セイヨウタンポポ

近所の空き地の隅で。

光ってるみたいだね。

サロメ

「サロメ」　　　　　アルマン・ポワン


背景といい、女性の表情といい、モナリザの影響が匂うね。

皿の上に首ではなく、花と刃物が置いてあるのが、かえって怖い。

カジイチゴ

いつもお参りしている神社の境内で。

きれいだね。

白さが目に染みるようだ。

エッケ・ホモ

「エッケ・ホモ」　　　　　フランチェスコ・アイエツ


辱められた聖者の姿。

実際はもっとひどかった。

人間は自分がつらくて、嫉妬のあまり彼を地獄に引きずり落そうとしたのだ。

ユキヤナギ

ご近所の細道で。

聖家族

「聖家族」　　　　　ジェイムズ・コリンソン


生真面目でかたい画風がよいね。

優しそうな両親に囲まれて、イエスが幸せそうだ。

タチツボスミレ

山道で出会ったタチツボスミレ。

…だと思う。図鑑で調べたから間違ってないと思うけど。

ウルビーノのヴィーナス

「ウルビーノのヴィーナス」　　　　ティツィアーノ・ヴェチェリオ


ティツィアーノの本霊が本気を出すとこうなる。美しいね。

おとといの受胎告知と全然違うだろう。描いている霊魂がちがうからなんだ。

ナノハナ

近所の空き地で。

光のたまり場みたいだ。

きれいだね。

受胎告知

「受胎告知」　　　　　ティツィアーノ・ヴェチェリオ


ティツィアーノにしては下手だね。これは本霊が活動をさぼってるんだ。

要するに彼は、受胎告知の神話なんて信じてなかったんだよ。

だからこれは、世間へのお付き合いという感じで、仕方なく描いたんだ。

ティツィアーノの宗教画にはそんなのがたくさんあるよ。