
4月12日、前からほしかった品が届きました。
SL3050X1というHIDハンディライトで灯火総研さんから購入しました。
50W5200lm、色温度は6000Kという驚異的なハンディライト。
さらに紫外線強化バルブで、蛾の好きな光を出し誘因効果を高めます。
僕はライトトラップをしたかったけど配線などの知識がなく、さらには車を持っていないので、発電機などは持ち歩くことができません。
そんな悩みをすべて解決してくれるのがこのハンディライトでした。
発電機を用いた大がかりなものよりは光量は落ちますが、それでもすごい明るさです。
さらに大きい懐中電灯というだけなので取り付け簡単という代物。
届いたその日、周りに何もない真っ暗な森の中でライトトラップを行いました。(北広島市)
iPhoneの天気予報は気温7度、風速1メートル。
1メートルの割には風が強すぎます。
雲がかかっていましたが、満天の星空が空を少し明るくしていました。
コンディションは微妙です。
ハンディライトは一時間半持ちます。
そしてバッテリーを搭載すればもう一時間半持って合計3時間の照射が可能です。
今回はバッテリーが充電されていなかったので一時間半の勝負です。
午後6時44分照射!
数分後蛾があたりをよく飛んでいます。
しかしなかなかシートに降りてくれません。
8時21分消灯。
消えました。
反省点山積みの97分でした。
ということでライトトラップで見られた蛾の写真。

ウスベニスジナミシャク
多い。

アトジロエダシャク
ヤガタイプの蛾はシートにうまく乗らないことが多かった。

カバキリガ
多い。
でもどれもまともに止まってくれなかった。

カバナミシャクの一種
ちっこいのも来てくれます。

ホソバキリガ
多い。
ホソバキリガは他の止まっている蛾にアタックしてシート上をあらすことが何度かあった。

マユミトガリバ
かろうじて1個体シートに乗ってくれました。

カギモンヤガ
シートに乗りません。
大体は行方不明になってしまうが、ボトッという音で場所を特定できました。

オカモトトゲエダシャク
常にせわしない。

シモフリトゲエダシャク
一時期本種が一気に3個体来たりしました。
何がそうさせたのでしょうか。

ウスシモフリトゲエダシャクもいました。

タマヌキトガリバ
落ち着いてシートに止まってくれました。
来てくれてうれしい蛾の一つです。

トビモンオオエダシャク
今日一番の大物。

こんな感じです。
写真に写ってる蛾は11頭。
・ライトトラップに飛来を確認した虫
カバキリガ
ホソバキリガ
カギモンヤガ
スギタニキリガ
マユミトガリバ
タマヌキトガリバ
ウスベニスジナミシャク
オカモトトゲエダシャク
シモフリトゲエダシャク
ウスシモフリトゲエダシャク
カバナミシャクの一種
トビモンオオエダシャク
用意したシートがあまりにも小さく、殆どの蛾が落ち葉に落ちて消息不明。
しかもシートに落ちた蛾の大多数は落ち着きがなく、シート上の蛾の入れ替わりが激しかった。
兎に角シートをもっと大きくしなければならない。
飛来した蛾を止まらせるためにはシートを敷くだけではなく、立体的に壁のようにつるさないといけないような気がした。
HIDハンディライトで蛾を集めてブラックライトで蛾を一転に集めるなどの方法も考えなければいけない。
それでも多くは別の方向に逃げてしまうと思うので虫網も必要だと思いました。
ライトを向ける方向も考え直したいと思います。
問題は山積み。
でも蛾が飛来すること、予想以上にライトの光が強いことがわかったので一安心。
実は糖蜜トラップもやっていました。
日は長くなり、午後6時35分からようやくキリガが誘因され始めます。

スギタニキリガ
うまく撮れました。

カタハリキリガ
お久しぶりです。

糖蜜にやってきたキマダラケシキスイ
元々樹液に集まる種類で同じ木に2頭来ていました。

ウスベニスジナミシャク
偶然見つけた交尾体。
・糖蜜に来た虫
ホシオビキリガ
ホソバキリガ
テンスジキリガ
ミヤマオビキリガ
エゾミツボシキリガ
スギタニキリガ×4
スモモキリガ×3
ブナキリガ×2
キバラモクメキリガ×2
カタハリキリガ×1
キバガ類
キマダラケシキスイ×2
焼酎から以前使っていた(第9弾まで)お酒に戻したら、蛾の寄りがよくなりました。
それでもいい成果は上げられず。
糖蜜トラップは早くも幕引きの時期かな?
クリックよろしくお願いします!!
