このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
グループホームシグナレスから管理者との各種打ち合わせを終えて外に出ると、すでに夜のとばりが下りていた。
駐車場の真ん中で、隣接するやまねこデイサービスの若い職員が星空を見上げながら携帯電話で誰かと話していた。
「―今年の七夕は晴れたね。でも、ほぼ満月なので明るくて、あいにく天の川は見えないけれど。え?うん、おやすみなさい。―あ!理事長!」
悪いね、立ち聞きする気はなかったんだけど、そこに僕の車があるものだから。
今のはボーイフレンド?
「はい。今日は七夕なので、今いる場所で空を見て、と電話したら、きみと出会って久しぶりに空を見上げる気になったと言われて(笑)キザなひとですよね。」
そうだね。いきなりおのろけ、ごちそうさま。恋人たちの、優しい静かな月夜だなと思いつつ、僕も星空を見上げた。