このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
I'M NOT DOWN / THE CLASH
If it's true that a rich man leads a sad life.
N' that's what they from day to day.
Then what do all the poor do with their lives?
On judgment day with nothing to say?
もし、金持ち連中が悲しい生活を日々送っているのが本当なら
貧乏人はどうすればいい?
ああ、審判の日になんて言えばいい?
1979年に発表されたパンク・ロックの、というよりは、ロックンロールの名盤中の名盤「ロンドン・コーリング」に収録された「アイム・ノット・ダウン」の歌い出しは、いつ聞いても見事な筆致だとうならせられる。
ジャケットのデザインはエルビスのデビューアルバムへのオマージュだ
紳士というものも、同じではないかと思う。
もし、豪邸に住んでいたり、最高級車に乗っていなければ紳士になれないのだったら、貧乏人はどうする?
そんなものではないだろう。
たとえば、さりげなく車道側を歩いてくれたり、泣きたい時によれよれのハンカチを差し出してくれたり、二つに割った鯛焼きの頭の方を渡してくれたり(実はしっぽの方が美味しいのだが)。そういう心優しい紳士は意外とあちこちにいる。
彼らは後光が差しているわけでも、仕立ての良いスーツをりゅうと着こなしているわけでもないから、よく目を凝らさないと見逃してしまうのだが。
アン王女(オードリー・ヘプバーン)のスクープ写真を売ってひと儲けするという悪だくみを良心から断念する「ローマの休日」の主人公ジョー・ブラッドレーは、そんな市井の紳士の永遠のお手本だ。