといいかげんだったなー」と言うと
何だかちょっと嬉しそうな顔をしてました。
全く、子供はすごい!
若いいのちは、体も心も柔らかく、堂々と生きている。
子ども達の作品を見ていたら、まど みちおさんの
「りんご」という詩を思い出しました。
りんご
りんごをひとつ ここに おくと
りんごの
この 大きさは この りんごだけで
いっぱいだ
りんごがひとつ ここに ある
ほかには
なんにも ない
ああ ここで
あることと ないことが
まぶしいように
ぴったりだ
(まど みちお)