月末恒例のお花まつりです。秋ですね。冒頭は10月の初めごろに撮ったツユクサ。
わたしが、楠の木を伐られたことを悲しんでいたときに撮った写真です。花が、一生懸命、慰めてくれているかのようです。
近所の空き地に毎年咲いてくれる紫苑です。多分紫苑だと思っているのですけど。いろいろ忙しいので、花の名前調べる暇が、あまりないのです。不親切でごめんなさい。まちがっていたら教えてください。
この花は、ちょっと厳しくて、あまりいい顔をして写ってくれないんです。肉眼で見るととてもきれいなのに。写真て難しいですね。
これはよくわからないんだけど、あとで、グミのような赤い実が生ります。だからグミかなあなんて思うのですけど、あまりよくわかりません。植物の名を調べるのて難しいのですよね。色からとか、季節からとか、咲いている場所とかで検索するのですけど、これだというのには滅多に出会わないです。植物の、個体それぞれに微妙な個性の違いがあるからかな。
写真、いっぱいたまっているので、今日はたくさん紹介しますよ。
これはなんだ。またもわかりません。小さくて、花の大きさは直径で3~5ミリ程度と言うところかな。カメラで接写するととてもかわいく写りました。きれいです。
これは名前わかります。オキザリス。ムラサキカタバミを大きくしたような花です。多分同じ仲間なのだろうけど、最近、野生化したのを野っぱらで見つけるようになりました。何かものいいたげです。見ていると、呼びかけられたような気がしたので、写真を撮ったのですけど、何が言いたかったのかな。
オシロイバナ。ご近所の庭先に咲いていました。オシロイバナも、少し気難しい花。相性というのがあるのかなあ。花にも、人の好き嫌いがあるみたいです。わたしのようなタイプは、苦手みたいなんだ。多分、あんまりに、好きだっていって寄っていくからでしょう。
ピンクのコスモス。日に透けてとてもきれいです。この花が咲くと、ああ、秋だっていう感じがしますね。コスモスは強くてやさしい花。わたしのことを、好きでいてくれるようだ。
アメリカセンダングサ。これは種になると、服にくっついてくるのです、オナモミみたいに。花弁もなくて地味な花だけど、好きなのです。一番つらかった時に、好きになった花。まるで、暗闇に咲いた灯のようだったから。自分で「荒れ地のともしび」と勝手に名前をつけていました。今でも好きです。
ツユクサの群れの中で見つけた、ちょっと風変わりな、薄紫色のツユクサ。きれいだったので撮ってみました。ツユクサは、だれにもやさしい。本当に美しい。人間は「愛」ということばを、何も分からないまま、簡単に使うけれど、本当に、「愛」を見たなら、その美しさに、びっくりすると思う。ツユクサが見せてくれる愛が、見える人はいるだろうか。
最後は、ホトトギス。最近咲き始めましたね。秋が深まってきた。これはお隣のおうちの軒下におかれた、小さな鉢に植えられている花。毎年なじみの花です。お隣の花ですから、いろいろ私のことも知っていて、だから、やさしい顔をしてくれる。時には悲しい顔もしてくれる。ほかのところで咲いているホトトギスとは、違うのです。花にもいろいろある。本当に、その人の心を見てしまったら、愛さずにはいられないように、この花はわたしの心を見たことがあるので、何度も見ているので、ほかのホトトギスよりもわたしを愛してくれるのです。
今日はいっぱい花を紹介しました。
物語も終わったし、これからはちょくちょく花を紹介していきましょうか。でもこれからだんだんと、花は少なくなっていきますね。11月に入ればきっと、急に寒くなる。
虫も花も、だんだんと見えなくなる。
まあ、今日はこの辺で。