~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

丁寧に生きる

2014-05-31 18:20:15 | 日記
あっという間に6月を迎えます。

何と、早く時間が過ぎて行くのでしょう。

子供の時はたっぷりあった時間が…

1日が24時間というのは変わりが無いのに、どうして大人に

なると、こんなにも短く感じるのでしょう。

でも、イスキアで過ごす時間は、24時間という時間がたっぷりと

感じられるのです。

多分、宿泊の三浦の講演会に参加された方も、1泊2日が

ゆっくりと過ぎて行ったと思います。

初女先生と過ごす時間は、ゆっくり過ぎて行くのです。

充実した時間は長く感じると聞いたことがあります。

本当にそうなのかもしれません。

初女先生のスケジュールを聞くと、その忙しさは並大抵では

ありません。

私が、先生のスケジュールをこなせと言われたら、パニックに

なってしまうと思います。

先生はどんなに忙しくても、小さなことにも心を配り

どこまでも丁寧です。

先生を見ていると、私のように時間使い捨てるように

遣うのでなく、一時一時を本当に丁寧に生きているって

感じます。

先生の野菜のきり方、包み紙の開け方…

初女先生は、どこを切り取っても先生の生き方が見えてきます。

私は、今までの人生でそういう方に出会ったことがありません。

生きるって、一時一時なのですから、今この時をどう生きるか

なんだなーと、初女先生にお会いする度に思うのですが…

梅干しの季節が巡ってきました。

丁寧に生きなくっちゃ…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第二の脳

2014-05-29 21:47:17 | 日記
田口ランディさんの「坐禅ガール」に『幸を感じる脳内物質の

セレトニンは腸からの指令で分泌されるそうよ。

腸は第二の脳と言われてきたけれど、本当は第一の脳かも

しれないわね。

腸は自分が調子が良い時に指令を出すのよ。

腸は、あたたかいものが好きなの。だから便秘も下痢もしてなくて

ぽかぽかとあったかな時ね。

つまり、おいしいものをほどよく食べて健康でぽかぽかして

いれば、あんがいと人間は幸せってことだわね。』

この文章を読んで、初女先生の「美味しい」が頑なに

なっている心をほぐすということが、そういうことだった

のかと、納得しました。

私は、以前は体にいい食事を第一に考えて作っていました。

作り方も、皮も栄養と野菜の皮をつけたまま料理してい

ましたし、ほうれん草を湯がいても水に放つと

栄養価が落ちてしまうと、そのまま冷ましたり…

でも、初女先生に出会って、美味しいが一番なんだと

初めてわかりました。

拒食症なのと言っていた方が、イスキアに来て

先生のお料理を「美味しい!」と言ってパクパク

食べるのは、腸からの指令で幸せ物質がでたのかもしれません。

幸せを感じるって、そんなに難しいことじゃないかもって

ランディさんの本を読んで思いました。

あかちゃんって、お腹が一杯だと、幸せそうな顔してる

ものね…
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どものおむすび

2014-05-28 22:03:34 | 日記
コメントに、お孫ちゃんと作ったおむすびのことがあったので

何気なく初女先生の本をひらいたら、『おむすび講習会などで

たくさんの子供たちに出会い、その後、こころのこもった

お手紙を頂きました。その中に「初女さんのような人になりたい」

と、書いてくれた子が何人かいました。

私の何を見て、そう思ってくれるのかわかりませんが

とても嬉しく思いました。

子どもたちの手はまだ小さいけれど、いつの日かきっと

その手から大きな喜びをつくりだせることを祈ってやみません。』

という文章が目に飛び込んできました。

一度だけ子どものおむすび講習会に参加したことが

初女先生は、嬉しそうに、そして優しい眼差しで、丁寧に

おむすびを教えていらっしゃいました。

子供達は、先生の包むような愛情を感じていたのですね。

「初女さんのような人になりたい」と素直に言える子供たちが

眩しいです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美味しいおむすび

2014-05-27 20:49:02 | 日記
日曜日、こもれびのスタッフに誘われて、星野道夫さんの

お姉さんがいらっしゃる教会のバザーに行ってきました。

1年に2回のバザーだそうですが、ご近所の人達もいらしていて、

大盛況でした。

教会のお庭には、まるで文化祭の様に食べ物屋さんが並んでいました。

私達は、お昼におむすびを買いました。

おむすびに思い入れの強い私は、買ったおむすびにはあまり期待

しないようにしています。

美味しそうに見えて買ったおむすびに、何度もがっかりさせ

られたからです。

ところが、教会のおむすびはふわっと握られているのに

崩れず、口に入れるとご飯がほどけるのです。

塩味も調度よく、こんな美味しいおむすびは久し振りに

食べました。

朝早くから来て、ご飯を炊いたそうですが、本当に美味しい

ご飯でした、

初女先生からおむすびを習ったわけでもないのに、先生の

おむすびのようです。

きっと結んだ方が、教会を訪れた方に美味しく食べて

もらいたいと思いながら作られたのではないでしょうか。

初女先生は、おむすびは信仰です。祈りです。と言われて

います。

教会という祈りの場で食べたおむすびは、本当に

美味しく、おむすびの祈りを感じました。






























コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草むしりから…

2014-05-26 22:22:09 | 日記
いつも、山積みにやることがあるのに、どうも手順がわるいというか

計画性に欠けているというか、行きあたりバッタリというか…

今日は1日フリーで空いていたので、計画と言うものを立てたのに

さっぱり、その通りに行かないのです。

外に出て、猫の額より狭い庭の草を1本取ったら、そこから

草むしりとなってしまいました。

草をむしりながら、そういえば宮迫千鶴子さん(初女先生と

対談集を出している)が「土に触れる生活をしていると、

いい死にかたをする」とテレビで話していたのを思い出し

たのです。

「滅多に草むしりをしない私など、いい死にかたしないん

だろうな」と、思ったら帯津病院の帯津先生が話して

下さった宮迫さんの最後を思い出したのです。

帯津先生は、いつも亡くなる時は、もたもたするな、加速せよ!

と、言ってるそうなんですが、臨終を迎える宮迫さんを

宮迫さんのご主人である画家の谷川さんと、見守っていた時

死の床にいる宮迫さんが「加速したのに…」と言ったのを聞いて

帯津先生もご主人も「宮迫さん、失敗したんだ」と、大笑い

したそうです。

最後の最後に、こんな笑いを振りまいて旅立たれた

宮迫さんって本当に素敵だと思いました。

やっぱり、土に親しんでいた人は違う…

そんなことを思いながら、草むしりをしていると

どの草も健気に見えて来て、コンクリートの割れ目から

出て来た雑草などは、むしれなくなってしまいました。

遅ればせながら、土に親しみ、宮迫さんみたいに

最後の最後に、皆を大笑いさせて旅立ちたいな…と

思いました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二つの年齢

2014-05-24 22:21:37 | 日記
私は、人は二つの年齢を持っていると信じています。

一つは、生れから今日までの実年齢。

もう一つは、魂の年齢、魂年齢です。

私が二つの年齢があること、確信が持てるようになったのは、

Y君と出会ってからです。

彼は進行性の重い障害を持っていました。

自分で動かせるのは、首と指先ぐらいでした。

不自由さの中に生きていると言っていいくらいなのに、Y君の

口からは、私達に何かをして欲しいという要求は殆んど

ありませんでした。

私達は彼に、口癖のように「もっと我がままを言っていいんだよ」

と、言ってましたが、彼は黙って微笑んでいました。

障害が進み、自力呼吸が難しくなっても、自暴自棄になることも

なく、穏やかでした。

お兄さんも同じ病気で亡くなっているので、自分の辿るべき

道は見えていたと思いますが…

内なる計りしれない葛藤はあったと思います。

1年以上、水分も食べ物の口に出来なかった彼が、胃潰瘍に

なっていたのですから…

桜の季節に21歳の若さで旅立っていったY君

彼を思い出す時、必ずあの穏やかな笑顔が思い出されます。

実年齢は、私よりずーと下だったのに、魂年齢は遙かに上

でした。

私は、いつも彼を尊敬していました。

これからも、そのことは変わりません。

自分の魂年齢はいくつだろう…

初女先生が、人はいくつになっても成長します。と言われて

いるのは、魂のことだと私は思っています。

二つの年齢を持つ私たち。

積立貯金のように、誕生日を迎えるたびに増えていく

実年齢と違い、魂年齢は自分の魂を磨いていかないと

高くなっていきません。

Y君が教えてくれた魂の年齢に、私も責任を持って

行かなければと思いました。

Y君、貴方に出会えて良かった!ありがとう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悲しみを悲しみのままで終わらせない

2014-05-23 21:17:58 | 日記
息子の教育実習も2週間を過ぎました。

毎日、帰りは遅いし朝は早いしで、私までもが、かなり疲れてしまい

ました。

明日は土曜なので、ゆっくり休めると思っていたら、卓球部が試合

だから見に行くというのです。

疲れきって帰ってくるわりには、何処となく楽しそうな息子を

見ていると、教師という仕事が合っているのかなと、親バカながら

思ってしまうのです。

初女先生に「大地が教師になりたいと言ってるんです。」と

お話しした時に、先生が「あーやっぱりね。」と言われた

ことを、ふっと思い出しました。

私は、息子に「貴方は特別勉強ができるわけではないけれど

でも、深い悲しみを知っているから、人の苦しみや悲しみを

他の人よりは感じられるかもしれない。

教師になりたいなら、それが貴方の強みになるかもしれない」

と、言ったことがあります。

兄を亡くした時、9歳だった息子にとって、お兄ちゃんとの

思い出がどれだけ残っているかは、わかりません。

でも、あの悲しみは心に刻み込まれていると思います。

私は、この悲しみは死ぬまで背負って行こうと決心して

いました。

でも、初女先生と出会い、悲しみを悲しみのまま

終わらせてはいけないと思ったのです。

そして、いつしか流す涙の質も変わってきたような

気がします。

あの真っ暗な闇の中にあった悲しみから、希望が生まれ

歩きだすことが出来たのです。

多分、大地もそうなのだと思います。

中学の先生になりたいと言った時、中学なんて一番大変

なのに…と思ったのですが、恐らく中学2年で亡くなった

兄のことが心にあるのだろうと思います。

彼は彼なりに、悲しみを悲しみののまま終わらせない道を

歩き初めているのだと思います。

兄の存在に支えられながら、兄と共に歩きだしているのだと、

私には思えるのです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食はいのちだよ~給食

2014-05-21 20:03:05 | 日記
息子の教育実習が始まり、私もお弁当作りに精を出しています。

朝早くから夜遅くまで、ふらふらになって帰って来る息子に

親の私が出来ることは、ご飯しかないのです。

朝は5時起きでお弁当を作っていますが、時間が無くて全部

食べられなかったと、残してくることもあるので、給食の時間を

聞いたら何と15分というのです。

生徒と一緒に15分で食べるけれど、食べ終わらないので、自分は

職権乱用で、後でも食べていると…

決して食べるのが遅い子ではないけれど、中学に入った時も

給食の時間が短くて食べ終わらないと言って残してきました。

その時は、何とか時間内に食べられるようになって欲しいと

思いましたが、でもこれっておかしくないかしら?

食はいのちなのに、何で学校はこんなに食べることを大事に

しないのでしょう。

ゆっくり給食の時間がとれないほど、忙しいってその方が

変じゃない?

食べる時間って、とっても大切な時間だと思うのに…

食べることを端寄ってしまう生活は、大切な事を取りこぼして

しまうような気がします。

私も疲れている時は、いいかげんな食事になってしまいますが

でも、食べことが大事!食はいのちなんだと心のどこかに

あると、それほど食の道を外さずに済みます。

学校でこんなに食べることが大切にされてないって、

初女先生が知ったら、どんなにがっかりされるでしょう。

「食育」は、先ず給食時間から見直してほしいな~
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぞうさんのおむすび

2014-05-19 18:44:12 | 日記
先日、素敵なメールが届きました。

井の頭自然文化園のぞうのはな子さん(66歳)が、体調を崩し

たので、食生活の見直しで、おむすびをあげたら、はな子さんは

好んで食べて、寒さも乗り越え元気になったそうです。と、書いて

ありました。

はな子さんは、第二次世界大戦の後、初めて日本に来た象だ

そうです。

象のはな子さんを見た子供達は、どんなに喜んだでしょう。

大人たちは、象のはな子さんに平和の訪れを実感したことと

思います。

タイ生まれのはな子さんが、おむすびが好きだなんて、

すっかり日本の象さんになったのですね。

日本で最も飼育期間が長い、象さんだけありますね。

はな子さんのおむすびは、お米2升だそうです。

さすが、象さんのおむすびはスケールが違います。

初女先生お会いしたら、象さんのおむすびの話をしたいな~

おむすびは、象さんの体にも良かったんですね。

まど みちおさんがいたら、「ゾウさんのおむすび」なんて

詩が生まれたかもしれません。

はな子さ~ん、今度会いに行くからね~
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酸ケ湯~今日の日はさようなら

2014-05-17 23:51:58 | 日記
酸ケ湯の初女先生の講演会の翌日は、おむすび講習会!

初女先生がおむすびを結び、作り方を丁寧に教えて下さいました。

人数が多いので一人、一つのおむすびを作りました。

私は、おむすびの係をやらせて頂いたのですが、一人の方が

作り終わらない内に器が空くと、もう次の人が空いた器にご飯を

よそっているので、驚いてしまいました。

「一人の人が作り終わってから、次の方が作って下さい」と、

何度か言って、その流れが出来ましたが、初女先生のおむすび

でも、こんなに焦って作ってしまうんだ。私たちは早いことを

良しとする生活をしているのかなーと思いました。

でも、みなさんおむすびが出来ると本当に嬉しそうににっこり

されるので、そこにいるだけで私も嬉しくなりました。

おむすびを結んだ嬉しい笑顔が、大広間一杯に広がって

おむすび講習が終わった後は、丁度母の日だったので、

初女お母さんに「有り難う」と、カーネーションを贈り

ました。

カーネーションを抱えた初女先生を見たら、胸が一杯に

なってしまいました。

皆で8の字のかたちの輪になり、「琵琶湖周航の歌」を

6番まで歌いました。

その後は、初女先生の好きな「今日の日はさようなら」を…

私は、涙が止まらなくなってしまいました。

初女先生が、この酸ケ湯にかけていた思いが静かに深く

心に伝わってきました。

先生の言葉を超えた行動に、感動と感謝に包まれ

酸ケ湯での宿泊講演会は終わりました。

イスキアの精神を伝えたいという先生の思いに、愛情に

支えられて、また新しい一歩が踏み出せそうです。

初女先生、有難うございました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする