~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

粛々と生きる

2010-12-30 20:38:37 | 日記
25日のクリスマスに、30年来の仲間が十数人集まりました。

一人ひとりが近況やこれからの夢などを語りました。

私は、こんなに生き生きとし、この年齢でこれだけ夢を持っている

女性達はそうはいないぞと思い聞いていました。

私の話す番が回って来た時、何も考えてなかった私の口から出た

言葉は、「粛々と生きています。」でした。

言った後に、何でこんな言葉が飛び出したのか、自分でも驚いたの

ですが、なぜか気にいっています。

初女先生を見ているから、きっとこの言葉がでたのでしょう。

様々なことを受け止め、受け入れ粛々と生きている

初女先生の生きる姿は私には、そう見えるのです。

何があっても、うろたえず深い呼吸で粛々と生きていけたらいいなー

明日31日に、3時からNHKBsで、初女先生の番組が再放送され

ます。

心静かに、新しき年を迎えなさい!ということだろうか…

来年は、「粛々と…」

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掃除の神様!

2010-12-29 18:46:28 | 日記
結構、人生を重ねてきたが何十年やっても掃除は苦手!

昨日は、主人も子どもも居なかったので、決心して大掃除を、

いや大掃除までいかない、小掃除をしました。

冷えてお腹が痛くなるくらい、私としては頑張ったのに、帰ってきた

息子はどこを掃除したか分からない。「お母さんの掃除したところを

探すのって、間違い探しの上級ぐらい難しいよ」と…

主人もどこを片づけたのか分からないと…

私が、「えーこの籠の中きれいに整理するのに、何時間もかかった

んだから」というと、息子が呆れた顔をして、「そんなとこから

始めるか、普通はもっと見えるとこからやるだろう!」と言うのです。

主人は片付けが上手で、短時間できれいになるのです。

掃除をしていると私は、限りなく黒柳徹子のトットちゃんだと自分でも

思うのです。

新聞の切り抜きや見なれぬ本が出て来ると、すぐに中断して読んで

しまうし、すぐに掃除をしていることを忘れてしまうのです。

初女先生も片づけは得意でないと聞いた気がするので、変なところで

安心したりして…

夜、思わずベルギーの日本人に「ベルギーでも大掃除をしますか?」と

メールをしてしまいました。

トイレの神様がいるなら、掃除の神様もいるかしら?

年賀状は撃沈、何も手をつけてません。

あーそれでもお正月さんは来てくれるのかしら…

「もういくつ寝るとお正月…」とお正月を心待ちしていた、幼き日々が

懐かしい…



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真っ直ぐな思いは伝わる…

2010-12-28 21:46:41 | 日記
私のブログに時々コメントを下さるMさんから、嬉しいメールが

届きました。

ラジオの大貫妙子さんの番組で、彼女のお便りが読まれたと

いうのです。

今日、再放送があるというのでラジオに耳を傾けていました。

Mさんは、お母さんの介護に自分の生活を差し出しているような

日々を送られている方です。

初女先生の逗子の講演会も横浜の時も、申し込まれたのに

結局は来ることが出来ませんでした。

今月の大貫妙子と坂本龍一のコンサートも、お母さんの気持ちが

落ち着かないのでと、私にチケットを下さいました。

Mさんはどんなにこのコンサートを楽しみにしていたことだろうと

思いました。

私は、大貫さんの歌も坂本さんのピアノも充分堪能したので、

Mさんにも少しは楽しんでほしいと、ツアーしか販売しないという

本付きのDVDを送りました。

Mさんはとても喜んで下さり、その本を読んだりしている時に

ふと大貫さんも、高齢のご両親と同居していると言うからと、

大貫さんに介護は大変ではないかと、聞いてみようと思い

お便りを書いたそうです。

それを大貫さんが読まれ、ひとしきり高齢の親のお話をラジオで

されたのです。

私は残念ながら、彼女のお便りが読み終わったところから聴いた

のです。

大貫さんのMさんへの返事の様な、コメントを聴いていて

これは、偶然じゃないなと思いました。

今、このタイミングでMさんの介護についてのお便りが読まれた

ことは、きっと何か意味のあることだと思いました。

そして、、真っ直ぐな思いはちゃんと伝わるんだよなーと思いました。

今日は嬉しい日でした。



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大学生のお兄さんに教わったこと…

2010-12-27 20:28:36 | 日記
24日に行ったグリーフケアの講座で、パネラーの大学生のお話が

忘れられません。

私はそれまで、子供を亡くされた方や伴侶を亡くされた方のお話は

何度も聞いてきました。

でも、子どもの側からというのは初めてでした。

語って下さった大学生は、中学の時に癌でお父さんを亡くされた

そうです。

すると、食卓の様子が変わったというのです。

子どもを3人抱え、経済的にも大変で母親が自分は調理の途中で

つまみ食いをしているから、食事はいらないと食卓に座らなく

なったそうです。

彼は、学校へ行けなくなり引きこもりがちになったといいます。

そして、ついに体を壊し手術をしなければならなくなったそうです。

経済的に大変なことは分かっていたのに、自分は何もしないで

その上、入院という親に大きな負担を掛けることになり、本当に

死にたいと思ったと言ってました。

彼が「生きる理由を探していた」という言葉を聞いた時、私も同じ

だったと思いました。

子どもを亡くし、生きる気力を失った時、生きる理由を探しそれに

しがみついて、生きていく力を出そうと思っていました。

彼は、兄は頑張って勉強し公立高校に行ったけれど、自分は何も

していない、自分は不要な人間ではないかと思ったそうです。

でも、母親が仕事から帰ってご飯を作るのをみていたら

大変だろうと思い、夕飯を作ってお母さんを助けたいと思い、

作ったそうです。

そうしたら、母親が…そこまで話して彼は言葉を繋げることが

出来なくなりました。

そして、「母親がありがとうと言ってくれました」と振り絞るように

涙と共に彼の声が聞こえて来た時には、私も胸が一杯になって

しまいました。

深い悲嘆を体験すると、もう自分の為に生きようという気力が無くなり

でも、人のためなら生きられるかもしれないと思えるのです。

私もそうでした。

もしかしたら、それは人間が持っている本能のようなものかも

しれません。

初女先生は「人のために動くことが、生きることです」と言われて

います。

彼は今、あしなが育英会で、親を亡くした子ども達のグリーフケアを

しているようです。

色々な思いをしてきたであろう彼から「世の中捨てたもんじゃない」

という言葉を聞いた時には、悲嘆を乗り越え前を向いて歩いている

彼の逞しさを感じました。

思春期の子供を持つ親への彼のアドバイスは、親はその時期黙って

子どもを見守る、「有難うとごめんなさいが言える関係なら大丈夫」

ということでした。

大学生のお兄さんが語る、子供の側からの悲嘆を聞き、私は9歳で

兄を亡くした息子の心を、ほんの少し垣間見た気がしました。



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素敵なクリスマス

2010-12-26 21:58:07 | 日記
昨日は、伴侶を亡くした母子父子家庭のグリーフケアの講演会に

Kさんがパネラーとして、お話をするというので聴きに行きました。

Kさんは、初女先生の逗子の講演会の時に、ご主人を突然亡くされて

まだそんなに経たず、小学生のお子さん二人を抱えていると、

メールを下さいました。

初女先生と一言でもいいから言葉を交わしたいとのことでしたが、

当日の朝、お子さんが熱をだし、埼玉から来られたのに、私とも

初女先生とも言葉を交わさず飛ぶように帰られました。

でも、繋がるご縁とは何があっても繋がるのか、その数カ月後に

初女先生がKさんの近くで講演することになり、そのスタッフに

彼女がなったというのです。

私も是非行きたいというと、あったことも無い私に「遠いからうちに

泊って」と言って下さったのです。

それから、Kさんとの交流が始まりました。

彼女はあしなが育英会の活動に積極的に参加し、お子さん達も

あしながの心のケアに参加し、親子が共に歩きだしたのです。

そして、彼女は支えられる側から、ファシリテータとして支える側に

なっていました。

その彼女が、パネラーとして自分自身の悲嘆と悲嘆からの再生を

語ったのです。

私は胸が熱くなる思いで、話を聞いていました。

そして、改めてKさんがご主人を亡くされてまだ3年ということを

知りました。

私の3年の頃は、初女先生にお会いする度に泣いました。

大勢の人の前で、自分の辛い体験を語るKさんは、静かな優しさを

たたえているように見えました。

私は、Kさんを見ていて、やっぱり神様は背負いきれない荷物は

背負わせないんだなーと思いました。

パネラーの方のお話を聞いていた、隣の席の若いお母さんは

何度も何度も涙をぬぐっていました。

私は、子供を亡くした時に、深い悲しみがあっても前を向いて

歩いている人に会いたいと思いました。

Kさんは、若いお母さん達にとって、どんなに力強い存在と

なることでしょう。

帰りにKさんの小5の息子さんに会いに行くと、彼は

屈託のない笑顔で、私を迎えてくれました。

初女先生の「点」の出会いが「線」になり「面」となって広がって

います。という言葉が心に浮かんだ、素敵なクリスマスでした。





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クリスマスイブ

2010-12-25 10:52:05 | 日記
朝、予備校に向かう息子に、クリスマスイブだから早く帰って

来るんでしょ?と聞くと、「お母さん何言ってんの。クリスマスも

お正月もないんだよ。」の答えが返ってきて、「えーじゃあ元旦も?」

と聞くと「当たり前だろ」と…

ここにきて急に受験生の母になった気分に、今年は淋しいクリスマス

なんだとがっくりしてました。

そういえば、毎年はりきって飾ってきたツリーも、ツリーの「ツ」の字

もなかったなーと…

私も風邪気味だし、お料理だけクリスマスもどきでいきますかと、

プレゼントも買わずにいたら、何と主人が息子にプレゼントを

買ってきたのです。

彼が一番欲しかった、ヘッドホンそれもBOSEの最新版!

主人に値段を聞いても言わないので、相当高いと思われ…

「あいつ、クリスマスも無く頑張って勉強してるから」って…

息子が帰って来た時は、主人はもう寝ていましたが、息子は

今日ヘッドホンが壊れたんだよ。お父さん、どうしてオレの欲しいもの

分かったんだろう!とすごい喜びようでした。

私の作った料理は、美味しいとも言わずがつがつ食べて終わり。

クリスマスの乾杯も何もなかったけれど、彼にとっては忘れられない

クリスマスになったようです。

父親ってあまり、色々言えわないけれど、ちゃんとお前のことは

分かっているぞ。みたいな発信が出来るんだなーと感心しちゃい

ました。

何だか、ちょっと素敵なクリスマスでした
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母さんに歌う

2010-12-23 21:39:40 | 日記
今日、新聞に素敵な投稿記事を見つけました。

「親が入院したという知らせを受けて、病室に駆け込み母親の顔を

見てほっと落ち着いた時、病室の片隅から歌声が…

夕焼け小焼けの赤とんぼ…母さんは夜なべをして手袋編んでくれた…

声の主はと探すと、自分と同年齢の男性だった。

歌い終わるたびに、「おふくろ、聞こえるかね。次は何を歌おうかね」

と語りかけていて、聞くとはなしに耳に入ってくる歌声に、

涙があふれてとまらなかった。」とありました。

読んでいて私も胸が熱くなりました。

親に歌ってもらった童謡を我が子に歌い、そして今度は自分が親に

歌う…

生きて行くとは、こういう事なんだなーと、しみじみ思いました。

そんな時出てくる歌は、やっぱり親に歌ってもらった

童謡なんでしょうね。

歌が親子を繋ぎ、そして人生を繋ぐ…

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アメイジング・グレイス

2010-12-22 23:27:06 | 日記
今日は、初女先生の講演会で、心響く歌を聴かせてくれた

高山千代美さんの「親子で楽しむクリスマスコンサート」

に行ってきました。

生れて数カ月という赤ちゃんが、何人も来ていました。

恐らく、この赤ちゃんたちにとって今日のコンサートは、生れて初めて

のコンサートではないかしら…

神様のところから来たばかりの赤ちゃんの感性は、どんなでしょう…

すやすやと眠っていたから、お空の上で聴いていた歌声と重なる

ものがあったのかしら…

今日はクリスマスソングに加えて、アメイジング・グレイスを日本語で

歌ってくれました。

日曜日には、アイヌ語でのアメジング・グレイスを聴きました。

これも、心振るえましたが、日本語もまた深いものがありました。

やはり、祈りの歌はどんな言葉であっても、心の深みまで降りて

きてくれる気がします。

生まれたばかりの赤ちゃんや、小さな子供達と聴くコンサートは

そこにいるだけで、幸せを感じました。

そして、高山さんの澄んだ歌声が、何だか心を透明にしてくれる

ようでした。

今日という日に乾杯!
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ベルギー小日記おまけ2の巻

2010-12-21 20:42:01 | 日記
ベルギー小日記に色々書いたのに、ふと思い出すことがあるので

そんな時は、やっぱり書きたくなってしまうのです。


 私達の泊ったホテルは、食事が付いてなかったので、自炊を

してました。

先生の海外での活動に、いつも同行されている、イスキアの

お姉ちゃん達は、手なれたものでした。

ラーメンあり、味噌汁 しょうが湯と手品のように

何でも出て来るのです。

その中に、パパッとライスがありました。

あのおむすびの佐藤初女さんと、パパッとライスです。

知らない人が見たら、初女先生にそんな即席のご飯を…と思うかも

しれませんが、そんな気を一つも使わさないのも、先生のすごい

ところかもしれないなーと、思いました。

パパッとライス2つをおかゆにして、水増しし6人で食べました。

食べ終わった後の、イスキアのお姉ちゃん達の言葉がいいんだなー

「やっぱ、ご飯食べなくちゃ力でないよね!」

パパッとライスが、輝いて見えました。

初女先生と食べる食事は、何でも美味しく感じられます。

具なしのインスタントラーメンも即席のみそ汁も、パパっとライスも

「海は広いな大きいなー 」

初女先生の心もまた、海のように広く大きい…

忘れられない、パパッとライスの思い出一つ
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元気もらいました

2010-12-20 17:28:07 | 日記
昨日は映画「東京アイヌ」のエンデイングテーマである、

アメージンググレイスをアイヌ語で歌っている、熊谷たみ子さんの

コンサートへ行ってきました。

「東京アイヌ」という映画の感想は、いまだに言葉が見つからないくらい

深いものを私に与えてくれました。

その中の、アイヌ語のこの歌は本当に心に響きました。

熊谷さんは一年ぐらい前に。癌で余命一年と言われたそうです。

精神的に変になった時も有ったとのことですが、家族の思いに

支えられて、自分自身を復活させた方のようです。

いつ歌えなくなるか分からないからと、家に在る衣装をみんな持って

きたのと、着せ替え人形のように着替えて出て来る姿も微笑ましく

聴いていて、何とも言えぬ爽やかさを感じるのは、大きなものを

乗り越えて今があることを、知っているからなのだろうか…

熊谷さんの歌に元気をもらいました。

彼女が「とにかく生きていて、食べるもの食べてりゃいいこと

あるさ!」という言葉が、なーんか心に残りました。
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