【NSPの懐かしきアナログLPの数々。その頃はN.S.P.と表記。】
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NSP(エヌエスピー)は、岩手県出身の三人組の
バンド。正式にはバンドだった。過去形にしたのは、
もう生のステージは見ることが出来ないからだ。
国立一関工業高等専門学校の同級生であった三人が
在学中の1972年に結成したバンドである。
アマチュア時代にはニュー・サディスティック・ピンク
(New Sadistic Pink)として、当初はロックを
中心に活動していた。
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高専在学中の1973年に第5回
ヤマハポピュラーソングコンテストに於いて
楽曲「あせ」でニッポン放送賞を受賞し、
同年6月「さようなら」でデビュー。
しかしフォーク調の曲でデビューするのに
この名前が似合わないという理由で、
頭文字だけ取り出したNSP(N.S.P )という
アルファベット三文字のバンド名に変更された。
翌年、高専を卒業を機に上京する。
その後「夕暮れ時はさびしそう」「赤い糸の伝説」などが
ヒットし、叙情派フォークを代表するグループとなった。
まっちゃんが、彼らの音楽を知ったのは
ヒット曲「夕暮れ時はさびしそう」からである。
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その頃は、すでに都会派フォークが流行っていて
オカリナで始まるイントロは何か田舎の風景を
見事に表現していた。でも、シングルは買わなかった。
私の妹がNSPの大ファンだったせいもあるが
アルバムは発売されるたびに購入した。
ジャケットも、とてもまっちゃん好みだった。
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昔の、彼らのコンサートには行っていない。
《再結成してからは、足しげく通ったが。》
でも、1979年に発売され下に紹介する歌は
シングルでも購入した。何かまっちゃんの
その時の心境とピッタリだったからだ。
彼らは、高専の同級生。そして、まっちゃんと同い年。
岩手と和歌山の違いはあるが、地方で育った感性は
多分、似通った部分が多かったからであろう。
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『青い涙の味がする』 作詞・作曲*天野 滋
すすきが揺れる 遠いふるさとの町に
忘れた物を探しに来たんだ
ホームに足を 降ろしただけでこうばしい
青い涙の味がする
仲間を呼んで 騒いだ
酒など飲んで 歌った
そしていまはみんなちりぢり
青春なんて言葉を
手のひらで 握り潰してた
あの頃の 僕たちさ
黙っていても ひとつずつ年をとってく
体の中は思い出だらけ
久しぶりに ふと合わせたアイツの顔が
可愛らしいくらい老けていた
握手をしても ダメさ
頭を下げても 無駄さ
心の距離を感じてしまう
青春なんて文字が
心の隅をつつく
傷口を またつつく
慰めあった人も
別れを惜しんだ人も
今となってはみんなちりぢり
青春なんて 言葉の
意味さえ わからずに
あの頃は 生きていた
青春なんて言葉を
手のひらで 握り潰してた
あの頃の 僕たちさ
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青い涙の味がする
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【今は空の星となった天野さん。でも心の中では生きてるよ。】