10月27日は息子の命日
でした。
もう24年も経つのに
同級生や担任の先生や
私の知り合いがお参りに
来てくれました。
あ〜うちの子は皆の中で
生きているんだ…
そして又、息子と会った
ことがない人達の中でも
息子は確かに存在して
いるのです。
人は歳を重ねてくると
自分が生きた証を何か
のこしたいという思いが
どこからか出てきます。
でも、うちの子は
13歳という青春の
入り口で、今日の次には
明日がきて、それこそ
未来は永遠にあると
思っていた時の突然の死。
あの子の遺したものは
なんだろう…
あの子の伝えたかった
ことは…
何もないのに、皆の中に
あの子は生きている。
伝える言葉もなく逝った
のに、私に一番大切な
ことを伝えてくれている。
いのちとは、そういう
ものなのかもしれない
何かを遺そうとしなくても
今、この時をいのち一杯
生きていたら、それで
いいんだ。
地球上の動植物は、道端の
草ひとつだってそうやって
生きている。
大脳が発達した人間は
何かを遺そうとするけれど
今をいのち一杯生きる
これがいのちの法則なの
かもしれない。
生きるって、シンプルな
ことなんだ!
母さんは今
あなたに育ててもらって
います。
有り難とう!
初女さんは、祈りには
『動の祈り』と『静の祈り』
があると言われてました。
そして自分は動の祈りだと。
祈らない人と言われた
こともあったと、何かの
折に聞いたことがあります
初女さんは、どの場面を
切り取っても生き方が
見えてくる方でした。
それはきっと、そこに
初女さんの祈りがあった
からなのですね。
初女さんと握手をした方が
あれは握手ではない、
祈りです!と言われたのを
今でも覚えています。
初女さんのおむすびを
一心に結ぶと祈りに
通じる何かに
結ばれる気がします。
初女さんは、生活全てが
祈りですと言われて
ました。
あ〜私はおむすびを
結ぶ時くらいかな…
私にとって、
祈りとは生活です。
生活の動作、
ひとつひとつが祈りです。
心を込めて食事を
つくったり
ともに食卓を囲んだり
ごく平凡な日々の
営みの中にこそ
深い祈りがあるのです。
佐藤 初女
19日は4月に続き今年
2回目の『るるん助産院』
でのおむすび講習会でした。
産後ケアの助産院で、心も
体も安心して休んでね〜
と感じられる雰囲気で
こんなに優しい
温かい助産師さんがいて
くれたらママも愛に
包まれて子育てのスタート
が切れると思いました。
そんな素敵な場所に、
集まるべくして集まった
という人達が、真剣に
おむすび講習会を受けて
くれました。
皆さんが、これはどうも
美味しいおむすびを作る
だけの会ではないと
感じ取って下さったよう
です。
それぞれの方の人生に
この初女さんの
おむすびが、
初女さんの、そして私の
おむすびの祈りが響いた
ようで、何人もの方が涙
されていました。
まあるい おむすびを結び
まあるい おむすびを食べ
あ〜私達は誰もが幸せに
なれるんだと、胸が熱く
なりました。
生後三ヶ月の赤ちゃんが
居てくれるだけで、
その場が清らかに
澄んでくるのです。
赤ちゃんは神様からの
贈り物のよう…
初女さんのおむすびは
本当に奥が深いです。
おむすびの力は本当に
大きいです。
心と心が結ばれました。
初女さ〜ん
有難うございます‼️
朝、窓を開けると
いい香りが…
あっ、金木犀だ!
どこに咲いてるかも
分からないような小さな
地味な花なのに、香りが
素晴らしくて、息子の
命日が近づくといつも
金木犀の優しい香りに
包まれるのです。
今年の夏も暑く、10月に
入っても、夏を引きずって
いるような日があったのに
金木犀は息子の命日を
知らせるかのように、
咲いてくれました。
植物や樹木は本当に
凄いと思います。
どんな場所でも、いのち
一杯生きようとして
います。
命の本質とはそういう
ものなのかもしれません
人間は頭で考えてしまう
から、わからなくなる
のでしょうか。
私が一番苦しかった時に
こういう自然の営みに
どんなに支えられた
ことか…
葉を全部落とし、冬の
寒さに立ち向かっていく
樹木に、小さくても背筋を
伸ばし凛として咲く
水仙の花に、生き方を
教えられた気がしました。
生きるとは、とても
シンプルなことなのかも
しれません。
いのちの営みが複雑
だったら、こんなに多様な
生きものが、地球上に
存在する筈がありません。
『多様なものが多様なまま
共に生きる
それは
いのちの摂理である。』
ガイアシンフォニーの
スクリーンに映し出された
この言葉を今、地球上に
響き渡らせたい!と
心から思います。
何んだか、わさわさと
過ごしていたら、
耳を疑うような嬉しい
ニュースが飛び込んで
来ました。
『被団協にノーベル平和賞』
びっくりしました。
核なき世界をあきらめず
長年活動してきた被爆者の
皆さんに光がさしたよう
で、本当に嬉しいです。
3年前に亡くなった
被団協の代表が坪井直さん
私と同じ『直すなお』
なので、いつも気になって
いました。
坪井さんもどんなに
喜んでいることでしょう
現代表の田中さん(90歳)
は、2017年に兵器廃絶
国際キャンペーンICANが
平和賞を受賞したので
被団協の受賞は無理
だろうと諦めていたら、
発表の前日かその前の
夜に、被団協がノーベル
平和賞をもらう夢をみた
そうです。
本当に夢のようなこと
です。
ノーベル賞委員長は
『核兵器が80年近く
使われていないのは、
彼等の貢献のおかげでも
ある』と述べ、被団協の
活動に謝意を示した
そうです。
石破総理は北大西洋条約
機構(NATO)のアジア版
創設を持論とし、その中で
核の共有や持ち込みを
具体的に検討すべきと
主張しているようです。
新聞に
『核保有 怒り心頭』
とう文字が目に
飛び込んできました。
被団協代表の田中さんは
石破首相に電話をして
米国の核兵器を日本で
運用する核保有に
ついて、考え方が
間違っていると説得
したそうです。
この被団協のノーベル賞
が、日本を世界を大きく
変える一歩になることを
願わずにはいられません。
ノーベル平和賞
本当に本当におめでとう
ごさいます‼️
若い頃『戦争を知らない
子供たち』の歌を高々と
歌い、戦争を知らずに
育ったことを誇らしく
思っていました。
平和であることは
当たり前のことだと
思っていました。
今私は、戦争は始まって
しまうと、止めることが
こんなにも困難なこと
だったんだと知りました。
そして憎しみの連鎖の
恐ろしさを…
初女さんが
『愛とは受け容れること。
戦争が絶えないのは
受け容れないからです。』
という言葉を遺して
います。
ぼんやりとした輪郭
でしか分からなかった
言葉が、今現在
起こっている戦争の
映像を観ていると、
初女さんの言葉の
深さに私の心が
震えます。
平和と子どもを愛した
いわさきちひろさんの
絵を観ていると、
子どもは平和の象徴
なんだと感じます。
子どもは未来です。
でも、今その子ども達が
戦争の只中にいます。
戦争を知らない子ども達
ではないのです。
戦争を知ってる子ども達が
必死にいのちを繋ぎ止め
ようとしています。
おなまえかいて
あしに
おなまえかいて
ママ
すうじはぜったい
かかないで
うまれたひや
じゅうしょなんていい
あたしはばんごうに
なりたくない
あたしはかずじゃない
おなまえがあるの
ゼイナ.アッザーム
10月3日は初女さんの
お誕生日
いつもは、おむすびを
結びますが、今日は
栗ごはんを作りました。
昔、イスキアでちらっと、
初女さんのおはぎが
食べてみたいと呟いたら、
おはぎが出てきました。
泊まりに来ていた女性が
『けの汁』ってどういうの
ですか?って質問したら
翌朝には、けの汁が出て
来ました。
本当にさり気なく相手の
望むことをして下さい
ました。
そういう方でした。
今日は、ことあるごとに
初女さんのことが思い
出されます。
そして、初女さんの
『自然に任せましょう』
という言葉が立ち上がって
きました。
栗の皮を剥くと
初女さんと剥いた
クルミを思い出しました。
人は亡くなっても存在と
して心の中に生き続ける
のですね。
今は初女さんを
生きていた時より
ずっと近くに感じて
います。
5日は桶川の
ガイアシンフォニーの
上映会で初女さんのお話を
少しさせてもらいます。
おむすびを作って
行こうかな〜
イスキアで、初女さんの
講演会の日の朝、一緒に
おむすびを沢山作り
ました。
講演なさる初女さんが
です。
初女さんのお姿に胸が
熱くなったのを
今でも覚えています。
どの場面を思い出しても
初女さんの生き方が
見えてきます。
初女さんのお誕生日に
雨が降りました。
やっぱりね〜
初女さん
初女さんの存在
感じていますよ〜