この問題については私の能力の限界を補う為と公平、正確を期する為に出来る限り Wikipedia の記述を利用した。 (青字で記す)
<<9/11からイラク紛争への連鎖>>
私は1月29日のもし米国が~したら、または~しなかったらで、<<もし昔、米国がイスラエルの制裁決議に何度も拒否権を発動しなかったら>>多分、当時の政権は次回の選挙で一部の有力者の支持が得られず苦戦したか、負けたかも知れません。
然し、イスラエルとパレスティナの紛争は今ではとっくに解決しているのかも知れないし、9月11日に多くの犠牲者を出さずに済んだかも知れません。
と書いた。
アメリカは国連での 対イスラエル非難決議に対しては37回も拒否権を発動したそうだ。
米国が国際社会の反発を招いてでもこんなにイスラエルの為に拒否権を発動したのは、恐らく米国の政権の大きな支持母体の一つであるユダヤ社会からの反対→次の選挙への大打撃を考えたのだろう。
この米国の行動が、イスラエルと対立する立場にある、アラブ人社会に取っては、絶望的な状態を引き起こしたと写り、反米感情が盛り上がったのだろう。
そして、1991年の湾岸戦争以後も、アメリカ軍は中東に展開しつづけ、「中東の憲兵」のようなその振る舞いが9/11事件となって爆発した。
何故なら、彼らの振る舞いが、反米勢力、特にイスラム原理主義の過激派を刺激するものであったからだ。
Wikipediaによりば、自爆テロ戦術の浸透する条件として、下記のものが挙げられる。
(1)おもに宗教的指導者が率いる私軍やゲリラ組織で
(2)自軍の装備戦力が決定的に劣っていること
(3)住民が自国政府または外国の軍隊の強い抑圧下にあって自爆テロ志願者を徴募しやすいこと。
と書いてある。
9/11事件
9/11の場合、上の条件とは少し違うが、の自爆テロの裏には宗教的な感情があったこと、彼等が米国から強い抑圧下にあったと感じていたのは間違いないと思う。
宗派間の紛争
これが現在のイラクのシーア、スンニ間の抗争はまた上記の条件にある、自軍の装備は両派の間では違わないが、その抗争を防ごうとしている国家警察と米軍の戦力より劣っている点と、上記3条件には定義されてない同国民の中の宗派間の抗争であることが違っている。
これは明らかに自爆テロが拡散だ。
この宗派間抗争の一番の特徴は、(1)の宗教的指導者が率いる私軍やゲリラ組織であることだ。
イスラムの偶像崇拝の否定で、神の像がないのは、非常に近代的な考えであるが、その指導者達の一部は神格化され街のいたるところに彼の写真が掲げられているようだ。
彼らは神の名を借りて、(多分米軍の存在とうまくかみ合わせて)、イスラムの為ではなくその分派であるシーア、スンニの為の殉教を説いて信者を洗脳しているのかもしれない。
それがイラクで民衆を対象とした自爆テロが絶えない原因としか考えられない。
<<日本の選挙と宗教>>
私は勿論9/11事件の自爆テロには反対だし、イラクに平和が早く来ることを祈っている。
それ以上の批判や批評をする気も能力もない。
それより日本の事だ。
私は日本で一番ポピュラーな真宗の不熱心な信者だ。
だからその長が大谷某さんで、天皇家とは遠い親戚である位しか知らない。
むしろ他の宗派の指導者で、新聞の広告や電車の中吊りで、どこか国の偉い人と並んでいる人の名前は良く知っている。
選挙の時には真宗から誰かが立候補しているのかも知れないが、何の投票依頼を貰った経験は一度もない。
私達の住む福岡県の選挙に、鹿児島や宮城にどの他県のその宗派の人達から投票の依頼が来るのは地もとでは有名な話だ。
然し日本人のバランス感覚は創価学会の支援を受けている公明党に対して、
自民党 39.3、民主党 12.5に対して、公明党 2.5%前後の支持率を与えている。
公明党は左派、右派混合で足元が定まらぬ民主党よりしっかりしているし、その政策も自民、民主の中間にあるにも関わらずこの支持率しかないのは、Wikipediaでも記された、
・現在でも創価学会と公明党とで定期的に連絡会議が持たれるなど両者の関係は密接であり、報道などにおいても「公明党の支持母体である創価学会」という形で公然と扱われているとなどの観方が一般に拡がっているからだ。
と思われており、その支持母体である、創価学会には
・社会問題になった折伏大行進と呼ばれる大々的な勧誘キャンペーン
・一連の創価学会と日蓮正宗(宗門)僧侶や檀徒の争い
・藤原弘達の『創価学会を斬る』の出版をめぐり、創価学会と公明党は「事実無根」だとして出版社・取次会社・書店などに圧力をかけた言論抑制事件
などの過去のネガティブな記憶が国民の間にまだ残っているからだ。
私には公明党の存在が政教分離の原則に反するなど批判する気も能力もない。
ただ私は、実質的に神格化されかかっている指導者の考え(例えそれが良い考えであっても)に影響を受けやすい党には投票したくないだけだ。
私の動物的本能だと思うが、宗教の指導者のどう言う形であれ、政治への事実上の介入に何となく危険性があるのを感じているからだ。
だから、具体的に言えば、新聞や中吊りの広告にその指導者の名前が無くなるまでは同党へは投票しない。(勿論、学会がこのことをするのは言論の自由で批判など論外だ。)
そして強い信仰心を持つ人達が、他県の人達までに公明党の候補者に投票を要請する(勿論不法行為ではない)と言う噂が無くなるまで同党には投票しないつもりだ。
何故なら米国の9/11事件の遠因には選挙のあり方に関係しており、9/11が世界的に自爆テロを拡散させ、その裏には神格化された宗教指導者にマインド・コントロールされた狂信者がいることを歴史で学んで来た。
勿論、平和日本でそのようなことは起こらないの当然だし、公明党が平和主義を掲げているのも知っている。
然し、私は下手をすれば戦争に繋がり国の存亡にも繋がりかねない選挙そのもののあり方、一個人の考えに動かされかねない宗教と選挙のあり方に敏感でいられないから、完全にフリーの立場でそして自分の責任で投票したいのだ。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。↓
人気ブログランキングへ
政治ブログへ