~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

言葉を超えて…

2014-11-29 17:02:01 | 日記

何だろう、この静けさは…

空気までもが神聖になってくるような、深い静けさ

 「深き森の語らい」で、先ず感じた静けさ、

これはどこから来るのだろう…

対談のことを伝えたいと、何度もパソコンを開いたが

言葉が出て来ないのです。

あまりに深くて…

いつも、講演会が終わり、初女先生を羽田に

お送りして、家に戻るとすぐにお礼のファックスを

出すのです。

先生からも、労をねぎらう優しいお言葉が

届くのです。

ところが、今回は私も先生も共に沈黙の中に

いるのです。

この気持ちが、簡単には言葉にできないので…

ランディさんが何年も前にイスキアに訪れた時

帰り際に初女先生が「言葉を超えてね…」と

言われたそうです。

そのことが、長い間の宿題になっていると

ランディさんは書いていました。

「言葉を超えてね」

この対談が決まってから、私も何度も

この言葉を呟いていました。

言葉を超えたものは、行動と

方程式を解くようには、答えはまわって

来ないのです。

すべてのプログラムが終わり、ご挨拶をして

舞台の袖に入ると、初女先生が座っていました。

私は先生の膝に顔を埋め、「やっとここまで来ました

やっと、ここまで…」と、言って溢れる涙が

抑えられなくなったのです。

初女先生も、私を包むようにして涙していたようです。

直ぐ横にいたランディさんが、すごく温かい眼差しで

「よかったね。よかったね。」と言って下さいました。

少し経ってからロビーへ行くと、沢山の人で溢れて

いましたが、どの方も皆、実に晴れ晴れとした

お顔で帰って行かれるのです。

初女先生と古くからのご縁のある方が

「これは奇跡の対談だよ」と言われました。

言われた時、私は意味が分かりませんでした。

でも、時間が経っても、この思いを言葉に出来ない

自分を見つけた時に、気がつたのです。

この「深き森の語らい」は、言葉を超えたのだと…

対談が言葉を超えるなんて、有り得ない事です。

人の思いを超えたところで運ばれたから、

このようなことが起こったのかもしれません。

翌日、長い時間をかけて、皆さんの感想を

読まれた初女先生が「二十数年間こういうことを

やってきたけれど、このようなことは初めてだよ」

と、言われました。

今回は、少しでも「我」が入ると止まってしまい

「無私」の状態でないと、進まない事が本当に

苦しくも在り大変でした。

初女先生が対談の中で「祈りとは、自分が無い

ところのものだ」と言われていました。

この「深き森の語らい」は、祈りとして運ばれて

いたのだと、初めてわかりました。

だから、言葉を超えることができたのでしょう。

初女先生、ランディさん、参加して下さった皆さん、

最後まで私を支えてくれたスタッフのみんな

この感謝の気持ちを、私は言葉にすることが

出来ませんが、

このことをやらせて頂いて本当に良かったです。

有り難うございました!!

 

 

 

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自分が…

2014-11-27 23:34:36 | 日記

「深き森の語らい」は、ランディさんの語る

「自分が」という詩が、深き森へといざなってくれました。

ランディさんの紡がれる言葉が、合わせ鏡のように

びったりと自分に重なってくるのです。

自分が、自分がと言って生きて来た自分に…

自分の人生なのだから、自分の好きに生きていいと

思っていた自分がいたこと…

子どもが生まれ、自分の思いを子どもに投射しようと

していた…気がつきもせず

その子どもを突然失い、自分を喪失したこと…

荒野に一人取り遺された自分

孤独と悲しみに自分が呑み込まれていった…

その中で、ただ一条の光を求めるように

「悲しみ、苦しみを抱えても、真っ直ぐ前を向いて

歩いている人に会いたい」と、願っていました。

そして、佐藤初女さんに出会ったのです。

田口さんの詩は、私の歩いて来た道でした。

深き森は、私の心の中に確かにあるのです…

田口さんの詩にいざなわれ、分け行った深き森

その中で、初女さんと田口さんの語らいが

始まりました。

「深き森の語らい」が…

 

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「深き森の語らい」

2014-11-25 20:59:34 | 日記

11月24日「深き森の語らい」

この集いが、あまりにも深くまだ言葉がでてきません。

今朝、初女先生と二人で皆さんが書いて下さった

感想を時間をかけて読みました。

先生は「私は二十数年間このようなことをして来て

いるけれど、こういうのは初めてだよ」と深く思いを

寄せていました。

私も感想を読んで、今回初めての方がこんなに

多かったのかと、驚きました。

若い方が多く、一人ひとりの気づきが実に深いのです。

先生が「深き森の語らい」、これが意味をもってきて

いるね。と言われました。

最初のランディさんの詩が、深い自分との対峙を促す…

心の中の深き森の存在に気づく自分がいる…

会場の静けさが、空気がそのことを伝えていました。

今日は、何だかここまでしか書けません…

深すぎて…

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お花に元気をもらい

2014-11-22 18:24:40 | 日記

いよいよ明日は、初女先生とランディさんと

何年振りかの対面となるのです。

明日の今頃は、みんなで食事をしているのかなと

思うと、何だかドキドキしてきます。

17日の月曜日に、川崎から青森に帰った先生が

再び来て下さるのです。

ランディさんも25日は、読書会で再び東京に来て

そのまま信州へ行かれると、ツイッターに書いて

ありました。

こんなにお忙しいお二人が来て下さることに

本当に感謝です!

一体、どんな対談となるのでしょう

神さま、仏様しか知らないかもしれません

忙しくて、祭壇のお花も買いにいけませんでした。

10月27日の命日に頂いたお花が、頑張って

咲いてくれていたので、お花まで協力して

くれている感じがします。

そしたら、今日は突然のお客様が…

何と、創の中学の時の保健室の先生が

お子さんを連れて訪ねて来て下さったのです。

息子が亡くなった時、倒れた場所が学校だったので

「やまちゃん、元気に帰せなくて、ごめんなさい」と

ずっと泣いてくれていた先生です。

毎年、欠かさず命日にお花を贈って下さり

私はお返しに、いつも初女先生の本を送って

いました。

先生の二人の元気な男のお子さんをを見たら、

うちの子ども達が小さかった頃を思い出しました。

上の子は3年生と…

あ~大地お兄ちゃんを亡くした年齢だ。

3年生って、こんなにあどけなかったんだと

思うと、大人でも背負いきれない悲しみをよく

乗り越えたものだと、つくづく思いました。

久し振りにお会いした先生と、言葉を交わす前に

お互い涙が先になってしまいました。

先生が下さったきれいなお花が、祭壇を明るく

してくれました。

命日からのお花と今日のお花に、元気を

もらいました。

さあ、頑張るぞー

あっ、顔晴るだった…

 

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「我晴って

2014-11-21 22:52:06 | 日記

11月24日が目の前になってきました。

今日は、仕事を休み一日中、準備をしていました。

今回で6回目になる「初女さんと結ぶ心のおむすび」

ですが、いや~今までで一番大変でした。

宿泊よりも大変でした。

何が大変だったのと、聞かれたら答えられないのです。

最初は、対談が初めてだからかと思っていましたが

そうでもないのです。

ある方が、大物の先生が二人だからと、言われましたが

それを考えたら、もう出来っこないし…

一番大変だったのは、自分の「我」です。

今までは「一人でも多くの人に、初女先生と出会って

欲しい」と思ってやってきましたが、これって「我」

なんだと気がついたのです。

今回は、この「我」が少しでも出ると、止まってしまい

先に進まないのです。

だから、本当に一つ一つでした。

以前は、何でも受け入れなければいけないと思い

受け入れては苦しみ、断っても苦しむという状態

でした。

けれど、「我」がないところでは、断っても苦しく

ないのです。

初女先生は、もう、ある意味超えてらっしゃるから

すべてを受け入れることが出来るのですね。

すべてを神さまお委ねしているから、

受け入れられるのですね。

「深き森の語らい」のここまでの道程は、本当に

苦しかったけれど、一生ものの気づきを頂いたかも

しれません。

最後まで、心を尽くしでいこう…

kさんに「頑張りまーす」と、メールしたら

「我んばらずに、顔晴って」と、返信がきました。

ほんと、顔晴って行きたいと思いました。

顔晴って、いくぞー!

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不意の涙

2014-11-20 22:31:04 | 日記

朝一番で宅配便が着きました。

息子の幼馴染のMちゃんからです。

11月24日の講演会の時に、流すBGMを選んで

送ってきてくれたのです。

Mちゃんは、息子の月命日の時に、息子を忍び

東京音大の先生が弾いたピアノを聴いて、音大の

付属高校に行くことに決めたのです。

今は音大を卒業し、お嫁に行き遠くに暮らしているので

もう、数年会っていませんが、時々メールで

「おばちゃん!」と言ってくれる、可愛いお嬢さん

です。

会場に流す、BGMを考えていた時、ふっと

Mちゃんが浮かんだのです。

明るい感じの曲を!と頼んだらCDが何枚も

送られてきました。

包みを開けて、そのCDを見た途端、涙が

溢れて、止まらなくなりました。

なぜだか自分でもわかりません…

ただ、こういうかたちでMちゃんに関って

もらえることが嬉しくて…

創もどんなに喜んでいることでしょう。

Mちゃんに涙が止まらなくなったと、メールすると

心を込めて準備したからかなと、返信がきました。

色々な人の思いが、集まって「深き森の語らい」に

なるような気がしました。

ランディさんからも、メールがきました。

初女先生から、「しかない煎餅」が届きました。

いよいよです!

最後まで心を尽くして行こう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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深呼吸して

2014-11-18 23:14:11 | 日記

「深き森の語らい」が秒読みとなりました。

今日は、スタッフが集まり最後の作業となりました。

Nさんの家で、今か今かとチケットが届くのを待って

いました。

車の音がする度に、来たかな?と、窓の処に

飛んで行き、子どものように首を長ーくして

待っていました。

ピンポーンという快い音と共に、荷物が届きました。

ドキドキしながら開くと、そこには小さな深き森が

ありました。

裏を返すと、初女先生とランディさんの言葉が…

チケットに力をもらい、皆で作業をすると

一人では途方もないようなことも、楽しくて

あっという間に終わりました。

みんなの思いのこもったチケットとなりました。

これは、捨てられないぞ!というチケットに…

「深き森」がひたひたと近づいてくる感じです。

初女先生は、「すべてを神さまにゆだねる気持ちです」

と、言われていますが、私もやれることは、すべて

やって、後は神さまにお任せしよう。

さあ、深呼吸して…

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思いが重なる時

2014-11-16 23:39:44 | 日記

離れていても、思いが重なる時があります。

これはなぜなのでしょう…

思いとは…

初女先生から、同じ思いです。というファックスを頂き

ました。

今日は、川崎の初女先生の講演会に行きました。

来週、逗子に参加して下さる皆さんの気持ちを

少しでも感じたいと1時間前に行って並びました。

並んでいる時から、もう始まっているんだなと

思いました。

会場に入り、何人かの方とおしゃべりしていて

ふと、気がつくと初女先生が座っていらっしゃる

のです。

先生も私に気づいて下さり、二人で小さく手を

振りあいました。

言葉ではない会話が先生と私を繋いでくれました。

今日は講演会の後に、先生とお会いできることに

なっていたので楽屋に行くと、入れ代わり

立ち替わり、色々な方が会いに来ていました。

誰もいなくなった時に、Yさんに「直さん」と

促され、先生と二人きりになりました。

先生の両手を握っていたら、涙があふれてしまい

言葉を殆んど交わしませんでした。

初女先生が後で「直さん、泣いたからよかった

ようだよ」と言われていたそうです。

自分でも、何で涙が出てしまったか分からないの

ですが、先生から力を頂き、頑張れそうです!

1週間もしない内に、また飛行機に乗って

来て下さる先生を思うと、どんなに心を尽くしても

足らないような気がします。

「深き森の語らい」に向けて、初女先生とランディさんと

思いを重ねていこう…

 

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待つ心

2014-11-13 22:49:00 | 日記

今回の「深い森の語らい」は、私に本当に大切なことを

教えてくれています。

信じて待つという「待つ心」もそうです。

初女先生のお言葉が届き、チケットのデザインを

して下さる方にメールで送ったのですが、お返事が無く

11月24日が迫って来る中、ドキドキしながら待って

いました。

「信じて待つ」と、心の中で自分に言い聞かせて

いましたが、やっぱり不安になって、留守電に

メッセージを入れたり、ショートメールをしたりして

しまいました

昨日、連絡が取れたときには、感謝で一杯に

なりました。

夕方、パソコンを開くと、チケットのデザインが

送られてきていました。

「深き森の語らい」が森の中に包まれているような

デザインです。

裏には、初女先生とランディさんのお言葉が…

パソコンの画面を見ているだけで、胸が一杯に

なって、この気持ちを表す言葉が見つからなく

なりました。

 私は最後の最後に待つ心が、不安に負けて

デザイナーさんにメールや電話をしてしまったのです。

ダメだなーと、自分にガッカリしましたが、

スタッフのみんなや、沢山の人の思いと助言に

支えられてここまで来ました。

初女先生は「これ以上は出来ない」というところまで

なさいます。

今回、私も初めて初女先生のその思いを体験

することが出来ました。

自分の出来ることは、本当に小さくて、小さくて

感謝なしには、進めない「深き森の語らい」への

道のりです。

 

 

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言葉を知る~田口ランディさんの講演会

2014-11-12 17:46:54 | 日記

昨日は、仕事の後に有楽町のランディさんの講演会に

飛んで行きました。

「禅をきく」という、臨済宗主催の講演会です。

先に会場に着いた主人から、「おい、坊さんばっかり

だぞ」という、不安メールが…。そりゃあ主催が

お寺だもの、当たり前じゃん!と思って有楽町に

着くと、もうそこからお坊さんが立っているのです。

会場に着くと、偉いお坊さんなんだろうなと思われる

方々が、「先生、先生」と言っているので、私はお茶の

先生でもいるのかしらと思って見たら、白い着物姿の

ランディさんでした。

思わず「田口さ~ん!」って呼んでしまいました。

田口さんも「山崎さ~ん」と…

短く立ち話をして、田口さんはお坊様に囲まれて

消えて行きました。

後姿に、作家・田口ランディを感じました。

やっぱり、司会もお坊様で、初めのご挨拶が

もう、講話のようでした。

この雰囲気の中で、ランディさんは何を語るの

だろうと思っていましたが、ランディさんらしい

ガツンとくる話でした。

「悩みの本質は何だと思いますか?」

客席に向かってこんな質問を投げかけたのです。

「いきなり言われたって」と、必死に考えていたら

田口さんは、いとも簡単に「言葉です」と言われた

のです。

そして、「悩みとは言葉なんです」と…

私たちの頭の中は、たえず言葉があります。

声に出さない言葉は、始終何かを言っています。

それが、ネガティブな独りごとであると、精神が

辛くなってくるのです。

2011年の大震災・原発事故の後に、ネガティブな

情報が多量にでてきました。

震災以降、坐禅や瞑想をする人が増えているのは

坐禅や瞑想は、言葉のない世界だからだそうです。

ランディさんは、孤独な独りごとは、他人のことを

考えられない。

自分が苦しいのは、自分の中の悪い司令官が

ネガティブな言葉を発するからで、その言葉を

遮断しなくては、と言われていました。

ランディさんのお兄さんは、この言葉にやられ

自らの命を断ってしまいました。

ランディさんは、父親はアルコール依存症で

暴力をふるう、兄は父を恨み引きこもる

母は神経症になる…この環境の中でこの循環に

呑まれない為にランディさんは、携帯を掛けるふりを

して、自分の脳の中の言葉に、声を出して話しかけた

そうです。

声をだして話すことによって、頭の中の悪い司令官

の言葉を遮断出来たそうです。

悩みは言葉だ

言葉は左脳

右脳はこの世界が一つであることを知っている

言葉のない世界が坐禅であり、瞑想である…

まだ咀嚼出来ていませんが、ランディさんの

お話を聞かなかったら、私は一生「悩みの本質」が

分からなかったと思います。

何か、すごい気づきを頂いた気がします。

講演が終わり、20分休憩に出て来た

ランディさんは、休憩時間にサイン会をしていました。

お坊様のなさることって、結構ハードだと

感心しちゃいました。

心にずしりときた、ランディさんの講演でした。

行って良かった…

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