~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

青春してました

2010-10-31 22:25:47 | 日記
義父の一周忌を終え、福山から帰ってきました。

今日は息子の高校の文化祭に行って来ました。

息子は3年生にして初めて、文化祭に全部参加できたのです。

1年の時は体調を崩し、2年の時は祖父が亡くなって…

男子校で、全クラスが劇をやるという独特の文化祭(二高祭というの

ですが)しかも、女装などなく結構真面目に、劇に取り組むという

ものです。

昨日、劇が始まる前に教室で息子がギターを弾いていたら、気がつくと

人が集まって聴いてくれていたので急遽、劇の前座をやることになった

とのこと、今日は5公演すべて息子が前座で歌うことになって、

彼の実力を知っている母は、ドキドキで観に行きました。

お山ライブと誰もいない公園でしか歌ったことのない息子が、なんと

JK(女学生のことを今はJKと呼ぶのです)の前で歌ったのです。

しかもオリジナル曲まで、クラスメートが盛りたててくれ、思わぬ

学園祭デビューをした息子を見ていたら、青春してるなと嬉しく

なりました。

そして、息子のクラスの劇が驚くほど良かったのです。

「だるい・うざい・面倒くさい」ですべてを片づけてしまうと思っていた

今どきの高校生が、実に真面目で熱かったのです。

「かけがいのない現在を生きろ」というサブタイトルにあるように

未来に踏み出せる今を生きよう!というメッセージがしっかりと

伝わってきました。

観ていて、これって初女先生の「今を生きる」ということだ!と

思いました。

今の若者も分かっているんだと、又しても嬉しくなりました。

息子の学校は大学附属なので、そのまま大学に行けるのですが

息子のクラスは、センタークラスで唯一受験をするクラスです。

悩みも、苦しみも後悔もあるでしょう。でも、その中で「今を生きる」

ということに気づいたのでしょう。

今日は、若者に未来を見つけた素敵な日でした。

帰ってきた息子は、クラスの劇が賞が取れたと大喜びでした。

本当にいい劇だったよ。そしてみんなの前で照れもせず歌う貴方が

何だか大きくみえました。

青春してるなって感じ!

青春という季節を歩きだしている息子が、ちょっぴり眩しい
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋に想う

2010-10-29 07:06:32 | 日記
今年の息子の命日は、私が願っていたような晴天でした。

親ばかですが「創(つくる)晴れ!」だと思っています。

あの時もそうでした。

葬儀の前日のお通夜は、雷が鳴るほどの土砂降りだったのに、翌日

のお葬式になると、みんなの悲しみを少しでも天に持って行って

しまおうというような、晴れ晴れした青空が広がっていました。

あの子らしいな!と思いました。

命日に来てくれた子ども達の心の中で、息子はしっかりと

生きていました。

母も頑張る!という思いにさせてくれました。

さあ、気持ちを切り替え、今日は義父の一周忌に向かいます。

息子と義父は10月に義母は11月に旅立ったので、いづれ来る

私の旅立ちも秋だろうなと、何となく思っています。

空が高くなり、空気が澄んでくる秋という季節は、なんだか

心も澄んでくる気がします。

秋は旅立っていった人たちと、心の交信が出来る季節かも…

秋に想う…です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寛容の世界

2010-10-28 17:40:49 | 日記
昨日の命日に来てくれた、S君に初女先生の「いのちの森の台所」の

創のことが載っているページを見せたら、読み終わった彼が「俺も

最後、山ちゃんとけんかしちゃったんだ」というのです。

合唱コンクールのクラスの練習で、創が友達とふざけて練習の邪魔を

したから、怒ったんだと…

私も、前日から息子とけんかをしていて「そんな生意気いうなら、

お弁当は自分で作りなさい」と言って、その日の朝はおむすびしか

作ってあげませんでした。

昨夜、担任の先生が「生徒の親が亡くなって葬儀になったので、

命日に行けなかったの」と電話を下さいました。

その時、何かの話で先生も「山ちゃんに、合唱の練習の時に怒ったの

が、最後になっちゃった。でもお母さんから山ちゃんが、3年になって

も担任は私でいいって言っていたと、聞いて救われたの」と

言われたのです。

息子は亡くなる前、まるでみんなにこれでもか!と印象をつけるように

いろいろやってくれていました。

S君と先生の話を聞いて、そうか最後は怒られていたのね。と何だか

可笑しくなりました。

私は、周りの人から「それが最期じゃ後悔するでしょ」と言われた

けれど、不思議とそういう後悔はなかったのです。

これってなんだろう。私のポジィティブな性格のせい?と思って

いましたが、もしかしたら「死」とは「寛容の世界」に入ること

ではないかと思えたのです。

本人にも、他者にもすべてに対して、寛容である。

「死の世界」とは孤独でも怖いものでもなく大いなる「寛容の世界」

なのでないかと…

なんの知識もない私が、ふと心に浮かんだことなので、正しいか

どうかはわかりません。

でも、「寛容の世界」っていいなー。

在るかもしれないって思えるんです。

私には…
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れました!

2010-10-27 23:08:35 | 日記
やっぱり晴れました。

息子の明るい笑顔が重なる様な青空がひろがっていました。

今日は元気一杯で行くぞーと思っていたのですが、午前中来てくれた

息子の友達が、眩しいほど大人になった感じがして、私は無意識で

大きくなったね!を連発していました。

彼らが帰った後で、自分でも訳が分からないくらい涙が出て

しまいました。

もう大丈夫と思っていたのにと、そんな自分に少しがっかりしたり…

ちょっと落ち込んでいた時に、今朝はおむすびをお供えしてなかった

ことを思い出し、初女先生のように、一心にお米を研ぐところから始め

おむすびを作りました。

おむすびを作り終わったら、心が穏やかになっていました。

これも、おむすびの力でしょうか。

9年たつというのに、みなさんの思いに支えられていることの幸せを

こんなにも感じられるとは…

何回迎えても、命日はきついけれど、人の思いの温かさを実感し、

支えられて生かされていることに感謝出来る日でもあります。

そしてまた一歩一歩、歩いて行こうと思える日!

苦しい時、辛い時、悲しい時、おむすびを一心に作ると、

おむすびの力で元気になれる!

これは、もしかしたら宇宙の真理かもしれません。

おむすびパワーを、私の宇宙の法則に入れよう!

創 ありがとう!

また、母さんと共に歩いて下さいね。

この泣き虫母さんと…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日天気になーあれ!

2010-10-26 21:08:48 | 日記
夕方から冷たい雨が降り出しました。

季節は、晩秋ではなく一気に冬へ向かおうとしているのでしょうか…

天気予報では、東北の一部が雪だと言っています。

イスキアも雪になるのだろうか…

明日は子どもの命日、もう9回目だというのに、ちっとも慣れず

心がこの季節に負けそうになってしまう

あの子が食べた最後の食べ物がお弁当のおむすびで、(その

ことが私の心のしこりとなっていたけれど)、そのおむすびが私と

初女先生を繋いでくれました。

もしも、あの子がおむすびでなくて、ほかのものを食べていたら果して

初女先生に出会っていただろうか…

このことに、私は大いなるものの計らいを感じるのです。

人間の目は、近くしか見えないから、余りにも大きなこの計らいが

見えないのでしょうね。

初女先生が大変苦しんでいた時に、司教さまが「苦しみなくして刷新

ははかれないんだよ。その苦しみを乗り越えたときに、恵みはやって

くるんだからね。」と言われたそうです。

 命日は何回迎えても、慣れることなくやっぱり苦しいです。

でも、一番苦しい苦しみは乗り越えたから、今は深い恵みを感じられる

ようになったのですね。

明日は、あの子の明るさが感じられる天気になってほしい

   明日天気になーあれ!

母さん、頑張るからね!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスキア号

2010-10-25 20:42:59 | 日記
夕方、主人から「床屋に行っていると」とメールが来ました。

帰って来た主人に「創(つくる)の友達の床屋さんに行ったの?」

と聞くと「他にどこがあるんだ」という答えが返ってきました。

息子の友達が床屋さんに就職してから、主人は彼の営業1号となって

通い続けているのです。

次男も行っていたのですが、暫らくすると美容院に乗り換えてました。

主人の誠実さには、脱帽です。

「あいつが、命日に仕事終わったら来るって言っていたよ」と…

私は、主人のヘアースタイルはずーっと変わらないなーと、思いました。

今日は25日、息子が倒れた日です。

9年前の自分が、悲しいくらいはっきりと思い出されます。

着ていた服も、持っていた手提げも、自分が何を思い、どう行動

したかも…

照射された記憶は、すべてが昨日の様に残っているのです。

あれから9年…深い深い9年でした。

こころ響く出会いが、いくつもいくつも与えられ、人の思いに支えられ

ここまで来ることができました。

先日、「創くんも、イスキア号の乗組員ですよ」という思いの籠った

メールを頂きました。

イスキアの土地は、船の形をしているのでイスキアの中の「小さな森」

を設計をして下さった先生が、イスキアのことを「岩木山から流れ

着いた船のようだね。きっと、関係者の人達がこの船に乗って航海

してるのでしょう」と言われたそうです。

その船に、創も乗っているよ。とその方はメールに書いてくれたのです。

初女先生は「どこに向かって進んで行くのでしょう。それは誰にも

分かりません。でも、私は、不安に思う事はまったくありません。

なぜなら、それは神様だけがご存じですから、私たちはお任せする

だけでいいのです。」と言われています。

イスキア号という母船に乗って、私は息子と共に進んでいるのですね。

すべてをお任せして…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動く

2010-10-24 06:45:15 | 日記
夏の暑さが去った秋という季節は、一年のうちで一番心が静まる季節

なのでしょうか。

そして、また私の周りは秋に逝った方が本当に多いです。

息子も主人の両親も皆、秋に旅立って行きました。

kさんのご主人は、去年の初女先生のお誕生日の頃に(10月)入院

され、春に亡くなられました。

今年の秋は辛いだろうなーと、ことあるごとにkさんを思い出して

いました。

先日、kさんからお便りがきました。

今年の秋は、病院生活が始まった思い出に、生きて頑張っていた日々

が思い出され涙があふれてきます。とありました。

でも最近、ご主人と二人でやっていた、おむすび講習会を再開された

そうです。

手紙に「やはり動かないと何もわからないのだと、初女先生の「復活」

を思います。夫は私の中で生きています。」という力強い言葉が綴られ

ていました。

やっぱり動くことなんだ!と私も思いました。

私も、息子を亡くした後なにも出来なくなっていました。周囲は

悲しみが癒えるまで無理することないよと、優しく見守ってくれて

いましたが、そこに留まっていると立ちあがれないのです。

じっとまるで台風が去るのを待つように、悲しみが遠のくのを待って

いても、悲しみは何度も押し寄せて来るばかりでした。

私は、年末になり祭壇のある部屋の障子を張り替えたいと思い、

それが出来た時に、自分の中に普通のことが出来る力が残って

いたんだと気づき、それから日常生活が出来るようになったのです。

初女先生は、イスキアを訪れる人をお見送りする時、折にふれ

  「とにかく、まず動いてください。それも、自分の為でなく、

   誰かのために、人さまのお役に立てるように動いて

   くださいね。」とすすめています。

   誰かのために何かをしたとき、その人が喜んでくれれば、

   その喜びは必ず自分の喜びとなり、生きる力になります。

   何も大きなことをする必要はありません。自分の身近に

   いる人のために、その人が喜んでくれそうなことを一つ

   やってみるといいと思います。

   そうすれば、必ず自分の中に生きる力がわいてくるのが、

   感じられるはずです。

と言われるそうです。

初女先生、これって宇宙の真理・法則ですよね。

だから、誰にでもこの力は与えられるってことですよね!

やっぱり私達は、当たり前だけれど、生きる為に生れてきて

どう生きるかを心に抱きながら、自分の人生を耕していく

そういう生命体なんですね。きっと…

  



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神様の計らい

2010-10-22 22:31:01 | 日記
夜10時をまわっていたのに、初女先生にファックスして

しまいました。

新刊の「あなたに喜んでもらえるように」を読み終えたら涙が

止まらなくなり、どうしても有難うございます。が言いたくて…

本の最後の「おわりに」というところでは胸が一杯になって

しまいました。

横浜の講演会の時のホテルでの事が書かれていました。

あの時、先生について下さる方に私はこの春ご主人を亡くされたkさん

にお願いしたいと思いました。

まだ、ご主人を亡くされて間がないので無理かと思いましたが、

このお役目はkさんに!とはっきりと心に浮かんだのでお願いして

しまいました。

私の思いを感じて下さったのか、kさんは快く引き受けて下さいました。

二人で羽田にお迎えに行った時、先生が「kさんのご主人が亡くなった

時、すぐにでも飛んで行きたかったけれど出来なかったの。

でも、私とkさんを繋いでくれるのは、すなおさんだと思っていました」

と言って下さったのです。

その夜、kさんは先生の膝で泣くだけ泣いて、まるで洗礼を受けたよう

だったと言ってました。

そして、翌日の朝食の時のkさんとの会話から、先生が大切な事に

気づかれ、そのことが本の最後に記されていたのです。

kさんは、先生との貴重な時間を私が作ってくれたと、感謝してくれ

ましたが、この本を読んで、私はすべては神様の計らいで、

そのことに、私が遣って頂けたんだ!と思えました。

講演会の翌日は、3人でホテルで朝食をとりました。

何とも言えない幸せに包まれていました。

初女先生もkさんも私も、深い悲しみを持っています。

でも、こうして真の喜びを与えられていることに、感謝と希望を

感じないではいられません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜びが届きました

2010-10-21 22:58:39 | 日記
昨日、初女先生の新刊が待ちきれず、本屋さんに行ってしまいました

が、神様が「待つこころ」と言うかのように、本がありませんでした。

そうしたら今日、送られて来たのです。

「あなたに喜んでもらえるように」という題を見て、「先生にはいつも

喜びを頂いてます。」と表紙の先生に言っていました。

本をひらくと静かな厳かな気持ちがしてきました。

見開きのページには、初女先生の言葉ではなく聖書の言葉がありました。

     愛は忍耐強い。愛は情け深い。

     ねたまない。愛は自慢せず、自分の利益を求めず、いらだたず

            恨みを抱かない。

     不義を喜ばず、真実を喜ぶ。

     すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える

            愛は決して滅びない。

                      (コリント信徒への手紙)

聖書の中で何度も読んだことのある言葉ですが、私は崇高過ぎる

この言葉に、自分との距離を感じていましたが、この本で初女先生の

「愛」の原点はここにあったのかと思いました。

先生の深い「母の愛」はここから生まれていたのですね。

何だか、神様から新しいバイブルを頂いたような気がしています。

本の帯の言葉も、心に響いてきます。

      不思議は 神様の働き

      出会いは 「神様の時間」

      心には前に進むための言葉を

      人のために動くことが、生きること

      「食」はいのちの基本、生きる糧
  
                      佐藤 初女 
                      
       
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初女先生のすごさって…

2010-10-20 23:09:14 | 日記
今日は、初女先生の新刊の発売日でした。

「すっごくいい本が出来たよー」と、イスキアのスタッフから聞いて

いたので、楽しみにしていました。

イスキアに本の注文をしているのに、待ちきれなくて渋谷で本屋さんに

行ったら、ありませんでした。

「あーこれは、待てってことだな」と思いながら「あなたに喜んで

もらえるように」という題を心の中で転がしながら、いろいろ想像

してました。

ふと、初女先生のすごさってなんだろう?と思いました。

はっと気付かされる言葉や、心響く言葉を放って下さる方はいろいろ

いますが、初女先生との違いはなんだろうと思った時、生活だと

思えたのです。

先生の根底にはいつも生活があります。

先生の言葉は、生活の中から生まれてきた言葉です。

今、世界中で「祈りとは生活そのものです」と言える人は、何人

いるでしょう…

初女先生を見ていると、日々の生活がその人を、そして人生を

刻んでいくんだと実感できます。

そんなことを思って開いたページに、まるで分かっていたかのように、

こんな言葉が書いてありました。


    生活している時の動作のすべてが、祈りに繋がっていると

    考えて毎日を過ごすと、生活の中の些細な出来事にも、

    向き合う自分の姿勢が変わってきます。

    こころを込めて食事の支度をしたり、一緒に食卓を囲んだり

    という、もっとも平凡な営みの中にこそ、深い祈りがあると

    思っているんです。

               佐藤 初女
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする