~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

生きるということ~岩崎航

2016-04-30 23:07:35 | 日記

今、筋ジストロフィーの詩人岩崎航さんの番組を

観終えたところです。

筋ジストロフィーは、全身の筋力が衰えていく病気です。

岩崎さんは人工呼吸器をつけ、食事はお腹に

チューブを入れる胃ろうで、24時間全介助の生活を

送っています。

岩崎さんを見ていると、むき出しのいのちがそこに

あるようです。

彼は五行歌という五行からなる詩を書いています。

いのちに直結した言葉が詩となり、紡がれて行く

五行歌と向き合うと、自分の生きる姿を問われて

いる気がします。

岩崎さんは、「自分に書けるのは、命の奥にある

生きたいという気持ち」と語っていました。

きっと誰の心の奥にも「生きたい」という気持ちは

あるのだと思います。

でも、生きていることが当たり前のことだから

この心の奥の声が聞こえない…

岩崎さんの五行歌を読むと、自分の心の奥の

声に耳を澄ませてみようという気持ちに

なるのです。

    青春時代というには

    あまりに重過ぎるけれど

    漆黒とは光をうつす

    色のことだと

 

    自分の力で

    見いだした

    ことのみが

    本当の暗闇の

    灯火(ともしび)となる

 

    囚われていた心

    闇の中より

    方途を求めて

    覚悟の祈りは

    光を見いだす

 

    鳴呼僕も

    生きているんだ

    青空の

    真っ只中に

    融け込んでいる  

                   岩崎 航  

 

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凹みから立ち上がれ

2016-04-28 22:31:19 | 日記

色んなことがあった1週間でした。

思い切り凹んでいましたが、立ちあがらなければ!

なぜか、落ち込んでる時って講演会のお申込にも

影響してくるのです。

凹んでいる上に忙しくて…

初女先生はどんなに忙しくても、忙しいとは言いません

でした。

決まって、「混雑していますので…」でした。

先生は『「忙しい」という言葉を、わたしはなるべく

使わないように」しています。「忙」という漢字が

「こころを亡ぼす」と書くことからわかるように

「忙しい」と思って口にすることは、決して

望ましいことではないと思うからです。』と

言われています。

ついつい「忙しい」と言ってしまいますが、

言えば言うほど自分のこころをダメにしているのかも

しれません。

急に、ちくちくとお裁縫をしたくなりました。

こんなことからも、こころを立て直すことが

出来るかもしれません。

初女先生も「手を動かすことによって

こころも落ち着きます。

疲れも消えていくのです。」と言われています。

そうだ、久し振りに、針を持とう!

 

 

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新しい一歩「いのちのエール」

2016-04-26 20:55:17 | 日記

もうすぐ5月の大型連休が始まります。

毎年、今頃になると森のイスキアに思いを馳せて

いました。

連休の頃が、弘前城の桜が満開になるのです。

お城でお花見をしてからイスキアに行ったら

かなり遅くなってしまい、初女先生が夕食を整え

待っていて下さっていたこともありました。

先生は今年からは、新しいかたちでイスキアを

やっていきたいと言われていたそうです。

いつでもみんなが来れ、来た人が一緒にご飯を

作る!そんな森のイスキア

今、森のイスキアは訪れる人を待って静かに

佇んでいるのでしょうか…

木々たちは、冬を乗り越えまたひとつ成長した

のでしょうか…

目を閉じれば、イスキアの風景が一つひとつ

蘇ってきます。

その風景の中に、初女先生を探そうとしている

自分がいます。

初女先生は、最後の著書「いのちをむすぶ」の中で

ひとりひとりに森のイスキアが宿っていると

書かれています。

そうであるなら、ひとりひとりの森のイスキアの

中に初女先生がいらっしゃるはずです。

7月15日の「いのちのエール」の講演会は

初女先生を追悼するというものではなく

田口ランディさんと一緒に、初女先生のことを

わかち合い、私たちに宿っている森のイスキアを

感じ、新しい一歩を踏み出す日になればと

思っています。

「もうできないと悲観するのでなく、

希望を持って次の展開を待っています」

『いのちをむすぶ』の中の先生のこの最後の

お言葉が、私の中で木霊(こだま)しています。

 「いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ」

  (親子室もあります)

http://www014.upp.so-net.ne.jp/m-komorebi/2016.7.15/index.htm

 

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「墨人展」

2016-04-24 23:41:29 | 日記

今日は上野に書展の搬入に行って来ました。

私達の「墨人展」の会場である東京都美術館の前に

朝の9時からすごい行列が出来ているのです。

「若沖展」が開催されているのです。

私も書展の会期中に観たいと思っていますが

入れるだろうかと、心配になりました。

新緑の頃に、毎年上野公園に来れるのは

幸せだなって思いました。

上野の木々の緑は本当に美しいです。

飾り付けが始まり、ふと自分の作品に目をやると

私のだけ、子どもが書いたような書なのです。

恥ずかしいけれど、あんな大きなものを持って

逃げるわけにも行かず…

しかし、先生方や他の人の作品はすごい迫力

4月に個展で「荒城の月」を歌に合わせて書かれた

S先生の作品があり、あの時の感動が蘇って

来ました。

狭い場所で照明もあまりなかった中で観た

あの書の静かな輝きは、確かなものだったんだ

と、美術館に展示された「荒城の月」を観て

思いました。

会期中、来る度にこの作品が観られるのは

嬉しい嬉しいことです。

     「墨人展」

 上野 東京都美術館 4月25日~30日

    (9時半~5時半最終日は12時半)

        

 

 

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「いのちをむすぶ」~初女さんの言葉

2016-04-23 14:14:44 | 日記

昨日は、心を落ち着けて人と会わなければいけない

ことがありました。

約束の時間より1時間早く駅に着き、喫茶店に入って

初女先生の「いのちをむすぶ」を、最初から読みました。

一つひとつの言葉が、とても深いです。

すべて先生の体験から生まれてきた言葉だからです。

この本を読んでいると、「愛と感謝」があれば

生きていけると思えるのです。

先生の自愛に満ちた眼差しを感じます。

 『苦しみから立ち上がるには、

 人のために動くことです。

 喜びに満たされてときも、

 人のために動くことです。

 人のために働き、人に喜んでもらえると

 なにものにも代えがたい、

 深い感動に満たされます。

 それは、誰もが持つ天性です。 』

94年の初女先生の人生がここにあります。

最後のひと息まで、人のために生きられた

初女先生の人生が…

 

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「祝福の海」

2016-04-21 22:17:08 | 日記

今日は、7月15日のチラシを持って大塚で行われた

小さな映画会に行ってきました。

「祝福(いのり)の海」という祝島から福島へという

映画です。

この映画を撮った方は、大学を卒業し自分は平和の

為に何が出来るだろうと、世界を歩きそして

この映画製作に至ったのです。

祝島は中国電力が原発を作ろうとしていた

瀬戸内海に浮かぶ小さな美しい島です。

住民は海はみんなのもの。海を売ることはしないと

反対していましたが、強硬に海の埋め立ては

始まろうとした時に、3.11が起きたのです。

こう書くと、原発反対映画のように思われますが

普通の人が普通の生活を送りたいという

人間として当たり前の願いが、底辺に流れています。

祝島の普通の生活は、自給自足の生活です。

今では、それは特別なことになっていますが、

私たちの祖先は自給自足で生活していたのです。

この映画を観終わったとき、若い人による

新しいガイア(ガイアシンフォニーの映画)が

誕生したと、思いました。

希望に包まれ、すごく元気が出て来ました。

集まったのは20人足らずでしたが、前日大阪から

来ていた初女先生の支援者であるkさんが

みなさんにおむすびを作って来て下さり

初女さんのおむすびを頂きながら交流会と

なりました。

私も7月15日の講演会のことをアピールさせて

もらいました。http://www014.upp.so-net.ne.jp/m-komorebi/2016.7.15/index.htm

その時に、初めて初女先生の講演会をやった時

チラシを持っていろんな集いに行ったことを

思い出し、原点に返らなければと思いました。

「祝福の海」は素晴らしい映画です。

今度の土曜日も大塚で上映があります

是非、一度は観て欲しい映画です。

 「祝福(いのり)の海}

2016年4月23日(土) 13:30~16:30
上映協力費: 2,000縁(お茶菓子つき) こども無料
場所: スペースMURO(豊島区巣鴨4-5-2)

 JR山手線大塚駅北口から徒歩6分
お申込み: 電話0 8 0 - 3 2 4 9 - 5 1 1 0(トミナガ)
メールe m i e m i c h a n n e l @ g m a i l . c o m
お名前、日時、参加人数を明記の上お申込ください

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お役に立つ

2016-04-20 20:54:38 | 日記

先日、60歳を過ぎた友人が「この歳になって初めて

人の為に生きるっていうことを知った。

今まで自分の為に生きてきた」と言っていました。

そうか…

私は、子供を亡くした時に、生きるのが辛くてその時

人のためなら生きれるかもしれないと思いました。

でも、人の為と思っていて実はそれは自分の為に

なっていることを知ったのです。

初女先生は

『私たちは人に仕えるために生まれてきました。

”何のために生きるのか”

”どうして生まれてきたのか”と、頭を悩ませるより

人さまのお役に立つよう動いてください。

元気に挨拶するだけでも

じゅうぶん人を喜ばせることができますよ。』と

言われています。

元気に挨拶することも、人のお役に立つこと

なんですね。

 

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心配ごとは…

2016-04-19 17:44:13 | 日記

今日のランディさんのツイッターに

『心配ごとの多くは、ほったらかすと実現するし、

早めに手を打っておくと実現しない。心が安心して、

よくないことを意識しなくなるからかな? 

心配をやめて心を配るといいよ。』と書いてありました。

この言葉通りのことを、昨日今日と体験しました。

昨日はびっくりぽんのことがあり、疲れてしまい

ブログも書けませんでした。

心配事はいつまでも引きずっていてはいけないと、

心を切り替え行動したら、すごく楽になったのです。

そして、ランディさんのこの言葉に出会って、

まるで私のことみたい!と思ったのです。

人間、欲がなければ何とかなるんだな~という気が

しています。

初女先生は、欲も我もなく何かあると

「自然に任せましょう」と言われていました。

そして、良いことも悪いことも神様の計らいと

受け留めていらっしゃいました。

つくづく凄いな~と、思います。

ランディさんの言われるように、心配事は

早めに手を打つに限りますね。

結果はわかりませんが、心の持ちようが

まるっきり違います。

「心配をやめて、心を配る」

ランディさん、この言葉いただきます!

有難うございます~

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唯、祈ることしか出来ません

2016-04-16 23:51:58 | 日記

何ということが起きているのでしょう

日本は地震が多い国であることは、分っているけれど

これ程とは…

何も出来ず、いっときも早く地震がおさまる事を祈る

ばかりです。

地震に追い討ちをかけるように雨雲が来ている

ようです。

どんなに科学が発達しても、人間を超えるような

人工知能が出来ても、自然の驚異の前には

どうにもならないことを感じています。

被災地に配られる食料をみると、ああ~おむすびを

結んで届けたいという思いにかられます。

初女先生は、東日本大震災から3年経った時に

「震災前から私は、まず人でも物ごとでも受入れること

と言い続けてきました。受け入れないことには何も

進まないので、どんな場合でも受け入れ、

いまこのときほど確実なことはないので、

将来に思い描いた理想にまっすぐ向かうのでは

なく、いまを生きることでいきましょう、と言って

きました。そう言っていた”いま”が3月11日

だったわけです。

これは誰にもわからなかったこと。

でも事実としてはっきり出てきたので、

それを受け入れて、いまより少しでもいいから

よい状況にもっていきましょう、というふうに

思っています。まずこの生活から…」と書かれて

いました。

初女先生は震災後に福島にも行かれていたので

福島の人達の苦しみも受け留めながら、この文章を

書かれたことと思います。

私達の先祖も、こういう思いで様々な自然災害と

向き合い乗り越えて来たのでしょう…

今は何も出来ません。

唯、祈ることしか出来ません。

良いことも悪いことも受け留めて

生きて行くのですね…

 

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他人に起こることは自分に起こる

2016-04-15 08:02:25 | 日記

九州で大きな地震がありました。

余震が激しく、まだ寒いこの季節に屋外で毛布一つで

過ごす人たちが、テレビの画面に映し出されていました。

どんなに寒く不安な夜を送ったことでしょう。

阪神淡路・東日本・熊本で、これだけ大きな地震が

あり、日本が地震大国だと実感していても

自分に起こらないと、やっぱりどこか他人事に

なってしまうのです。

初女先生は、おばあさんに「他人に起こることは

自分にも」と、聞かされて育ったそうです。

初女先生は、何かあると「人様に起こることは

自分にも起こる」と、何度も言っていました。

だから、初女先生は他人事というとらえ方は

決してなさいませんでした。

テレビに車椅子のご老人が、瓦礫を拾い

ひざの上に乗せ、何度も往復しながら片付けて

いました。

こんな中で、途方にくれることなく、例え小さなことでも、

自分に出来ることをやる、その前向きさが

生きる力になっていくんだろうな~と、思いました。

 

 

 

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