~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんの命日を前にして

2017-01-31 23:42:10 | 日記

明日は、初女先生のご命日です。

一年前の2月1日、朝7時になった途端に携帯が鳴り

嫌な予感と共に、電話の向こうから「直さん、初女先生が

亡くなりました」という声が聴こえてきたのです。

寒い朝でした…

すぐに木更津のkさんに連絡し、電話の向こうとこちらで

泣き合いました。

それから、田口ランディさんにメールをして…

その日は、木更津のkさんのところで二人でおむすびを

結びました。

あの日から一年が経つのですね。

長い長い一年でした…

明日、また木更津へ行っておむすびを結ぼうと思います。

お米は、熊本地震で亡くなった大学生が、もみを蒔き

お父さんが育て収穫したお米を持って行こうと思います。

この一年、私は何をしてきたのでしょうか…

大きな大きな存在だった初女先生が亡くなられたの

ですから、一年ぐらいぼーっとしても仕方ないよね

なんて思っていましたが…

 『今を生きることによって

 これから進むべき道が示されてくると信じています。

 自然に自分で感じたもの、示された道を

 進んだことによって現在があると思うから。

                    佐藤 初女   』

今の私は、ダメな私じゃなくて、自分で感じたもの

示された道を歩んできた、その私なんですね。

なかなか直ぐに行動できない私を、いつも見守って

いてくれた初女先生。

明日から、止まっていた時間を刻みださなくては…

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岸圭子さんが撮る初女さん

2017-01-30 22:11:44 | 日記

写真家の岸さんが初女先生の写真展のDMを多めに

送って下さったので、知り合いに送りました。

DMの初女先生の写真を、観ているだけで先生のお声が

聞こえてこるようです。

じっと心の声を聴いて下さる先生の存在を感じるのです。

生前、初女先生は「岸さんの写真はいいものね~」と

よく言っておられました。

「岸さんの撮った写真のお米は違うよ」と嬉しそうに

話して下さった初女先生が思い出されます。

弘前での写真展の時に、先生の写真の前で

涙が溢れ、しばらく泣いてしましました。

先生の深い思いが、祈りが伝わって来るのです。

写真を見ているだけで、心が支えられて

「大丈夫だよ」と言われている気がしました。

20年以上初女先生を見つめて来た、岸さんの撮る

写真は、先生が言葉では伝えられないものまでも

とらえている様に思います。

初女先生が亡くなり、長い長い一年でした

岸さんの写真にどれほど支えられたことか…

初女先生に会いに、写真展に行こうと思います!

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森のイスキアのふきのとう

2017-01-29 18:51:27 | 日記

よく草むしりをしていた近所のおばさんが、

最近は寒いから見かけないのかなと思っていたら、

亡くなったと聞き、茫然としてしまいました。

おばさんはいなくなっても、お庭の梅の花は咲きだして

います。

いつも春の訪れを告げるように咲く梅の花が

今年は淋しく感じます。

森のイスキアのふきのとうも、春を待っているのだろうか

春になったら、イスキアのふきのとうを摘む人が

いるのだろうか…

よく、初女先生がいなくなって森のイスキアはどうなるの

って聞かれます。

初女先生は、新しいイスキアを始めると言って

そのことは語っていましたが、ご自分がいなくなった

後のイスキアのことは、何もおっしゃっていなかった

ように思います。

亡くなった時に着るお着物は用意されていたのに…

いつか、誰かのところに天からメッセージが降りて

くるのでしょうか…

初女先生は「自然に任せましょう」と、よく言われて

いましたから、森のイスキアのこれからのことも

自然に任せていれば、先生が望まれるように

運ばれていくのでしょうか…

きっと、そうなんだろうなって思えるのです。

森のイスキアのふきのとうは、春の準備をして

じっと雪の中にいるのですね。

「直さんはどうしたの?ふきのとうだってちゃんと

準備をしているのよ」という初女先生のお声が

聞こえて来たような気がします。

寒さの中でも、季節は確実に春に向かって

いるのですね。初女先生…

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目に見えない世界を感じたい

2017-01-28 23:40:13 | 日記

今日は、学童保育の仕事をしていた時にみていた子が

オペラ歌手になっているので、彼女の舞台を観に行き

ました。

小学生の時からきれいな歌声だったけれど、こんなに

美しく清らかな声だったとは…

やりたいことに一心に進んでいる彼女が、とても輝いて

いて、感動しました。

彼女の弟も、学童で見ていたのですが、20代で

癌で亡くなってしまいました。

お母さんに「亡くなって何年になる?」と訪ねたら

「もう、7年よ。創君は?」と聞かれ「14年」と答えたの

ですが、帰り道14年じゃない、16年だと気がついた

のです。

こんなことを忘れるなんて、母親失格かも…

最近、若松英輔さんの本を続けて読んだのですが

彼は死と死者は違う、死者は生き続けると確信を

持って言われています。

そして、吉本ばななさんは、死と死者を

峻別できる現代では数少ない作家だと書いています。

吉本さんの小説には、よく亡くなった人が出てきます。

ばななさんも、深い悲しみを知っている方なので

しょうか…

亡くなった人達は、生きている者の幸せを一番に

思っていると言います。

一人の孤独を感じる時も、私達は亡くなった人達

(生き続ける死者達)に、見守られどんな時も

想われている存在なんですね。

悲しんでいる時、そっと寄り添ってくれて

いるんですね。

若松さんの本を読むと、生き続ける死者に

支えられていることを感じます。

オペラ歌手の彼女には、いつも弟君が付いている

彼女の歌を聴いていて、そんな気がしました。

ひとりぼっちの人なんていないんだよ。

目に見える世界より、遙かに広い目に見えない世界が

広がっているということなんだね。

その世界をもっと感じたいな~

 

 

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「有り難う」が言えたら…

2017-01-26 18:51:48 | 日記

 

 いつだったか、障がいを持ったお子さんのお母さんが

「挨拶と有り難うが言えたら、この子は生きていける」と

新聞に投稿していました。

私は、この確信に満ちた言葉を読んで、このお母さんが

ここまで来るまで、どれ程の思いをされ、流した涙も

沢山あっただろうと思いました。

障がいを持ったお子さんに、生きて行く上で

必要なことは感謝だと伝えているお母さんは凄いと

思いました。

障がいがあると、人にしてもらう事が数多くあります。

人にしてもらうことが、当たり前と思ってしまうかも

しれません。

でも、このお母さんは「有り難う」と言う感謝の気持ちが

あれば生きていけると、我が子に教えているのです。

私は、そんな子育てをしてきただろうか…

「有り難う」が言えず、「すみません」で済ます人が

いますが、「すみません」は謝罪の言葉であって

感謝の言葉である「有り難う」とは、全く違うのです。

心からの「有り難う」が言えたら、生きていけるよ!

社会人になった息子に、そっと言ってみようかな…

 

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初女先生を偲ぶ…

2017-01-24 22:02:36 | 日記

夕方、家に帰って来たら郵便物が届いていました。

一通は森のイスキアから、弘前カトリック教会で

行われる一周忌のミサと偲ぶ会のお知らせでした。

もう一つは、写真家のkさんから写真展のお知らせ

「いのちをむすぶ・佐藤初女」のDMでした。

Kさんの撮った初女先生が真っ直ぐこちらを向いて

います。

この写真を見ていると、不思議なんですが

初女先生と視線が合い、「直さん」と呼びかける

初女先生の声が聴こえて来るようです。

あ~初女先生の命日が巡って来る…

長い長い一年でした。

写真の初女先生に見つめられていると、魂の対話が

聴こえて来そうな気がします。

「先生、私はこの一年、先生の行動や言葉

話して下さったことを反芻してきました。

でも、まだ自分が行動することが出来ません…」と

言ったら

「直さん、あなたには全て伝えてあります。

自分を信じて!」という声が聴こえて来ました。

先生は一人ひとりの中に神がいると言われていました。

自分を信じるとは、自分の中の神を信じると

いうことでしょうか…

私が、目をそらそうとしても、写真の初女先生は

真っ直ぐに私を見ています。

動き出さねば…

 『苦しみから立ち上がるには、人のために動くことです。

 喜びに満たされたときにも、人のために動くことです。 

 人のために働き、人に喜んでもらえると

 なにものにも代えがたい、深い感動に満たされます。

 それは、誰もが持つ天性です。

                      佐藤 初女  』 

 

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初女先生の感謝の心

2017-01-23 21:29:53 | 日記

寒い一日でした。

夕方、見上げた空に茜色の雲が…

あ~初女先生の雲みたいと思って、空を見上げていると

空から「だいじょうぶ」という言葉が、降りて来たような

気がしました。

私達は、見守られている存在なんだ…

最近、初女先生の感謝がどれほど深いものだったかを

感じて、自分の感謝の小ささに気がつきました。

先生は、「感謝なしには進めない」と言われていました。

「明るく素直に感謝して」が、先生のモットーでした。

何か話すと「感謝ですね」というお言葉が

よく返ってきました。

先生の大きな感謝の心から見ると、私の感謝の心は

ミジンコのようです。

茜色の雲を見上げながら

「初女先生、有り難ございます」と空に向かって

言葉を放ちました。

 『感謝の気持ちを抱いている時

 目は輝きを持ちます。

 特別な贅沢を望むことなく

 いつも感謝のお祈りをしていることが

 目の輝きに現れてくるのです。

              佐藤 初女』

 

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佐藤初女さんの写真展in銀座

2017-01-21 22:48:51 | 日記

若松英輔さんの「涙のしずくに洗われて咲きいづるもの」

を読み終えました。

この本は、死者について語っている本です。

こんなに真っ直ぐに死者について語っている本は

今までにあっただろうか…

こんなことを書くと、オカルトのように取られるかも

しれませんが、そんなことは微塵もなく

私達が感じる亡くなった方の存在が、思い込みでなく

確かな事だと確信できるのです。

若松さんは、「死者は懐古する対象ではない

呼びかける、あるいは呼びかけられる隣人である」と

書いています。

哲学者であり文筆家であった池田晶子さんは

『生者は死者に「思われる」ことで生きている』と

語っていたそうです。

この本を読み終わった時、今まで感じていた

死者の思いや眼差しは、確かなことだったのだと

思えました。

なぜ、若松さんがこんなにも死者を語るのだろうと

思っていたら、最後ページに奥さんを亡くされている

ことが記してあり、やっぱりそうかと思いました。

若松さんは「人間というのは、他者と本当に繋がり

合えるのは、悲しみを通してではないでしょうか」と

言っています。

そして「悲しみとは、単に死者の不在を嘆くことではなく

むしろ死者が私達に近づく合図ではないか」と…

この本を読み、息子や初女先生が今まで以上に

近くに感じられるようになりました。

そうしたら、初女先生の写真展のお知らせが

パソコンに届いていたのです。

2月1日から5日まで銀座の森岡書店で開催されます。

「生者があって死者があるのではなく、死者が生者を

支えている (越知保夫)」

初女先生は、私たちを支えてくれているのですね。

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不寛容の時代と母性愛

2017-01-20 23:40:40 | 日記

台所に立って大根を切った時に、ふいに涙がこぼれました

初女先生の訃報の電話を受けた、あの瞬間が目の前に

立ちあがって来たのです。

息子を亡くした後も、大根を切った瞬間に涙が溢れ

止まらなくなったことが何度もあります。

悲しいという感情が脳を通り、涙が出るのかと思って

いましたが、大根を切っただけで…

深い悲しみとは、そういうものなのでしょうか。

もうすぐ1周忌が巡ってきます。

初女先生のことが、いつも心にあります。

こんな時、初女先生ならどうしただろうと、思うことが

度々あります。

今、世界から寛容というものが無くなり、不寛容の

時代に入ったと感じられるのです。

寛容には、母の心があると思われます。

初女先生は、男性も女性も母性を欲していると

言われていました。

不寛容な時代に、大きく包み込むような母性が

本当に求められると思います。

男性にも母性はあるのよとも言われていました。

アメリカで新しい大統領が誕生します。

アメリカが変われば、世界が変わるとテレビで

言っていました。

世界が不寛容の時代に加速していくのを感じ

不安になりますが、一人ひとりの母性愛が

この不寛容の歯止めになって行くと、

私は信じています。

何があっても変わらない、初女先生の生き方が

私たちの道標

『「母性愛とは、言葉を替えれば受け入れること。」

人は受け止められたと思った瞬間から、本当の

強さを発揮することができます。

「母性愛」がもう少し一人ひとりの心の中で芽生えるなら

混沌とした現代のような状況も、少しは変わる様に

思えるのです

                       佐藤 初女 』

 

 

 

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初女さんを想う時

2017-01-18 23:54:00 | 日記

初女先生に会いたくて、ネットの写真を

見ていたら涙が溢れてきました。

言葉のいらない世界です

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