~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さ~ん

2016-10-31 23:51:32 | 日記

田口ランディさんが作詞した、佐藤初女さんの歌

「ふきのとうの歌」をランディさんがKoyomiさんに

森のイスキアで歌ってほしいのと言っていましたが

10月3日の初女さんのお誕生日に実現したのです。

昨日、その時の動画が送られてきたのですが、

皆さん、にこやかに聴いているのに

私は、ほとんど泣き顔なんです。

途中、まるで初女さんの拍手のように雨が降り

その雨に初女さんを感じると、もう涙・涙になって

しまったのです。

でも、森のイスキアで「ふきのとうの歌」が

聴けるなんて…

ランディさんは凄いな~

やっぱり言葉は言霊なんですね。

「いのちのエール」の講演会の前日、

ランディさんの夢に初女さんが現れ、大切なことを

伝えてくれたと言うのですから、このお二人の

関係も凄いです。

いつも初女さんに支えてもらい、乗り越えていた

息子の命日ですが、初女さんの思いを

今まで以上に感じました。

また一歩です。

苦しくなったら、「初女さ~ん」と叫びます。

だって初女さんは、会いに行く存在ではなく

呼べば来てくださる方となったのですから

誰でも、呼んでいいんだよね。

「初女さ~ん、どうしたらいいの」って…

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死ってなんだろう…

2016-10-30 21:48:19 | 日記

10月27日の息子の命日から今日まで、同級生が

お参りに来てくれました。

15年間欠かさずに来てくれています。

こんなに経つのに…有難うという言葉しか

見つかりません。

「一年に一回しか来れないけれど、来年来る時は

30歳だよ~」という言葉を残して帰って

行きました。

同級生との交流も、息子からの贈り物のような

気がします。

死とはなんでしょう…

ダライ・ラマは古い着物を脱ぎ棄てるようなものと

書いていましたが…

死は姿の別れであって、心の別れではないと

佐藤初女さんが言っていました。

息子が最後に食べたお弁当がおむすびで

そのことで、私と初女さんが繋がったのです。

15年に及ぶ同級生との交流も、息子が繋いで

くれたものです。

本当に心の別れではないのですね。

初女さんは『「生きている」ということは

誰がどうしてこんなふうに生かしてくださって

いるのかと思うくらい、考えてみれば

不思議なこと。』と、言われてます。

生きていることが、当たり前じゃなくて

そんなふうにとらえることが出来たら

生きる姿勢が変わってくるかもしれない…

『不思議は神様の働き

 出会いは「神様の時間」

 心には前に進むための言葉を

 人のために働くことが、生きること

 「食」はいのちの基本、生きる糧

        佐藤 初女   』

 

 

 

 

 

 

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冬の中にある種

2016-10-28 23:21:54 | 日記

冷たい雨が降っています。

今週、岩木山に初冠雪という報せが届きました。

森のイスキアに雪が舞うのも、もうすぐでしょう

何だか、イスキアが主を待ちながら、また長い

眠りにつくような、そんな気がします。

カメムシが多く発生する年は大雪になるそうです

キツツキがカメムシの幼虫を捕まえる為に

森のイスキアに穴をたくさんあけていました。

大雪の冬となるのでしょうか…

『津軽では、毎年10月に初雪が舞い

翌年の3月まで深い雪に覆われます。

岩木山の麓では、5メートル近く雪が積もる

こともあり

森のイスキアはすっぽりと雪に埋もれて

しまいます。

たいへんなことも多いのですが、

私は冬は嫌いではありません。

厳しい冬を耐え忍んだ野菜や果物は

力強くうまみがぎゅっと詰まっています。

冬の中には春の種があり

凍てつく寒さは、やがて大きな恵みを

与えてくれます。

        佐藤 初女』

初女さんのいない冬を迎えるのですね。

厳しい冬を耐えた向こうに見えてくる

景色はどんなでしょう…

初女さんが蒔いてくださった種が恵みを

もたらす時を信じて、歩いて行きたいです

 

 

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黄色い蝶々が…

2016-10-27 17:13:11 | 日記

今日は息子の命日。

午前中から同級生の女の子達が来てくれました。

結婚式の写真やビデオを見せてくれ、時間が

経つのも忘れ、気がついたら1時半。

お昼も出さずにです~

あ~初女先生なら、あるもので一緒に食べましょう

と、サクサク用意をされるのに…

でも、楽しい時間でした。

15年も経つのに、毎年来てくれて私とおしゃべり

していってくれるのです。

今年は、初女先生のいない息子の命日だと思って

いたら、天国の先生からの贈り物が来たのです。

涙が止まりませんでした…

息子は黄色い蝶々になって、お友達2人の処に

お礼を言いに行ったようです。

死は別れではなく、なお深く繋がるということを

実感しました。

今日、来てくれた女の子に、「今度 一緒に

おむすびをつくりましょう」とメールをしたら

「あの、おむすびですね。将来のために女子力を

上げます」と嬉しい返事が来ました。

息子はいつまで経っても13歳だけれど

お友達を通して、今年は結婚式も味合わせてもらい

ました。

悲しみは、悲しみだけで終わることはないのですね。

明日から、また新たなる一歩です。

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星野道夫を旅するとき

2016-10-26 23:49:01 | 日記

今日、再び星野道夫の写真展に行って来ました。

星野さんの写真は観る度に、忘れ去って来たことに

気づかしてもらえます。

群れをなして移動するカリブーの孤独さは、

私の中にも確かにあるということ…

本当の孤独を知っているから、星野さんの

眼差しは優しい

それは、佐藤初女さんの眼差しにも通じるように

思えるのです。

人間の生き甲斐とは一体何なのだろう。

たった一度のかけがえのない一生に、私たちが選ぶ

それぞれの生き甲斐とは、

何と他愛のないものなのだろう。

そして、何と多様性にみちたものなのか。

              星野道夫 』

アラスカの自然と向き合い、その中から出て来た

星野さんの言葉の深さに、心が震えます。

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幸福って

2016-10-25 18:16:12 | 日記

10月25日は、息子が倒れた日です。

夕方5時くらいの空の暗さが、あの日と同じだと

思いました。

今日のような雨は降っていなかったけれど…

通り過ぎる救急車の音が、今日は胸に刺さるよう

でした。

走った後に、疲れたと言ってグランドに寝転がった

息子の心臓がなぜ止まってしまったのか

その答えは神様だけしか知らないのかも

しれません。

初女先生に「何年経っても悲しいよね」と言われ

先生の膝に顔をうずめて何度泣いたことでしょう

今日、家に帰って来ると、初女さんの写真展の

実行委員会からお手紙とポストカードが届いて

いました。

少しふくよかで、若々しい初女先生が笑って

います。

初女先生と出会えたから、悲しみはあっても

前を向いて生きて来ることができました。

 『すんなり、するすると幸福になることは

 なくて、生きていれば何度でも繰り返し

 苦しみがやってきます。

 けれども苦しみは決して苦しみだけに終わる

 ことなく、いつか喜びに変わります。

 苦しみなくして刷新ははかれません。

 真の幸福は、苦しみの中にあってこそ

 実感できるものです。   佐藤 初女』

初女先生、私はするすると幸福になると

思っていました。

初女先生に出会って、本当の幸福を知ることが

出来ました。

有難う、初女先生

有難う 創

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空に想う

2016-10-24 18:07:25 | 日記

夕方が好きです。

自転車をこいで、家路に向かっているときに見る

空が好きなんです。

一日が終わろうとする、ほんの少し手前のところで

空は、二度と来ない今日という日を心に刻むかの

ように、実に美しい宇宙を見せてくれるのです。

ペタルを踏むと、何だかその空に少しだけ

近づけるような気がして来るのです。

そんな時は、なぜか天国へ逝った人たちのことが

浮かんでくるのです。

今日は佐藤初女さんでした。

雲の向こうに、初女さんの優しいお顔が見えてきて

少し高い「すなおさん」と呼ぶ声が聴こえた気が

しました。

すると、初女さんとの心の対話が始まるのです。

「先生、イスキアの畑どうなった~」

「…」初女さんの沈黙が、その答えのような気が

しました。

80歳を過ぎて、これからは農業です!と言われ

畑を始められた初女さん

勿論、ご自分で耕すわけではないけれど

夢を持って取り組まれていましたよね。

畑の作業をして休める場所をと、「小屋」を

造られましたよね~

初女さんが「小屋」っていうから、簡易に建てた

休憩所かしらと思ったら、炊事場もあって

寝泊りできる小さなお家でした。

「先生、これ小屋じゃないよ」と言って

一緒に笑いましたよね。

初女さんの夢が詰まった「小屋」

あの小屋はどうなっているでしょうか…

いつだったか、イスキアの畑の大根を送って

頂きました。

小さいけれど、しっかりした大根でした。

さすがイスキアの大根!と言って食べたことを

思い出しました。

帰って来て、「いのちをむすぶ」の初女さんの

写真を見たら、涙が溢れて来ました。

今、毎日のようにおむすびを結んでいます。

初女さんが伝えたかったことを感じるために…

暮れ行く秋の空は美しくて、涙が溢れて

困ります。

会いたいです。初女さん…

 

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篠田桃紅さん

2016-10-23 22:45:05 | 日記

昨日、書のお稽古の後に銀座の篠田桃紅展に行って

来ました。

104歳の篠田桃紅氏の新作というだけで、凄さに

ひるんでしまいそうですが、会場に着き作品の前に

立ってみると、どの作品も凛としてるのです。

ぬるい線など一つもなく、ハッとさせられるほど

凛としているのです。

きっと、篠田さんも凛として生きておられる方

なのだろうと思います。

 

『年をとって良いことは、自分を自分以上に

見せるとか、思い上がりのような自分が遠のいて、

ありのままの自分、以上でも以下でもない、

それ以上のものなど表現できっこないという事が、

この頃わかってきました。

若い時より正直になったことだけは事実ですね。

それを老いということの価値にしたい、

勝ちにしたいという祈りみたいな気持ちで、

毎日墨を擦り、筆を執っています。

以前はもっと良いものが描けるはずだとか、

自分の作品を客観的に見ることができましたが、

今はそれが一つになっている、

なりかかっているのが

今の私ではないかと思います。 篠田桃紅 』

歳を重ねるって凄いことですね。

生き方が姿に写し出されて来るのでしょうか

初女先生は、どんどん透明になられて本当に

美しかったです。

澄んだ心が、そのままお姿にあらわれて

いたような気がします。

 

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玉置浩二・ 清く 正しく 美しく

2016-10-22 10:02:31 | 日記

今朝、テレビをつけたら「佐和子の朝」に玉置浩二・

青田典子夫妻が出ていました。

お二人とも何だか危なっかしい生き方をなさって

いるような気がしてましたが、画面に映った

お二人のお顔が、以前とは比べ物にならないほど

穏やかだったので、思わず見てしまいました。

玉置さんの話を聴く、青田さんは穏やかな顔で

こんなに品があった方かしらと、思いました。

お二人を見ていると、ああ人生の伴侶に巡り

会えのかなと思ってしまいました。

『清く正しく美しく』このなんとなく面はゆい

言葉を聞いて、誰が玉置さんの曲だと思うでしょう

この歌詞を真っ直ぐに歌う玉置さんに、この方の

心の安らぎを感じました。

スタジオで、ちょっと歌って涙ぐみそうになって

いました。

本当に素敵な歌です。

朝一番で、この歌を聴き今日はちょっと優しい自分に

なれそうな気がしました。

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苦しみ

2016-10-20 23:40:58 | 日記

今朝、朝ご飯を作っている時に、ふっと昨日ブログに

書いた初女先生の言葉を思い出したら、涙が溢れて

来ました。

「悲しみも苦しみも捧げて」という言葉です。

息子を亡くして、私は今までの自分の人生を

すべて否定され、何もかも失い、荒野にただ一人

立たされているような気持ちでした。

これほど深い悲しみは、誰にも分かって

もらえないと、心を閉ざしていました。

一人で苦しみもがき、悲しんでいたと思って

いましたが、苦しみも悲しみも捧げられて

いたんですね。

だから、初女さんとの出会いが与えらえたんですね。

「佐藤です」と、初女さんから電話がかかって

来た時、信じられませんでした。

真の苦しみを知っている初女さんとの

出会いがなかったら、今も苦しみの海を

漂っていたかもしれません。

『苦しいときはもっと苦しい仕事をします

苦しみの中身は変わりませんが

苦しみの受けとめ方が変わってきます。

苦しんで苦しんでどうしようもなくなったら

あとはすべて神様におまかせに。

今を真実に生きていれば、必ず道は示されます。

試練を乗り越えるとは

ひとつところにとどまらないことです。

           佐藤 初女   』

 

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