~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

かけがいのない時間

2012-11-29 22:12:28 | 日記
講演会から時間が経つと、色々反省すべきことが出て来て、少し

落ち込んでいました。

今日、参加者の方とお電話で話したら、「あの時間は、真綿に

包まれたような幸せな時間でした」と言って下さったのです。

そして、スタッフが一生懸命動いている姿に感動したと…

「真綿に包まれたような時間」と言われた時、私は自分が初めて

イスキアを訪れた時のことを思い出しました。

あの時は、天国にいるようだ。天国ってきっとこんなに

穏やかなところなのなのだろうと、思いました。

きっと、三浦のあの場所がちょっとだけイスキアになって

いたのかもしれません。

それは、嬉しい嬉しいことです。

初女先生と過す時間とはそういうものなのでしょう。

そして、お部屋での出会いがこの集いをさらに深いものに

してくれたようです。

おむすび講習会では、「おむすびを作るのにどうしてこんなに

どきどきするの」と、多くの人が言ってました。

出来たおむすびを初女先生に見て頂いた時、「堅いね」と

言われ、これはおむすびだけのことじゃなくて、

人に対しての自分の心が堅いと言われたと思いましたと…

1泊2日の短い短い時間でしたが、その時間が

一人ひとりの中で、かけがいのない時間となっていることに

私たちスタッフは、もったいないくらいの幸せを感じています。

まさに、イスキアの時間が流れていたのですね。

スタッフに「大変ですね」と声をかけたら、「大変だけど

楽しいの」という返事が返ってきて、感激しましたと…

本当に、すべてに感謝です。

私にとってのあのかけがいのない時間が、今の私を

支えてくれてます。

有難うございます!

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星野道夫の世界

2012-11-28 22:45:57 | 日記
今日は、星野道夫さんの写真展に行ってきました。

何年振りかの星野さんの写真との出会い…

何度見ても、新鮮な感動に包まれるのは、星野さんの精神の輝きが

私の眠っていた感性を目覚めさせるからなのでしょう。

どんな時代が来ようとも、もしも人がひとかけらの心を持っていたら

その、心の奥底に響いてくるのが星野さんの写真です。

それは、いのちの世界を写し出した写真だから…

「悠久の時を旅する」という題がついた星野道夫の写真展

星野さんが亡くなる前に撮った写真には、「新しい旅」という

タイトルがついていました。

 「僕は少しづつ新しい旅を始めていた。壮大なアラスカ圏に

  魅かれ、ずっとカリブーを追い続けてきた自分の旅に、

  ひとつの終止符をうとうとしていた。」

  「新しい旅とは、目の前のベットに眠るハメルの心の中に

   はいってゆくことだった。老人の精神の中のカリブーへ

   向かっての、けっして到達しえない旅である。

   その旅の中で新しい風景が見えてくるだろうか。」

星野道夫のこの文章を目にした時、私は星野さんがまだ

旅の途中にあり、悠久の旅人であることを確信しました。

そして人は皆、悠久の時を旅する旅人であり、そこにあるのが

いのちの世界ではないかと…


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月明かりに

2012-11-27 21:57:16 | 日記
今日は、帰りが遅くなり生活クラブの荷物がそのままになって

いたので、ごそごそと片づけ、箱を外に出すとふと自分が何かに

照らされているような感じをうけ、振り返ってみるとお月さまが

私の真っ直ぐ上にあるのです。

まるで、スポットライトのように私は月明かりの中にありました。

そこには、宇宙からの距離などは、まるで存在しないかのように

私は月と対峙してました。

真っ直ぐに見詰めてくれるお月さまを見ていたら、「大丈夫」という

言葉が心に広がってきたのです。

宇宙に守られている。確かに守られている…

この確信はどこから来るのだろう…

そんな気持ちを抱いていたら、ポストにKさんからのお便りが

届いていました。

「イスキア精神がごく自然にあったはずのDNA…」という言葉に

はっとしました。

イスキア精神は、日本人のDNAに脈々と流れていたもの

なのですね。

だとしたら、自分の中のDNAを信じてみよう

自分の中に流れるいのちを信じ、心を澄ませてみよう

宇宙に守られていると感じた直後のKさんのお便り

偶然とはいえないこの流れに、勇気と励ましをもらいました。

イスキア精神が日本人である私の中にも流れている…

信じて進んでいこう






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名前って…

2012-11-25 22:42:08 | 日記
私は子どもの頃自分の名前が、大嫌いでした。

私の年代は、女の子はなぜか殆んどが、子がついていたのです。

今でこそ、変わった名前も気にならなくなりましたが、あの頃は

「すなお」なんて、しかもそれが女の子の名前なんて誰も考えられず

当然のこととして、私はいつも男の子と間違えられていました。

父に何度、名前を変えてくれと泣いて訴えたことか…

卒業式で全校生徒の前で、自分の名前が言われる時は、凍りつく

思いでした。

でも、大人になるに従って自分の名前が好きになり、苗字で

呼ばれるより、名前で呼ばれる方が嬉しくなりました。

生れてから死ぬまで呼ばれる、この名前は何だかとても意味が

あるように思えるようになりました。

 「森のこもれび」の名前を付けた時は、初女先生の講演会を

やるのに、個人名でやったらお金儲けに思われるんじゃないか

と思い、名前を付けることにしました。

その時、私の尊敬する「森のこだま」姉さんが頭に浮かび

そうしたら、「こもれび」が、ふっと心に降りてきたのです。

初女先生にお聞きしたら、「こもれびは、私も好きな言葉です」

というお返事が返ってきて、森のこもれびに決まりました。

講演会に来て下さった方の心に、こもれびが差してくれれば

という思いでやってきましたが、今回の講演会で大切な

気づきを頂き、先ず私は我が家のこもれびにならなくっちゃと

思ったのです。

息子を亡くした後、主人は自分が目を離すと私が死んで

しまうと思ったと言っていました。

小3だった次男は、いつも私の手を握っていました。

何処へ行くにも、3人が束になっていました。

そうしてないと、直ぐに崩れそうだったからです。

こうやって、私は主人と次男に支えてもらっていたのです。

でも、そのことに気づかず、支えてもらうのが私にとって

自然なこととなっていたのです。

今、主人は人生の岐路に立っています。

今度は私が支える番が来たのです。そのことにやっと

気づき、そうしたら私は、我が家のこもれびにならなくちゃ

と、思いました。

何気なくつけた「森にこもれび」と言う名前

ちゃんと意味があったんだなと、何かのチカラを感じます。

「君は暗いから」とよく主人に言われている私ですが

こもれびになる覚悟を決めました!

初女先生の「明るく・素直に・感謝して」を胸に

我が家を明るく照らします。

そして、今 ここがイスキアに…

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初女先生とお豆腐

2012-11-24 11:52:03 | 日記
今回の講演会では、おむすびだけではなくお味噌汁を

教えて頂こうと、初女先生にお願いしました。

先生からお味噌汁の具は、お豆腐とわかめでというお返事を頂き

ました。

その時、先生は「お豆腐の切り方を教えたいから」と言われました。

私は、イスキアのお味噌汁のお豆腐は大きいけれど、お豆腐の

切りかたってあるのかしら?と思っていました。

私の知っているお豆腐の切り方は、手の平にのせてトントントン

って切るやり方です。

ところが、初女先生はお豆腐をまな板の上にのせると、片手で

お豆腐を抑え、包丁を上から押して切るのでなく、静かに前後に

包丁を動かしてきるのです。

そして、切ったあとのお豆腐を水の中に放つのです。

そうすると、味噌汁が濁らず美味しいそうです。

先生のされているのを見ていると、「ふーん、そうか」という

感じだったのですが、家で実際に自分でやってみると

びっくりです!

お豆腐を切る瞬間に空気が変わり、気持ちがしゃんとするのです。

ピーンと張り詰めた朝の空気に包まれ、一心にお豆腐に

向かう自分がいました。

ただ、お豆腐を切るという動作なのに…

先生が調理はその人の生き方そのもの、食べるということは

ストレートに心に届きますというのは、このように調理したもの

なのだ、と実感しました。

三浦の講演会以来、我が家のお味噌汁が美味しくなりました。

朝、いちばんの美味しいにおいが、ちょっとしていて

嬉しいです。

初女先生のお豆腐に対する優しい扱いに、先生の生き方が

見えてきました。

「お豆腐屋さんの包丁は、家庭の包丁と違うから」と言われて

いるのを聞いて、お豆腐屋さんのように手の平にのせて

得意げに、トントンやっていた自分が恥ずかしくなりました。

最近、主人が息子に「うちのお母さんのお味噌汁は美味しいから」

と言っているのを聞いて、効果が出ているのかしらと

主婦の喜びを感じました。

主婦歴うん十年で、やっと分かったお豆腐の切り方…
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すべて捧げて…

2012-11-22 22:20:03 | 日記
今日、仕事から帰って来たら初女先生からFAXが届いていました。

三浦の講演会から10日あまりが経ちましたが

その間、先生は帯広に行き、そして今は大阪に…

大阪の講演会が終わったら、そのまま札幌に行くとありました。

すごいスケジュールをこなされています。

先生は「帰るとね、机の上の書類や手紙がさらに高くなって

いるんだよ」と言われていました。

疲れをとる間もなく、休むことなく初女先生の行動は

続いています。

震災の後、「死んでられない」と言われたという初女先生

そして、過酷なまでの「動の祈り」の行動が今も続いています。

雪のイスキアのHさんが、「北国に住む者は、冬の準備を

するのが楽しみなの。いろんな保存食を作ったり…

初女先生にも、そういう時間を過してほしい…」と言って

いたことがありました。

三浦の宿での最終日、女将さんが出して下さった梅酒の

色を見て、一目で「これは8年もの以上ですね」と当てた

初女先生。

保存食を作るという、密やかな楽しみも全てを捧げて

初女先生の行動は休むことなく、続いています。

頂いたFAXの最後に「今日は朝から雪です。降ったり

やんだりですが、雪を見ると寒くなります。」と書いて

ありました。

寒くなります…

この言葉が、私の心に残雪のように残って消えません。





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覚悟の時代

2012-11-21 23:54:38 | 日記
今日は、ちょっと早い「書」の忘年会でした。

先生から「来年は展覧会をやって、その中で個展をやりましょう。

みんな覚悟を持ってやっていきましょうね」というお話がありました。

「覚悟」ここでも覚悟がでてきました。

何となく、流されるようには生きていけない、そういう時代なのだ!

と改めて思いました。

私が学生の時は、3無主義なんて言葉がありました。

無気力・無責任・無関心だったかな…

その他大勢の中で、何となく生きて来た世代かもしれません。

その私たちが今、覚悟を持って生きることを突き付けられて

いるのです。

初女先生の生き方には、何があっても動じない覚悟を感じます。

 「神の計らいは限りなく 生涯私はその中に生きる」

これが、初女先生の覚悟…

すごい覚悟です。

これからは、一人ひとりが自分の足で立ち、覚悟を持って

自分の人生を一歩一歩歩いて行くそういう時代が来たのです。

覚悟の時代が…



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覚悟を持って…

2012-11-19 19:23:50 | 日記
日本の政治がおかしくなっています。

いい大人が地に足がついてない。と言う感じです。

20歳になった息子にとって、初めての選挙ですが判断材料を

与えることも難しい状態です。

政治をみると、希望が見えてきませんが、講演会に来て下さった

皆さんの姿を思い浮かべると、未来への光を感じます。

みなさん、真剣に自分の生き方をみつめようとしています。

頂いたメールにも、分かち合いではそれぞれの方が確認作業に

来ていたようだとありました。

こんな不安定な時代を生きて行くには、地に足をつけしっかりと

一歩一歩確かに歩いていかなければ、自分を見失ってしまいます。

初女先生も「覚悟を持って進んでいきましょう」と言われてました。

何となくには生きられない、そんな時代を生きていると言う事は

このことも、私たちに与えられた大きな意味あることだと

思います。

そして、その中で初女先生と出会えた自分の人生…

感謝と覚悟を持って進んで行きたい!と思いました。
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出会いは未来をひらく

2012-11-18 21:52:08 | 日記
今日の青空は、初女先生を羽田にお迎えに行った日と同じ

晴れ晴れとした青空でした。

空を見上げながら、帯広にいる先生のことを思っていました。

「この空も 帯広に繋がっている…」

三浦の講演会が終わった翌日、帯広のスタッフからメールがきました。

私は、三浦から帯広につなげるから、そんな集いにするからね!と

約束してました。だから、返信メールに「バッチり、帯広に

繋げたよ」と書きました。

本当に繋がった気がしたのです。

 初女先生と出会ってまだ日が浅い頃、私は自分の家に人を招き

お食事をお出しして、お話を聴くことがイスキアだと思って

いました。

それは、私にとっては何ともハードルが高いことでした。

(料理はともかく、片付けが…)

でも、丁寧に生きることが「今 ここがイスキア」になるんだと

思ったら、イスキアがどんどん広がっていくような気がしました。

初女先生のもとに集い、気づきがあり、出会いがあり

そして繋がっていく…

そのイスキア家族が、やがて地球家族になったら…

希望の持ちにくい時代というけれど、どんな時代にあっても

「出会いは未来をひらく」って思えたら、そこには希望が

見えてきます。

初女先生から頂いた「希望」を確かなものにして行きたい!

晴れ渡った青空を見上げながら、そんな気持ちになりました。

帯広もきっと、希望に溢れていることでしょう

心も快晴!
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母の心に抱かれて…

2012-11-17 09:54:40 | 日記
先週の今日、先生をお迎えに羽田に向かったのです。

晴れ晴れするような青空に励まされて…

あれから、一週間がたったなんて、信じられません。

私は、去年よりはあたふたしてませんでしたが、参加された方の

様子や表情までは、やはりよく見れていなかったようです。

みなさんにとって、この宿泊はどんなだったんだろうと、少し不安が

ありましたが、早くも届く、お手紙やメールに大きな力を頂き

やってよかった!と心から思っています。

食事の支度が間に合わず、大幅に遅れるというハプニングも

みなさんの働きと温かい眼差しの中で、乗り切れました。

その様子に、初女先生の「ここは、一番がいない。みんなが

一番ね」という深いお言葉を頂くことが出来、本当にすべてに

感謝です。

先生は今日は帯広です。

初女先生の「動の祈り」がいかに過酷なものかを、改めて

知りました。

イスキアの20周年のお祝いに、先生の心に響いた言葉を

入れたいので教えて下さいとお願いしましたら、送られてきた

言葉が「神の計らいは限りなく 生涯私はその中に生きる」

でした。

深い深いお言葉です。

そして、その御言葉の通りに歩まれている初女先生…

体が動かなくなって来たと言いながら、休むことなく…

初女先生の大きな母性に抱かれた、1泊2日

それぞれの場所に帰り、いつもと変わらぬ日常が始まりましたが

心が変わっているのを多くの人が感じとってくれています。

先生は、ここに集まった人が、また周りの人に伝えていったら

倍になって広がっていくね。と嬉しそうに言われていました。

男性も女性も母性が必要であり、母性が求められている時代です。

初女先生の大きな母性に抱かれた私たちは、頂いた母性(母の心)

を育て、分かち合っていかなければと強く思いました。

気がつけば、季節は冬に向かっていました。

こもれびの暖かさが求められる季節に…


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