~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

米津玄師~地球儀

2023-07-30 16:02:22 | 日記
宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』の二回目を観ました。
最初観たとき、頭の理解を超えて
いきなり魂に飛び込んで来たと
直感したのですが、二度目は
そのことを頭も理解したという
感じでした。
エンドロールは、最初の時以上に
涙が溢れました。
それは、米津玄師の歌の力も大きいと思います。
この歌を聴いていると、歌からも
問いかけられているというか、
心の深みに響いてきます。
『君たちはどう生きるか』この問を
自分自身投げ掛け、そのこたえを
探し、行動として示していく
(行動は、細やかなことでも行動
なのだと思います。)
それが生きて行くっていう
ことでしょうか…


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明るい『死』

2023-07-27 23:06:37 | 日記
泊まり掛けで書の制作会に行って
きました。
死にもの狂いで『死』を書いて
いました。
死は、終わりであり始まりなのだ!
そんな思いが心のどこかにあって
出来上がった作品は、明るい『死』
になりました。
魂は永遠だそうです。、
死して終わりではないのです。
姿かたちを追い求めなければ、
亡くなった人を身近に感じ
共に生きてることを実感出来ます。
死にも狂いで書いたら明るい『死』は、9月に京セラ美術館の墨人展に
展示されます。
観てくれた人の心に、どんな『死』
が描かれるか、楽しみです。
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宮崎駿『君たちはどう生きるか』

2023-07-22 23:26:59 | 日記
 今日は、宮崎駿監督の最新作
『君たちはどう生きるか』を
観てきました。
このタイトルは、吉野源三郎の
著書から取っているので、ベースに
この本があるのかと思ったら
全然違うものでした。
しかしこのタイトルは、映画が、
私達に問うているテーマのように
思えました。
私の周りは、二回観たという人が 
何人もいます。
分かる気がします。
この映画は『頭の理解を超えて魂に直接飛び込んで来る映画』
これが私の直感で感じたことです。
なぜか分からないのですが、
声優さんやスタッフの名前が
流れるエンドロールを観ていたら
涙が溢れました。
それは、感情とは別の魂からの
呼応のような涙に思えるのです。
『君たちはどう生きるか』
映画に問われたこの答えを見つけ
出さなければ…


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母なる地球

2023-07-20 00:15:50 | 日記
先日、ポツンと一軒家という番組を
みました。
毎週、視聴率の上位に上がるわけが
何となく分かった気がしました。
あんな不便な所によく暮らせるな~
と思いながら、自然豊かな中での
生活に憧れる自分がいます。
実は私達も自然の一部であるわけで、自然を我が物顔で征服する
権利なんかないのだと思います。
明治神宮周辺の開発が進もうとしています。
最近はヒートアイランドという
言葉も聞かなくなりましたが、
地球温暖化がこれ程深刻になって
いる今、樹木を切ってまでビルを
建てる必要はどこにあるのでしょう
人間はどこまで欲が深いのでしょうか…
戦争は地球破壊です。
宇宙からみたら国境も国もありません。
人類が地球家族の意識を持って
地球のことを今こそ真剣に考え
ないと!
 夕暮れの空を見ると、その美しさに言葉を失います。
そして、あ~宇宙に愛されていると
いう思いに包まれます。
母なる地球の為に出来ることを、
どんな小さなことからでも
始めないと!



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梅ちゃん最終段階!

2023-07-17 23:48:43 | 日記
梅干しが最終段階にきました。
青梅を塩水で漬けて作る梅干しは
本当に奥が深く、梅ちゃんの状態を
見ながら、心が離せません。
安心して、ほおっておくと、
そのツケが来てしまうのです。
今年はこの暑さで、本当に難しかったです。
外出から帰って来ると、先ず
梅ちゃんのところに飛んで行く
という日々でした。
今日、干し終わった梅ちゃんを
食べたら、美味しいかった~
夫もうまい❗と言ったので確かだと
思います。
皮と果肉がしっとり馴染んでいます
青梅を塩水で漬けるやり方は、
めっちゃ手がかかりますが、
この梅干しを食べると、来年も
このやり方で作るぞ~と
いう気になります。
初女さんが居たときは、毎年味を
みてもらい、アドバイスを頂いて
いました。
あの頃は、下手でした。
今年の梅干しを初女さんに食べて
もらいたいです~
梅干し作りで、私は今でも初女さんに心をかけるということを教えて
もらっている気がします。
今年は人生初の20キロ越えに
挑戦しました~
この梅ちゃんを持って、あちこち
おむすび講習会に行きたいな~
そう思っていたら、お声がかかる
かしら、ねぇ~初女さん!

イスキアのおむすびは
いつも自家製の梅干しを入れます。
毎年梅雨明けを待って、大量の
梅干しを作ります。

よく洗って塩漬けにした梅が
しんなりしてきたら重ならない
ように梅をひとつひとつ並べて
おひさまと風がまんべんなく
当たるように時々ひっくり返します

この作業を10日ほど繰り返しますが
めんどうだとは思いません。
手間をかけることは心をかけること
心をかけたぶん、必ず美味しく
なるんです。
         佐藤初女

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今を生きる~初女さん

2023-07-15 23:04:37 | 日記
近しい人が突然亡くなりました。
今年になって二人の方が突然死で
亡くなりました。
キツネにつままれたようで、
信じることが出来ません。
知り合いの鍼灸師の先生が
今年はバタバタと人が死ぬよ
と言われてましたが、本当に
そうなってる気がします。
救急車もひっきりなしに走って
います。
コロナで除菌し菌は強くなり、
マスクで酸素がよく取り込めてなくて、具合の悪い人が多いそうです。
近しい人が突然亡くなると 
生きてるとは、今この時しか
ないのだと心底思います。
初女さんは、『先を考えるから不安になるの。今、今を生きて
下さい』と言われてました。
私達は、夜寝て朝が来るのは当たり前だと思ってますが、私の知人は
朝が来ず、そのまま亡くなり
ました。
生きてるということは、どんなに
有難いことか…
当たり前と思っていることが
恵みなのかもしれません。

私はなんにも心配してないの。
今を生きているから。
心配する人は必ずといっていいほど
先のことばかり考えますが
先の見えない未来のことにあれこれ
心を惑わしも不安が募るばかりです
今に感謝していると、とても自由な
気持ちになり一歩一歩確実に
進んでいけるように思います。
          佐藤 初女
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響きあう~初女さん

2023-07-12 23:01:00 | 日記
もうすぐ梅雨が明けそうです。
きゅうりの糠漬けが美味しい季節
となりました。
糠漬けの思い出が立ち上がって
来ます。
初女さんが亡くなられる1年前に
作家の田口ランディさんと
初女さんのご自宅を訪ねました。
初女さんが私達に糠漬けの漬け方を
教えたいと、1月の凍てつく台所で
震える手で包丁を持ち、きゅうりの
イボイボを取っていた姿が忘れ
られません。
何だか初女さんのいのちの炎が
今にも消えそうな気がして、声も
出せず唯黙ってみていました。
初女さんは、『糠漬けは生物多様性なの。ランディさん、そのことを
書いて!』と言ってました。
この伝えたい思いが、初女さんを
駆り立てていたのです。
ランディさんは、二人きりになった時に、地球って糠床なんだよと言ってました。
生物多様性のこの地球という星は
ぬか床なんだ…
誰もがそう思ったら、この地球から
差別も戦争も無くなる筈です。

 ぬか床つて
 生物多様性だと思うんです。
 米ぬか、塩、昆布、鷹の爪
 きゅうり、にんじん、なす、
 大根、食パン、りんご、
 ヨーグルト…
 おいしさを引き出しあう。
 あるがままにいるだけで
 互いに支えあってるの。
 多様なものが
 多様なまま響きあい 
 ともに生きる。
 それがいのちの摂理です。

       佐藤 初女

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もうすぐお盆ですね

2023-07-11 00:23:00 | 日記
夏の夕方って好きです。
汗でぐったりして、それでも
今日1日生きたな~って思えるので
風なんか吹いて来ると、何か
それだけで有り難くなって…
暑いとか寒いとか、文句を言うのは
人間だけですものね~
 スーパーに行ったら、お盆の物が
並んでいて、あ~もうお盆なんだ…
山下先生も新盆だ~と思ったら
何とも言えない気持ちに
なりました。
生まれて来たからには、還るときが
誰にでも訪れるのに、どこかで
永遠のいのちと錯覚している自分が
います。
 お盆に森のイスキアに行った時、
初女さんが、大切な人を失くしてる
人がいるから、庭でたき火をして
迎え火をしましょうと言われ、
私はキリスト教の初女さんが
お盆?と、ちょっと驚きました。
初女さんと一緒に、黙ってずっと
たき火の火を見ていたら息子を
感じました。
深い静かな時間でした。
お盆というと、私の中では
イスキアの庭のあのたき火が
よみがえって来ます。
初女さんの優しさに包まれた
あの夜が…
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筆にはね飛ばされて~

2023-07-08 22:07:11 | 日記
6日、7日と書の制作会でした。
筆って凄いと思いました。
『銀河鉄道の夜』を一字書の作品に
したいという私の野望を、大筆は
見事に、はね飛ばしました。
50枚書いて残せたのは1枚でした。その一枚も、ダメで捨てる紙の裏に
書いたもの、しかもすでに破れて穴が空いてるというものに、練習の
つもり書いたら、それが、一番良かったのです。
練習と思ったら力が抜けて書けた
ので…
そんなものかもしれませんね。
歴史ある道具である筆は、こちらの
表層の意識には応えてくれません。
思うようにならない面白さから
書の世界に入って、もう20年近くになるのかしら…
制作の度に筆に打ちのめされて
います。
今回、選んだ字は『死』です。
死に物狂いで『死』と向き合って
書きます。
おおらかな『死』を…

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銀河鉄道の夜

2023-07-05 00:07:22 | 日記
宮沢賢治が、気になり実に久し振りに『銀河鉄道の夜』を読んで
みました。
自分で読んでいると、言葉を
追うので精一杯になってしまい、
賢治さんの世界が、立ち上がって
こないので、昨日はYouTubeで
素敵な朗読を見つけたので、聴いてみました。
そして、宮沢賢治の世界に包まれ、私も銀河鉄道に乗っている気持ちに
なりました。
今回、読んでちょっと驚いたことは
『本当の幸せ』というような言葉が
何度も出てくることです。
賢治さんの『世界がぜんたい幸福に
ならないうちは個人の幸福はあり得ない』という言葉は有名ですが、
絶えず皆の幸福が心にあったので
しょうか…
銀河鉄道の夜の中にも『なにがしあわせかわからないのです。本当に
どんなつらいことでもそれが
ただしいみちを進む中のできごとなら峠の上りも下りも本当の幸福に
近づく一足づつですから。
「ああそうです。
ただいちばんの幸いに至るために色々のかなしみもおぼしめしです。」』と書かれています。
銀河鉄道の夜は童話ですが、死を扱っています。
賢治さんの『光の素足』もそうです
賢治さんの作品の中の死は、終わりの死ではなく、始まりの死を感じるのてす。
私は銀河鉄道の夜という作品を
『死』という書の作品に出来ないだろうか…
なんて、とんでもないことを夢みて
います。
ジョバンニもカンパネルラも汽車を
降りたのに、私は一人まだ汽車の
中にいるのでしょうか…
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