~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

谷川俊太郎の最期の詩

2024-11-28 23:43:49 | 日記
谷川俊太郎さんが
亡くなり、色んな方が
facebookに谷川さんの
詩を載せていました。
谷川さんは、校歌も沢山
作詞していて、詩人で
食べていけるなんて
思わなかったから、
来る仕事は全部受けたと
言ってました。
確かに沢山の詩を遺して
行ってくれました。
詩を身近なものにして
くれたのも谷川さんだと
思います。
これだけ書いたから
もういいでしょうと、
谷川さんはあちらの世界に
逝ったのに、遺された
私達は、もう谷川俊太郎の
新しい詩を読むことが
出来ないと、寂しがって
いるんです。
欲張りですね〜
谷川さんの最期の詩は
『感謝』でした。
谷川さん、私達の方が
感謝です。
谷川さんの詩が
心を潤し
心を耕し
心を目覚めさせます。
沢山の詩を有難う
ございます。

    『感謝』
目が覚める
庭の紅葉が見える
昨日を思い出す
まだ生きてるんだ

今日は昨日のつづき
だけでいいと思う
何かをする気はない

どこも痛くない
痒くもないのに感謝
いったい誰に?

神に?
世界に?宇宙に?
分からないが
感謝の念だけは残る

      谷川俊太郎



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おむすびの旅を終えて

2024-11-26 00:21:17 | 日記
21日から24日まで
静岡〜名古屋おむすびの旅
に行って来ました。
磐田、浜松は去年も
やらせて頂きました。
どの講習会もとても深い
ものとなりました。
人数が多いから難しいかな
と思った処も、ちゃんと
初女さんのおむすびの祈り
が伝わって行くのを感じ
ました。
やっぱりおむすびは日本人
にとってソウルフードなん
ですね。
初女さんが、おむすびは
シンプルだから難しいと
言ってましたが、その通り
です。
88歳の男性が一生懸命
結んでる姿に、ぐっと
来ました。
体がご不自由な女性が
「今まで食べたおむすびで
一番美味しかった!」と
満面の笑みで言ってくれた
時は、それはそれは嬉し
かったです。
双子ちゃんの小学生が
テンションが上がっていた
のに、話し始めると
ちゃんと場の雰囲気を
感じとり静かに聴いてくれ
ました。
初女さんのおむすびは
心と心を結んで行きます。
今年のおむすび講習会は
昨日で終了しました。
今回の3会場から、早くも
来年もやって欲しいと
言って貰いました。
双子ちゃんが、早速家で
おむすびを結んでいる
写真が送られて来て
嬉しくなりました。
おむすびを通して頂く
出会いは、初女さんからの
ギフトのようです。
23日は私の講習会を受けて
おにぎり屋さんを始めた
おにぎり転さんの
キッチンカーでおむすびを
結ばせて貰いました。
大繁盛で、行列が
出来ました。
私にとって、幸せを結ぶ
おむすび時間でした。
来年も、お声がかかれば
どこでも、軽やかに
飛んで行きたいです。
初女さんのおむすびと
おむすびの祈りを伝える
為に!


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谷川俊太郎の言葉

2024-11-21 04:55:18 | 日記
谷川俊太郎ショックが
まだ引きません〜
色んな人が谷川さんの詩を
載せています。
一人の詩人の死が
こんなにも大きいなんて…
谷川さんの詩が、みんなの
心をぽっと明るく照らした
そんな思いが残っている
からなのでしょうか…
生前の谷川さんの言葉を
ちょっと拾ってみました。

『自分の言葉じゃない
言葉を扱うには、自分を
空っぽにしないと
いけない。
自分をどう空っぽにして
言葉を待つか、みたいな
ことです。

『作品がうまく出来れば
満足だけど、それが真理
を示しているとか、
そんな気は全くなくて、
きれいで人が楽しんで
くれればいい。
芸術家というよりも
言葉の職人っていうのかな
自分としては「職人」と
言いたいんですよ

『平和ってのが当然で
あるのに、戦争と平和
っていうふうに反対語の
ようにとらえるのは、
ちょっとおかしいんじゃ
ないかと。
我々の日常生活ってのは、
平和がまず先にあって、
そこに戦争が侵入して
くる。
地道に毎日の生活を
ちゃんと続けていくって
ことが平和だということ
だろうと思いますね。
基本的にそういう人間の
普通の生活を信じて、
それを守るということしか
戦争反対の道はないと
いう気がするんです。
それが、たった一人で
あってもね。』
谷川さんは「無名性」に
あこがれがあり、
読み人知らずなんていう
ふうに残っていくのが
一番いいと言われていた
そうです。
谷川俊太郎の詩は、
どんな時代が来ようとも、
人の心を明るく照らし、
希望を与えくれる
そういう詩です。
谷川俊太郎さん
沢山の詩を遺してくれて
有難うございます。

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谷川俊太郎さんを想う

2024-11-20 00:13:19 | 日記
今朝、田口ランディさんの
facebookを見たら、
谷川俊太郎さんが亡くなった
と書いてあり、ショックで
言葉が見つかりません
でした。
谷川さんの詩に何度励まさ
れたことか…
谷川さんの詩の朗読会も
息子さんとのコンサートも
行きました。
難しいことを易しい言葉
で伝えてくれていました。
谷川さんの詩には
ユーモアがあり希望があり
読むと背中をそっと押して
もらえるような気持ちに
なりました。
最期に書いた詩が
『感謝』だったそうです。
92歳、充分生きてくれたと
思いますが、まだまだ
生きて言葉を贈って
欲しかった…

しぬまえにおじいさんの
   いったこと
       谷川俊太郎

わたしは、かじりかけの
りんごをのこして
しんでゆく
いいのこすことは
なにもない
よいことは 
つづくだろうし
わるいことは
なくならぬだろうから
わたしには
くちずさむうたが
あったから
さびかかった
かなづちもあったから
いうことなしだ

わたしの
いちばんすきなひとに
つたえておくれ
わたしは
むかしあなたを
すきになって
いまも すきだと
あのよで
つむことのできる
いちばんきれいな はなを
あなたに ささげると

谷川さんが編んだ詩集
祝魂歌より
『今日は死ぬのに
 もってこいの日だ』
    プエブロ族の古老
今日は死ぬのに
もってこいの日だ。
生きているものすべてが、
わたしと呼吸を
合わせている。
すべての声が、
わたしの中で合唱している。
すべての美が、
わたしの目の中で
休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、
わたしから立ち去って
いった。
今日は死ぬのに
もってこいの日だ。
わたしの土地は、
わたしを静かに
取り巻いている。
わたしの畑は、
もう耕されることはない。
わたしの家は、
笑い声に満ちている。
子供たちは、
うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのに
もってこいの日だ。
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森のイスキア

2024-11-16 23:16:31 | 日記
昨日、私の敬愛するKさんが
森のイスキアに行って
来たと写真と動画を送って
くれました。
(特別に開けて下さった
 ようで)
イスキアスタッフの皆さん
の懐かしいお顔が…
動画には、いつも集った
イスキアの一階のお部屋と
台所が映ってました。
誰もいない台所が目に
入ったら涙が溢れて
しまいました。
初女さんが亡くなった後の
空っぽのお湯のない
お風呂を見た時も、
やっぱり涙が止まらなく
なりました。
イスキアに行くと、
お風呂に入って!と声を
かけてくれる初女さんが
いて、私はイスキアの
温泉が好きで、いつも
朝風呂まで頂いてました。
台所に立つ初女さんの横に
小さい子どものように
くっついて初女さんの
『味見する?』を待って
いました。
初女さんのお部屋に
こっそり入って二人きりで
おしゃべりしたり…
イスキアは私にとって
故郷でした。
もし、貴方の原風景は?
と聞かれたら、間違いなく
森のイスキアと答える
でしょう。
悲しみの底から立ち上がり
新たな一歩が踏み出せた
場所。
来年は森のイスキアに
行ってみよう。
初女さんが言っていた
『ひとりひとりに森の
イスキアが宿っている…』
そのことの意味が分かり
ましたと初女さんに
伝えなければ…
でも、おむすび講習会で
いつも初女さんの存在を
感じているから、きっと
初女さんは、分かって
いると思うのです。

私は森のイスキアを
拠点に悩み苦しむ人たちの
ためにお料理をつくり
一緒に食べて、お話を聴く。
そのようにしてささやかな
活動を続けてまいりました
形にもなってないし、
決まりごともありませんが
食べることを大切にして
おります。

ともに食することは、
ともに在ること。
どんなに言葉を尽くして
話すより深いところで
通じ合えます。
      佐藤初女
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食はいのち〜伊勢原にて

2024-11-12 23:52:41 | 日記
土曜日は伊勢原に
おむすび講習会に行き
ました。
伊勢原は高い建物がなくて
空が広く山があり、
外にいるだけで、心まで
開放されるような処
でした。
毎回、今日はどんな出会い
があるなかな〜と思い
出かけて行くのです。
この日、集ってくれた
皆さんの中には、
自然療法で知られる
東城百合子先生に学んだ
方が何人もいました
私も東城先生の本を
傍らに子育てしてました。
東城先生も食はいのちの
方だったと思います。
おむすびを結ぶと、皆さん
こんなに緊張して結んだの
初めてと言ってました。
初女さんの前で結ぶ時、
皆さんの手が震えて
いたのが忘れられません。
初女さんは、おむすびは
素手で結ぶからいいの。
手から気が出ているのと、
言われてました。
今、人が結んだおむすびは
食べられない人がいる
そうで、コンビニのなら
食べられるそうです。
何とも淋しい話です。
食べるということも信頼
関係に繋がるのですね。
初女さんは、美味しいと
思った時に心の扉が
開くのと言われてました。
伊勢原でも、皆さんが
こんな美味しいおむすび
食べたの初めてと言って、
おむすびを両手で持って
大切そうに食べていました。
いつだったか、男性が
このおむすびは片手では
食べられないと言われた
のを思い出しました。
皆さんが美味しそうに
食べてる姿を見るだけで
私も嬉しくなりました。
東城先生も食を大切に
された方です。
今更ながらですが、
お二人がお元気な時に、
東城先生と初女さんの
対談を企画すれば良かった
と、つくづく思いました。
どんなに響き合うお話に
なったことでしょう…
でも初女さんも東城先生も
皆の中に確かに生きて
いるから…
食はいのちですね!

食はいのち。
食材もいのち。
食は生活の基本です。

食をおろそかにすると
生活が乱れて
すべてのいのちに鈍感に
なります。
食を大切にする人は、
人をも大切にします。

食べることはいのちを
いただくこと。
おいしくいただくことで
食材のいのちが生かされ
人も生かされるのです。
       佐藤初女

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おむすびの祈り〜かえる助産院

2024-11-08 16:15:28 | 日記
6日は鷺ノ宮の
助産院でおむすび
講習会でした。
かえる助産院は
この地で10年も産後ケア
をやっているママ達の
オアシスのような処です。
アットホームの少人数
での講習会。
最初に自己紹介があり
企業されたママや
ママになり立ての方など、
元気ハツラツムードで
始まりました。
お米を洗い水加減をみて
ご飯を炊く、毎日繰り返す
何気ないことでも、心を
傾けるとご飯が美味しく
炊けることを実感して
もらいました。
そしておむすびを結んで
もらい皆で食べ、さて
ここからです。
初女さんの、そして私の
おむすびの祈りをお話し
しました。
気がつくと全員が涙して
いて、静かに深くこの祈り
が伝わって行くのを感じ
ました。
最後に一人ずつ感想を
言ってもらうと、涙し
ながら、それぞれの人が
心の奥底に抱えている
辛い思いを言葉にして
話てくれるのです。
初対面ということなど
関係なく…
今ここが森のイスキアに
なっていたのです。
辛い思いを話ているのに
みんな心が前を向いて
いるのです。
初女さんは、おむすびは
ソウルフードだと言って
ました。
魂の食べ物です。
私達の心の深いところに
魂が宿っていて、それが
自我じゃない、
本当の自分なんです。
魂に心を合わせれば
誰もが幸せになるように
人間はなっているそうです。
涙され話される人
その話に涙する人…
でも、帰る時には、
皆さん晴れやかな顔に
なっていました。
森のイスキアと同じ!
初女さんは、一人ひとりの
中に森のイスキアが宿って
いる…
そして内なる神がいると
言われてました。
だから大丈夫なの
崩れそうになったら
初女さんのあのおむすびを
一心に結べば、本当の
自分にかえれるから…

天国は、はるか彼方に
あるものではなく
今ここに始まっている
ように思えてなりません。
私にとっては、
苦しみがあっても
今、ここが天国です

     佐藤初女

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おむすびの祈り〜かえる助産院

2024-11-08 12:44:48 | 日記
6日は鷺ノ宮の
助産院でおむすび
講習会でした。
かえる助産院は
この地で10年も産後ケア
をやっているママ達の
オアシスのような処です。
アットホームの少人数
での講習会。
最初に自己紹介があり
企業されたママや
ママになり立ての方など、
元気ハツラツムードで
始まりました。
お米を洗い水加減をみて
ご飯を炊く、毎日繰り返す
何気ないことでも、心を
傾けるとご飯が美味しく
炊けることを実感して
もらいました。
そしておむすびを結んで
もらい皆で食べ、さて
ここからです。
初女さんの、そして私の
おむすびの祈りをお話し
しました。
気がつくと全員が涙して
いて、静かに深くこの祈り
が伝わって行くのを感じ
ました。
最後に一人ずつ感想を
言ってもらうと、涙し
ながら、それぞれの人が
心の奥底に抱えている
辛い思いを言葉にして
話てくれるのです。
初対面ということなど
関係なく…
今ここが森のイスキアに
なっていたのです。
辛い思いを話ているのに
みんな心が前を向いて
いるのです。
初女さんは、おむすびは
ソウルフードだと言って
ました。
魂の食べ物です。
私達の心の深いところに
魂が宿っていて、それが
自我じゃない、
本当の自分なんです。
魂に心を合わせれば
誰もが幸せになるように
人間はなっているそうです。
涙され話される人
その話に涙する人…
でも、帰る時には、
皆さん晴れやかな顔に
なっていました。
森のイスキアと同じ!
初女さんは、一人ひとりの
中に森のイスキアが宿って
いる…
そして内なる神がいると
言われてました。
だから大丈夫なの
崩れそうになったら
初女さんのあのおむすびを
一心に結べば、本当の
自分にかえれるから…

天国は、はるか彼方に
あるものではなく
今ここに始まっている
ように思えてなりません。
私にとっては、
苦しみがあっても
今、ここが天国です

     佐藤初女

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宇宙意識で生きる

2024-11-03 00:33:42 | 日記
私は、何だかんだと16年
くらいブログを書いて
いるのです。
十数年はほぼ毎日書いて
いました。
初女さんへのラブレター
なのと言って始めた
ブログがここまで続く
とは思ってもいません
でした。
それも私の拙い文章を
読んで下さる方がいるから
そのことが励みになって
続けてこれました。
毎日、過去のブログを
検索した人がいると
それが上がって来るので
読んでみると、書いた
本人がすっかり忘れて
いることばかりで、
面白がって読んでいます。
今朝は
『鈴木大拙とサルトル』
なんていうのがありました。
仏教学者の大拙(だいせつ)
がサルトルを読んで
いたというところから
始まるのですが、その中に
大拙が、机を叩きその音が
聞こえたかと問い、
聞こえたならどこで
聞いたかと聞くと、
質問された人は全身で
聞いたと答えたのですが、
大拙は
全宇宙が聞いたから
私が聞いたと答えて
いました。
10年以上前、私は
分からないけど、心に
残る言葉だと書いて
いました。
今もわかりませんが、
大拙が言ったこの感覚は
きっと人は誰でも持って
いて、ただ忘れているの
だと思います。
私達は宇宙は遥か彼方に
あると思っていますが、
この地球も宇宙であり、
私達も宇宙の中にいるの
ですから…
宇宙意識で生きる時代に
なったそうです。
初女さんは、私達は
地球家族ですと言って
ました。
私達人類を地球家族と
捉えたら戦争なんて
起こらない筈です。
宇宙からみたら
国境はなく、地球は
美しい星なのですから…
鈴木大拙の言葉が11年
前よりも私の中で、
さらに深く響いています。
宇宙意識で生きる時代に
入ったということを
深く受けとめなければ…
最晩年の初女さんは、
宇宙の母という言葉を
口にしていたと聞きました。
宇宙意識で生きるか…
コメント (2)
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