腹ペコ青虫

2008-08-10 17:38:30 | 蝶と蛾
娘達が小さい頃にはよく絵本を読んであげた。
私の姉がその手の本が好きで買い集めたものが置いてあったし、女房も仕事柄絵本をちょくちょく買ってきてかなりの数があったのだ。

子供たちが大きくなって絵本は読まなくなったが、お気に入りの絵本はまだ何冊か本棚に鎮座している。
その他の本はボロボロになって天寿を全うしたものもあるが、半数ぐらいは子供たちが通った幼稚園で役に立ったはずである。

春に横浜まで行った時、電車の中で幼児を連れた女性がバッグの中から「はらぺこあおむし」の絵本を取り出した。
娘達も見ていたようで
「今でもあるんだねぇ~!?なつかしいなぁ~。」
「私アレが好きだったよね?」
後楽園の駅前にあるビルに面白雑貨の店があるのだが、そこに絵本のコーナーもある。
そこで見つけた「はらぺこあおむし」のストラップなどの小物が実に可愛かった。
が、オジさんに似合うかどうかはかなり疑問なので手が出なかった。
でも、もしかすると今度行ったら買っちゃうかもしれない(笑)

昨日の朝方、田んぼの水を見るついでにカメラを手にブラブラとしていてふと思いついた。
数年前のお盆頃にキアゲハが稲にサナギを作っていた。
水が張ってあるタンボの稲にどうやって這い上がったのか解らないのだが、近場に幼虫の食草があるのは間違いない。
実はもう目星はついていた。
道を挟んだ排水路にセリが密生している。
たぶんコレだ。
のぞいてみると居る居る!!
大小合計六匹の幼虫がお食事の真っ最中。
緑一色に近いナミアゲハの幼虫とはまた違ったインパクトのある独特の芋虫だ。
こんなに目立った配色で良いんだろうかと思うのだが当の芋虫に言わせれば
「これでいいのだ~」
とでも言うのだろう。

でもカワイイかというと男でも嫌な人は嫌なんだろうし、ほとんどの女性はキャ~ッ!!っと逃げ出すことは間違いない。
だが、農家の奥さん方なら指でつまんで足で・・・