8月8日、相棒が奥三河へ稀少植物探索に出かけるというので、同行した。行き先は 新城市の奥に位置する県民の森だ。森の維持管理の職員に聞くと、散策路は全長30Km に及ぶ、というからかなり広い。稜線は500~600m位あり上り下りはかなりしんどい。今回は 植物観察なので、川沿いの道を散策し、また滝を3つ見た。蔦の滝、亀石の滝、下石の滝だ。 鬱蒼と茂る森の滝の周辺は岩壁が湿っていて、いかにも稀少植物がありそうな感じだ。湿った 岸壁にはイワタバコなどの珍しい植物が見られた。
森の入口から散策路を歩いて行くとノリウツギが咲いていた。相棒の解説によると、この ノリウツギは葉の表面がふさふさとしていて、ビロードノリウツギというのだそうだ。確かに 葉の表面は絨毯のように滑らかにツルツルしている。日本では東三河の山間部にしか 分布していない貴重な種であるらしい。少し勉強になった。 土手や道端の草むらに咲く、見慣れぬ草花を写真に撮るのだが、慣れない中古カメラ を手にしているので、上手く撮れない。マニュアルフォーカスをもう少し調べておけば 良かった。オートでは花になかなか焦点が合わないのです。仕方なく、旅行用のLumix カメラで、オートでバチバチ撮った。上手く撮れているのがあると良いのだが? 次回まで には、マニュアルフォーカスと焦点範囲設定などをもう少し勉強しておこう。 というわけで、ピンぼけの写真もありますが、ご容赦下さい。
散策路を奥深くまで歩き、蔦の滝、亀石の滝を見て、そこから山越えをして、下石の滝に 下り、川沿いに歩いて観察しながら森の入口まで戻った。都合、写真を撮りながら5時間 程歩いた。この時期、暑さが厳しく、全身汗びっしょりになるのが辛い。無事に歩き終えて やれやれでした。