~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

今を生きる

2015-07-30 23:49:30 | 日記

宮崎駿さんのブログにあった「子どもは今を生きている」

という言葉にハッとしました。

確かに、子どもは「今を生きています

大人になると、真っ正面を向いて「今を生きている」と

言えない何かがあります。

でも、「今を生きたい」と強く思っているのに…

この子どもと大人の違いはどこにあるのでしょう。

子どものエネルギーは真っ直ぐなのに、大人は

どこか屈折している…

子どもは、何も考えずに今を生きている。

大人は今を生きたいと、強く強く思っているけれど

今を生きることがどんどん難しくなる

息子が、突然亡くなったときに、生きるとは

今、この時しかないのだと自分の細胞に刻み込まれた

と思ったのに、いつの間にか、この今がずーっと

続くものと錯覚している

だから、真っ直ぐな目をして「今を生きている」と

言えないのかも知れない。

佐藤初女先生は、93歳にして「今を生きている」

『神の計らいは限りなく 生涯私はその中に生きる』

初女先生の生きるは、この言葉の中に凝縮されて

いる

キュブラー・ロスは神さまは甘いパイばかりくれない

と、確か書いていた

どのような神の計らいであっても、黙ってそれを

受け入れ全力で「今を生きている」初女先生の

その生き方を思う時、生きることと祈ることが

一つになるような気がする…

もう一度、自分に問うてみよう

「今を生きていますか?全力で…」

 

 

 

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行ってみたい場所

2015-07-29 23:37:20 | 日記

行って見たい所ができました。

それは、ガンジー記念館です。

ガンジー記念館を訪ねた大竹しのぶさんの文章に

出会ったからです。

『真っ白な吹き抜けの建物は、中二階にガンジーの

写真が数点飾られているだけだ。

一階の中央に黒く四角い石碑が置いてあった。

そこは、ガンジーの遺灰が海にまかれる前、最後に

置かれていた場所だったそうだ。

展示はたったそれだけなのに、なぜ、こんなにも

優しい気持ちになり、考えさせられるのだろう。

1枚、1枚、インドの独立のために戦ったガンジーの

写真を見ながら、色々なことを感じた。

「非暴力、不服従」の精神で戦い続けてきた

ガンジーの強い心が、建物全体にあふれていた

勿論、悲しみも。

帰り際、ふと吹き抜けの天井を見上げると

小さな穴が開いている。優しそうな館長さんが

説明してくださった。

「あの穴は、なんの蓋もしていません。

けれど、あそこから雨が落ちてくることは

ありません。でも、1年に1度、10月2日の

正午から20分間だけ、この石の上に

光が注がれます。

そう、彼の誕生日に。お恵みです。」

私は胸が一杯になり、ガンジーの言葉を聞かなければ

ならないと心から思った。今こそ聞かなければ、と。

 そう、平和のために…  (大竹しのぶ)』

インド独立のために、全てを捧げたガンジーの

記念館にあるのは、数枚の写真と石碑だけ

そしてガンジーの誕生にに20分だけ光が射す

天井の穴…

このガンジーの生き方を象徴するような

何もない記念館を知ると、現代を生きる私達が

求めているものは、何なのだろうと思えるのです。

行ってみたい場所が、又一つ出来ました。

それは、ガンジー記念館

 

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鶴見俊輔さん

2015-07-27 07:03:11 | 日記

先週、職場に行くと「鶴見俊輔さんが亡くなったの

知ってる」と言われ、呆然としてしまいました。

93歳という年齢を考えると、よくここまで長生き

して下さったなーと思うのですが…

大勢の憲法学者が憲法違反と言っている

集団的自衛権が、憲法解釈の変更で押し通されようと

している今、市民による反戦運動を牽引してきた

鶴見さんを失ったことの大きさに、途方にくれる思いが

しました。

私は、鶴見さんほど行動する哲学者はしりません。

鶴見さんを思うと、死語になりつつあった「市民運動」

という言葉が、息を吹き返してくる気がします。

鶴見さんは、身体性を大事にしどんな理念や

思想の持ち主も、それが身についているかで判断した

そうです。

井上ひさしさんや大江健三郎さん、小田実さんたちと

「9条を会」を立ち上げ、平和ボケと言われている

日本人の平和意識を育てようとしてきた方だと

思います。

戦争体験から、鶴見さんの中に「暴力か、非暴力か」が

核としてあったのだと思います。

現代日本の大きな課題は「正解だけを求める

明治以来の教育制度」だという鶴見さんの言葉に

ハットさせられました。

9条の会だったか、40人しか集まらなかった時に

鶴見さんは「40人も集まったか」といわれたと…

鶴見さんの病床に残されていたメモには

「自分に近く、信頼で繋がれた人で小さな集まりを

開くだけで十分だ」と書かれていたそうです。

鶴見さん、今日本国中で毎日安保法案に反対する

デモが起こっています。

私達の中の市民意識が覚醒されつつあります。

「戦争を起こす文明をもうろくの力で反対したい」

という鶴見さんの言葉が届いたのか、おじいも

おばああも頑張っているし、若者もママ達も

自分達の問題として、平和を考え行動を

始めています。

鶴見さん、どうぞ天国からパワーを送ってくださいね。

 

 

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書けないの前には書けるがある

2015-07-26 00:30:57 | 日記

ブログが消えてがっくりしたが、もしかしたら今日から

気持ちを新たにして書きなさいということかもしれないと

思えました。

夜、私の敬愛するkさんに電話をすると「直さん

忙しいんでしょ」と、言われたので「1月の小さな個展

(グループ展の中の個展)のために、毎週「書」の

作品を書いているけれど、全然書けないの」と言うと

kさんから思いもよらない答えが返ってきました。

「書けるから書けないと言うの。書けないの前には

書けるがあるの」と言う言葉でした。

いっけん「卵が先か、ニワトリが先か」みたいですが

これは、きっと全然違うのだと思いました。

「書けない」と言う時には「書ける自分」が

意識の中にいるから「書けない」が出てくるのです

これを聞いて、何だか自分が解き放たれた気が

してきました。

自分って、自分自身でがんじがらめにして

書けない自分を作り上げているのかもしれません。

生きていると、こういうことが、よくあるかも

しれません。

2ヶ月間、毎週「書けない自分」と対峙して来ましたが

視点を変えたら、あれあれっていう感じです。

「人生、何があってもポジティブに生きたい!」

書ける自分よ頑張れ!

ちゃんと、脳にも教えてあげなくちゃ。

何と言っても「脳」は賢さに欠けるから…

 

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間違えて消してしまいました~

2015-07-25 00:47:05 | 日記

便利なようで、何と不便な世界でしょう

間違えて、押してしまったらブログもコメントも

消えてしまいました~

何ということでしょう…

このパソコンのどこかに、あるはずと探しているのですが

やっぱり、手紙と違いますね~

コメントを下さっていた筒井さん、「ごめんなさ~い」

私は、決していい母親ではありません。

片付けが落第点の母親でーす。

生まれ変わったら、片付け上手になりたいと願っています。

今日は、消してしまいガックリ!

明日からまた、書きます!

いつも有難うございます

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今、思うこと

2015-07-09 23:35:27 | 日記

昨日、テレビで安部総理の集団的自衛権のたとえ話が

問題になっていると、そのたとえ話が放映され

私は言葉を失い、一緒に観ていた息子は

「戦争は人が死ぬんだぞ」と、思わず怒りの声を

あげていました。

総理のたとえ話は

「我々が認めた集団的自衛権とは

何かと言えばですね、安倍晋三は生意気なやつだから、

今度殴ってやるという人たちが、そういう不良がいる。

困ったなと思っているときに、私の友達の

麻生さんという人が『俺はけんかが強いから、

一緒に帰って守ってやるよ』と言って、

私の前を歩いてくれている。そこに3人くらい

不良が出てきて、いきなり麻生さんに殴りかかった。

私も麻生さんを守る。

これはまさに今度の平和安全法制で

できること」(安倍首相)

憲法学者が、こぞって違憲といっている

集団的自衛権のたとえ話がこれです。

辻本清美議員は、あまりにも稚拙だと怒って

いました。

 最近読んだ本に、『イラク戦争で戦死者が出た時

アメリカでは大きく取り上げられたそうです。

でも、死者の数が増えていくと、それはもう

問題にもならなくなったと…もし日本において

自衛隊の戦死者が初めてでたら、きっと

大きな問題になるだろうが、戦死者が増えて

いくと、人々は問題にもしなくなるだろう…』

と、いうようなことが書いてありました。

自衛隊の方は、任務だからどこでも行きます。

と答えられていますが、

平和とは、一人ひとりの人の命が大事に

されることだということを、私達はしっかりと

自覚しなければと思いました。

関東でも関西でも、若い人たちが反対の声を

あげ、行動を始めています。

黙っていることが黙認することになるということに

気づいたからでしょう

平和ボケから、一挙に目が覚まされました。

若者が立ち上がってくれたことが、

大きな希望です!

70年間守り築いてきた不戦の国を

未来を担う子供達に手渡さなければ…

 

 

 

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希望の星を…

2015-07-08 23:27:25 | 日記

梅雨時とはいえ、嫌になるくらい雨が降っています。

新聞を開くと、痛ましい事件が後を断ちません。

どうしたんだろ、この国は…

子供だけでなく大人までもが、簡単に切れるなんて…

新聞を読んでいると、心がささくれ立ってきます。

昨日は、そんな心に潤いを与えてくれるコンサートに

行ってきました。

講演会でいつも司会をしてくれている高山千代美さんが

毎年七夕に、横浜のイギリス館で開催している

コンサートです。

「星に願いを」というタイトルがついていますが

七夕の日は、決まったように雨です。

でも、あの雨雲の向こうには無数の星が

輝いていること、

それが希望に繋がっているんだということが

音楽を聴いていると、自然に心に降りてくるの

です。

夜空に輝く星のように、心にいつも希望の星を

持っていたいと思います。

 

 

 

 

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食はいのち

2015-07-06 23:11:38 | 日記

何だか、ここ数年切れやすくなった人が増えてる

気がします。

段々腹が立ってというのでなく、いきなり切れる!

という人が…

日本人は穏やかで、辛抱強いと言われてきましたが

どうしたことでしょう

今日、治療室の先生とそんな話をしていたら

先生が「肝臓が悪いと怒りやすくなるのよ。

みんな食べ物がよくないのよ。ふわふわした

パンとかで、ご飯をしっかり食べてないでしょ。

「氣」という字は、米が入っているのよ。

ご飯と発酵食品の味噌汁をちゃんと摂らなきゃ」

と、いうのを聞いて、学校で荒れてる生徒は

お弁当ではなく、パン注の子が多いとというのを

思い出しました。

私達は、食べないと生きていけないから、

本当に「食」はいのちと直結しているんですよね。

それを初女先生は「食はいのち」生活の基本です。と

言われています。

その生活の基本が揺らいでいるから、穏やかで

ある筈の日本人が、切れやすくなっているのでは

ないでしょうか…

初女先生の「食材のいのちを思うことは

人を大事にすることに通じます。」という言葉を

思うとき、「食」が空腹を満たすだけのものではなく

心を育む、根底にあると思えます。

私達もこれからは

「食」はいのちを伝えていかなくてはと、思いました。

    

 


 

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ぼくらの民主主義なんだぜ

2015-07-04 23:16:37 | 日記

高橋源一郎氏の「ぼくらの民主主義なんだぜ」を

読み終えました。

発売された時から、この題名が気になっていました。

 今、国会で多くの憲法学者が違憲と言っている

(合憲と言っている憲法学者は3人とか)

集団時自衛権が、憲法解釈の変更で通されようと

しています。

権力を縛るのが憲法なのに、その逆のことが

国会の場で行われています。

立憲主義がこんな簡単に崩されていくとは

考えてもみませんでした。

社会の授業で憲法改正の手続きを知った時

これは容易なことではないから、憲法9条は

永遠に守られると思っていました。

まさか、国民投票もなくこんなに大事なことが

政権の憲法解釈で改正されるなんて、

夢にも思いませんでした。

そんな中で、高橋源一郎氏の「ぼくらの民主主義

なんだぜ」の言葉が私の目に飛び込んできたのです。

読んでいて、「ぼくらの」の意識が私達に

なくなっていて、いつの間にか、

民主主義もどきになっていて、だからこんなにも

簡単に、この国のあり方が、憲法が、国民投票もなく

解釈でかえられようとしているんだなと思いました。

「ぼくらの」の意識が、大事なんだ…

「ぼくらの民主主義」「ぼくらの憲法」

今、学生さんや若い人たちが、声を上げ始めて

います。

政治に無関心だった人たちが、「ぼくらの意見」を

言い始めています。

毎週金曜日に学生さん達が国会前に集まって

安保法制に反対の声を上げています。

それは「ぼくらの民主主義なんだぜ」と言うことに

気づいた人たちの声のようです。

そのことに、私は今希望を感じています。

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雨に想う

2015-07-03 23:53:33 | 日記

ずーと雨が降っています。

梅雨時だから、当たり前だよと思うのですが

お空にこんな雨があったのかと、そんなふうに

思うと、ふと自分に重なってきます。

息子が亡くなり、毎日毎日泣いていましたが

泣いても泣いても涙が出てくるのです。

涙 枯れるまで…なんて歌があったけれど

あれは嘘だと思いました。

人間の体の70パーセントは水分なんだって思えました。

泣いて泣いて…何ヶ月か経った頃一週間に一日だけ

泣かない日がありました。

今日は泣かなかったとびっくりしました。

それから、少しづつ泣かない日が増えてきて

初女先生に「直さん、泣かなくなったね」と言われ

気が付いたら笑っている私がいました。

振り返ると、泣きながら強くなっていったのかなー

降りしきる雨を見ていたら、そんなことが思い出され

ました。

覆い尽くすような雨雲の上は、

いつも晴れ渡っているのです。

深い呼吸の中に自分を置くと、どこからか

聴こえて来る「大丈夫」の響き

その「大丈夫」を信じて、生きていけばいいんだね。

時々、声に出して自分に言ってみよう

「大丈夫・大丈夫」って…

 

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