普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

年金問題と労働組合は無関係?(日々雑感)

2007-06-11 07:11:16 | 日々雑感

6月10日の「たかじんのそこまで言って委員会」で取り上げられた話題についての感想を聞いて下さい。

<<年金問題と労働組合関係>>
同番組では出席者の多くから、今回の5000万件の年金行方不明事件に関連して、年金未納問題における情報流出、国民年金不正免除問題と今回の年金支給漏れ問題への労働組合の関与、社会保険庁職員のこの行方不明問題に対する、不誠実な対応について非難が集中した。

私は、5000万件の年金行方不明問題の原因
でも書いたが、同番組の出席者が言うように、この問題の根本的な原因は、村瀬長官以前の長官以下、組織率 95,9%を誇る労働組合のやる気の無さだと思っている。

念のために最近のWikipedia
を見ると、、
2007年6月、全国社会保険職員労働組合は不祥事を受けて、混乱の収集に向けて残業や休日出勤を容認する方針を初めて示した。
と書いてあった。

皆さん、こんなこと普通の企業の労働組合でこんな事考えられます。
これを逆に読むと、今まであれだけ社会保険庁が非難の的になっていたのに、今年の5月まで労組は残業や休日出勤を拒否していたのではないかと思いませんか。

こんな調子だから同委員会で言っていたように、年金相談窓口を開いたのはよいが、昼食時間になると多くの人が何時間も待っているのに、相談窓口の数を減らして係員が昼食始める理由がよく分かる様な気がする。

<<組合の責任が報道されない>>
問題は「たかじんの委員会」で言われている、年金問題に対する、労働組合の関与についてのは批判が同番組を除くテレビでほぼ絶対に出ない事だ。

これは全国紙でも同じだ。
ブログで割合評判の良い読売新聞でさえそうだ。

好評の「たかじんの委員会」てさえ、関東エリアで放送されないのは何故だろうか。

これは前にも書いたが教育環境崩壊に大きく関与している筈の日教組への批判がマスコミで殆ど報道されないのと同じ傾向だ。

私たちは物事の真相を知る為に、週間文春や週間新潮(私の場合は同紙の広告や中釣りの見出しだけだが)を見るか、「たかじんの委員会」かブログや2チャンネルを見るしか手だてがないのだ。

マスコミは相変わらずの政府、社会保険庁への批判ばかり。
これでは、教育問題が盛んに論議されていても、なかなか前に進まないと同様に、年金に関する不祥事は社会保険庁解体以後も、何時までも続く と思われる。

マスコミはこの労働組合の問題を大々的に取り上げて、政府、与党に基本的な膿を取り除かせるべきだと思う。

<<自民党、民主党へお願い>>
政府、与党も国鉄の改革の成功はあの悪名高い交通ストを行った労組の意識改革に成功したことにもあることを忘れないで欲しい。

自治労を支持基盤とする民主党もこの際、自党の血を流すことになっても、この労組の問題に誠実に取り組んで欲しい。

この年金問題を取り上げた長妻 昭さん他、党内の心ある人達は、問題点がどこにあるのか十分に判っている筈だ。

それが信頼ある政党として、参院選勝利の道に繋がると思うからだ。

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