今日はいよいよ大つごもりですね。2007年も終わり。皆様には、よい年でしたか。
振り返ると、わたしは、大変なことばかりでした。よく生きぬけました。苦しすぎることもあったのですが、身につけた試練を乗り越えるノウハウを、すべて駆使して、しのぎました。
皆様にも参考にしてくださいね。苦しいことがありすぎるとき、人生を放らずにやりぬくためにやる、いくつかの方法がありますが、その真髄にあるものは、ただ一つ。
とにかく、楽しむこと。バカになること。
この一年、何を抜きにしても、自分の魂を生かすために、楽しいと思うことは、すべてやりました。今から思えば、いかにもばかばかしいなって思うこともありましたが、とにかく面白がって、やりました。何もかも、この大切な自分の魂を、守り抜くため。
やたらと絵を描いていたときもありました。写真を撮りまくりました。編み物をしまくりました。音楽に合わせて、踊りまくったりもしました。疲れ果てて、何もなくなったと思えるようなときには、暗闇に一人座っている自分を想像して、それでも自分自身でいるという喜びを、全身に味わっていたりしました。
あらゆるものが、助けてくれました。写真に写った、かわいいベニシジミ。こんな小さな虫さえ、強い力をくれた。愛してるよって、言ってくれるからです。写真をみればわかる。花も虫も、わたしを、愛してるよっていってくれている。みんな、わたしが、どんなことをがんばっているかを、知っているからです。
愛してるよ。
どんなことだってするよ。
愛の響きに心開けば、必ず聞える。どんなにか、みなが、傷ついているもののために、何もかもをやろうとしてくれているかが。どんなにか苦しいことも、やってくれているかが。すべては。
わたしたちが、あまりにも苦しすぎるため。
にんげんが、苦しすぎるため。
にんげんは、愛が必要なのに、愛を嘘にしてしまう。それは、愛してもらわなければ、何もできない自分が、苦しいから。自分たちのために、何もかもをしてくれる愛が、痛すぎるから。
だから愛をいじめてしまう。そして、すべてをだめにしてしまう。そんな自分がまた痛くて、苦しくて、一層愛をいじめようとする。
痛いよ。痛いよ。いやだよ。いやだよ。みんな、つらい。
苦しいにんげんたちを見て、愛は沈黙する。見えない風の向こうに隠れて、すべての光る手を隠す。愛は見えなくなる。
虫の中に、花の中に、木漏れ日の中に、隠れて、聞えないささやきで、すべての涙を包もうとする。
あいしてるよ。もういいんだよ。やめなさい。
もういいんだよ。
来年は、いい年でありますように。