~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

すべてに時がある~初女さん

2020-08-30 22:43:15 | 日記

「空の空

 空の空、一切は空である」

この言葉を目にした人は、仏教の

言葉だと思うのではないでしょうか

これは、旧約聖書のコヘレトの言葉で、

2018年に出版された一番新しい聖書の訳です。

私は、宗教というものがその壁を越えていく

そんな時代に入った気がしています。

初女さんはクリスチャンでしたが、

仏教関係からの講演依頼がよくありました。

雲水さんたちが、初女さんから学ぼうと

森のイスキアに泊りに来たこともあります。

初女さんが、この新しい訳の

コヘレトの言葉を知ったら、きっとどんなに

喜ばれることでしょう…

初女さんの著書

「あなたに喜んでもらえるように」の中に

聖書の言葉が5つ入っているのですが、

その5つの中にコヘレトの言葉があるのです。

『何事にも時があり

 天下の出来事はすべて定められた時がある

     コヘレトの言葉 3章1節』

初女さんは、夢や希望の実現に向かって

綿密に計画を立てたり、猛進することが

ないのは、時が熟せば必ず道が拓ける、

「その時」は自然と訪れるものだと信じて

いるからだと書かれています。

『「一寸先は闇」という言葉があるように、

どんなに考えても明日のことは

わからないもの。

確実なのは「今」だけです。

確実な今、今日という日をしっかり

生きることが何よりも大事であり、

そうしていれば

「その時」は訪れると思います。

             佐藤 初女』

 

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今こそイマジン

2020-08-29 22:36:01 | 日記

友人が、8月までに政治がひっくり返ると

言ってたので、昨日の安倍首相の辞任を知り

びっくりして、連絡をとりました。

コロナで世界が変わると言ってました。

コロナによって、当たり前の日常が、

突然変わるということを体験し、遠い過去の

ことと思っていた戦争が以前より近くに

感じるようになった気がします。

見えないコロナウイルスに対する不安に

福島の人たちの、原発事故による放射能の

恐怖が、少しですが重なる思いがします。

友人が「今こそ、イマジンだよ!」と

言ったので

私は「ジョン・レノンは、イマジンを

届けるために、この世に来たと思っている」と

言いました。

イマジンが響きます。

世界は一つだ。コロナはそのことに

気づかせようとしているのかもしれません。

イマジンが心の深みに、静かに降りてきます。

 

ジョン・レノン / イマジン (日本語訳付き)

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心の扉の取っ手は?

2020-08-27 17:45:56 | 日記

”ケーキの切れない非行少年たち”という本に

成程な~と、思うことが書いてありました。

それは「子どもの心に扉があるとすれば、

その取っ手は内側にしかついてない」

親って、子どもの心の扉を無理やり開けて、

ずかずか入って行こうとしてしまいます。

初女さんは、静かに待っていて下さる方でした。

初女さんは「美味しい」ということが

心を開くと言われてました。

そういうことが分かっていて子育てして

いたらな~などど、今頃になって思って

しまいます。

内側にしか取っ手ついてない心の扉

大人にも言えることでしょうね…

 『人が悩んでいるとき、具体的に

 手助けしてあげたいと思うのは

 大変いいことでしょうけれど

 実際には難しいことです。

 それよりも、とにかく話を聞いて、

 常に心を通わせておくほうが大切です。

 そうすれば、その人自身が気づく

 チャンスがきっとあるはずです。

 まずは相手を受け入れ、

 見守ってあげること。

 それが何より相手にとっては

 うれしいことなのではないでしょうか。

             佐藤 初女』

 

 

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コロナの意味するところ…

2020-08-26 22:03:27 | 日記

今日は本屋さんで玉置妙憂さんの

「心の痛みがきえる28の言葉」と

こころの時代のテキストである旧約聖書の

「コレヘトの言葉」を買ってきました。

まさに仏教とキリスト教ですが、

これからの時代、宗教の壁がなくなって

いくような気がしているのです。

 妙憂さんのコロナについての文章を読み

成程と思いました。

妙憂さんは、私たちは「この命は必ず

明日も続いていくものだ」と根拠なく

信じ込んできた、その根拠なき確信が

コロナで崩されたのです。

もともと「明日をもしれない命」を抱えて

いるのだということを見せつけられただけ、

これが新型コロナウィルスがもたらした大きな

事象です。

そして、この出来事は私たちに「何を拠り所に

すればいいのか」を問うていると…

そして私たちは今、大きな分岐点に

立っていると,、言われています。

妙憂さんは夫を自宅で看取り、看護師として

多くの人の死に立ち会ってきた方です。

初女さんもまた、死を前にされた方々に

寄り添って来られ、そして森のイスキアの

活動へと繋がっていったのです。

妙憂さんは『あえて言わせてください。

「死」をみるから、スピリチュアル(魂)の

箱のフタが開く。

スピリチュアル(魂)の箱のフタが

開くからこそ、人間は成長するのです。

とはいえ、先ず自分のコップが幸せで

満たされていなければ…

何事につけても

先ず、自分の準備がしっかりできていなければ

成すもの0もならないのです』と…

コロナで多くの人が死を意識したということは

多くの人の魂のフタが開いたということです。

コロナ後の社会が楽しみです。

絵本作家の五味太郎さんはインタビューに

答えて「こういう時って

いつも『早く元に戻ればいい』って

言われがちだけれど、じゃあ戻った

その当時って本当に充実してたの?

本当にコロナ前に戻りたい?』と、言われた

そうです。

私たちも、この五味さんの問いを自分自身に

投げかけてみては…

 

 

 

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玉置妙憂さん、そして初女さん

2020-08-25 22:37:48 | 日記

友人から電話があり、「直さん、玉置妙憂さん

知ってるかしら?」と言うので、

私が「僧侶で看護師の?」と言うと、彼女は

玉置さんの立ち姿が、あまりに美しいので

思わず本を買ったら、心響き続けて

2冊買ったと言うのです。

玉置さんは、癌のご主人を自宅で看取った時

ご主人の“自然死”という死にざまがあまりに

美しかったことから開眼し、出家して僧侶に

なられたという方です。

友人は、玉置さんはこのコロナでみんなが

死を意識したことに意味がある。

生の先に(生と共に)死があると言われて

いるそうです。

初女さんもそのことを言っています。

『いまを生きていますが、私は、これがもう

死への一歩だと思います。

刻々と過ごしている、この時間が

もう死ぬことに近づいているわけですから。

私は死ぬことのために余計な気を遣わず、

生きることに感謝して、そのまま死に通じて

いきたいと思っています。』

つい先日、初女さんと親しかった方に

初女さんは、老後はないと言われていたと聞き

驚きました。

”今を生きる”を貫かれた初女さんらしい

言葉だなと思いました。

この猛暑で、体も心もだいぶ疲れています。

玉置さんの1分間の瞑想がYouTubeに

ありました。

脳も休ませてあげなくては…

瞑想してみませんか

玉置妙憂さんが語る穏やかに生きるコツ「諸行無常」の意味と1分間瞑想

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凄いしか出てこない

2020-08-23 22:14:43 | 日記

今日の日曜美術館は凄かった!

私が一番行きたいと思っているアート

「あるがままのアート展」の特集でした。

障がい者の人たちが作った作品のアート展

何がすごいかと言ったら、観終わった後に

言葉が見つからないのです。

番組のナビゲーターである、作家の小野さんも

言葉に出来ないと、言ってました。

何かを表現しようというよりも、魂の躍動が

そのまま出ていると感じられるのです。

どうやっても言葉に置き換えることが

出来なくて、凄い!しか出てこないのです。

あるがままのアート展の後に、

岡本太郎の作品が紹介されました。

この流れが凄いインパクトで

呼応しあうアートのようでした。

来週の日曜日、夜8時からEテレで再放送が

あると思います。

是非、観てください。

岡本太郎の言葉も凄い!

  岡本太郎の言葉

* 人生の目的は悟ることではありません

  生きるんです

  人間は動物だから

* 壁は自分自身だ

* 宇宙的ではなく宇宙なんだ

* 自分の姿をありのままに直視する

  それは強さだ

* 下手なほうがいいんだ

  笑い出すほど不器用だったら

  それは返って楽しいじゃないか

* 人間は精神が拡がるときと

  とじこもるときが必ずある。

  強烈にとじこもりがちな人ほど

  逆にひろがるときがくる。

 

 

 

 

 

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記憶は愛

2020-08-22 17:52:20 | 日記

日、なんという暑さでしょう。

今日は、少しは曇るかなと思って梅を干したら

カラカラになって苦しそうなので、急いで瓶に

戻しました。

昼間テレビで”追悼・森崎東監督

「記憶は愛である~忘却と闘う」という

番組を観ました。

森崎監督は、自身も認知症になりながら

『コぺロスの母に会いに行く』という

認知症の母を描いた映画を撮られました。

監督のお兄さんは21歳で、終戦の翌日

三重の海岸で割腹自殺をして21歳で

亡くなったそうです。

監督は、思い出したくない思い出も含めて

記憶は愛であると、言ってました。

私には、よくわからないのですが、

そういう壮絶な記憶も、愛になるって

凄いなあと思いました。

息子が亡くなった後、あまりに息子の

思い出が多すぎて、そのことが悲しくて

苦しくて思い出なんて遺してくれなければ

こんなに苦しまなくて済んだかもしれない

なんて飛んでもないことを思ってました。

今は、思い出すと笑ってしまうくらい

面白い息子だったと、遺してくれた

思い出の豊かさに感謝しています。

記憶は愛…

思い出すと息子の愛に包まれる

そんな気がしています。

そして、息子や初女さんと共に、私は

今を生きているって!

蝉がいのち一杯鳴いている。

花が、照り付ける日差しの中で

いのち一杯咲いている。

私も、悲しみも苦しみもあるけれど

いのち一杯生きよう!

 

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初女さんが言ってた”地球家族”

2020-08-21 21:10:45 | 日記

「コロナは世界を一つにしようとしている」と

言った友人がいます。

私にはわからないけれど、唯 世界中の人が

同時期に同じ体験をしているということの

意味は、とてつもなく大きいと思っています。

”人類”という種でみたら、一つなのですから…

初女さんは、「これからは”地球家族”」と

言ってました。

『これからの人たちは人種や国、

宗教という境界線を越えてつながって

いくことが大事なのではないでしょうか。

日本は島国なので、どうしてもそういう

境界線を気にしがちです。

ヨーロッパなどに行くと、知らないうちに

隣の国に入っていたりするでしょ。

あの感覚が日本人には残念ながら足りない

ように思うのです。

 でも、これからはみんな同じ「地球」という

家に住んでいる一つの「家族」だという

意識を持った方がいいのではないかと

思っています。

           佐藤 初女  』

コロナは、大切なことに気づけ!と

言っているような気がします。

初女さんが言われていた”地球家族”が

静かに心の深みに降りてきます。

 

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初女さんの”生きよ 生きよ”

2020-08-19 22:30:01 | 日記

今日は電話でKさんと2時間ぐらい話して

いました。

コロナで会いたいけれど会いに行けないと

思っていたら、以心伝心のように電話が

かかってきたのです。

初女さんのことは、いくら話しても

尽きません。

私が、内山興正さんの「生きる目的は

生きること」という言葉に出会って

衝撃を受けたとき、

真っ先に浮かんだのが、初女さんとKさん!

初女さんが病の中にあった時に、何を思って

いたかをKさんが聞いた時に、初女さんから

返ってきたのが「生きよ、生きよ」という

言葉だったと、教えてくれました。

Kさんも又、病の苦しみを体験され

「生きよ、生きよ」を実感されてました。

”生きる目的が生きること”

何てシンプルなのでしょう。

でも、このシンプルなことを忘れては

いけない!

初女さんが訃報を受け取った朝、

私はKさんに会いに飛んでいきました。

その時、無意識で「生きよ、生きよ」と言って

歩いていたのを覚えています。

生きてることが当たり前ではなく

頂いている”いのち”だと思うと、

初女さんの

『私たちは人に仕えるために生まれて

きました。

何のために生きるのか”

”どうして生まれてきたのか”

と、頭を悩ませるより

人さまのお役にたつように動いてください。

元気に挨拶するだけでも

じゅうぶん人を喜ばせることができますよ。

この言葉が、心に響いてきます。

気持ちが沈んだときに、自分自身に

「生きよ、生きよ」と言うと

いのちが立ち上がってくる気がします。

コロナにおびえてないで、コロナ禍の中でも

”生きよ、生きよ”なんです。

生きもの共通の生きる目的は、生きること!

これが、自分のど真ん中にあると、

何があっても大丈夫!と思えるはずです。

私たちのDNAに生きることが刻まれて

いるから!

いのちは絶えず”生きよ 生きよ”と

働いてくれているのですから!

 

 

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21世紀という時代

2020-08-18 21:33:47 | 日記

連日、物凄い暑さが続いています。

人間の体温より高くなったらどうなるの

だろうと思ったことがありますが、

40度の暑さにも、人は耐えられるんだと

ちょっと、びっくりしてます。

でも、夜の暑さには閉口します。

私は一日のうちで一番幸せだな~って

思うのは、目覚めたときです。

さあ、坐って新しい一日が始まるぞ!と

思うと、新鮮な気持ちになるのですが、

そのうち、この暑さにやられて、ぐだぐだと

過ごしてしまうのです。

今、読んでる内山興正さんの

「天地いっぱいの人生」は、そんな私に

活を入れてくれる本です。

人間とは、自己を探求していく生きもの

なのかな~と思っています。

この本は昭和50年に、今から45年前に

出版されたものです。

興正さんが21世紀について、このように

書いていたことに、驚きました。

『やがてくる21世紀は宗教の時代に

なるということ。

これは目に見えている。

20世紀は科学技術文明のアタマの時代だが、

このままでは人類は破滅してしまう。

破壊を乗り越えるためには

どうしても本当の意味での「生命を拝む」

という宗教の時代にならなければならない。

これは間違いありません…

             内山興正』

 

 

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