このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
本当にびっくりした。
NPO法人なごやかの理事長に同行して出席した外部会議が長引いたため、終了後、カレー専門店でお昼をごちそうになったのだが、私より先に食べ終えた相手のお皿がとてもきれいなことに。
ソースポットとライスが別々に出てくる本格的なお店で、私はビーフカレー、肉を食べない理事長は野菜カレーをそれぞれオーダーしていた。
私は自分のお皿と見比べて、ひどい敗北感を味わっていた。
それを正直に話すと、彼は吹き出した。
悪い悪い、そんなつもりはなかったのだよ、ふだんからなるべく皿や箸先を汚さずに食べることを心がけているだけ。
でも、スパゲティなどは最初から無理だし、目玉焼きも難しいけれど、カレーは意外に簡単で、特にソースポットからレードル(スプーン状のお玉)でライスにかける方式のものは、このようにコンスタントにきれいにできる。
あらかじめルーがかかっているものに関しても、ルーとライスの水打ち際からスプーンですくうようにして食べ、さりげなくライスの山を手前に曳いてくるのを繰り返すといい。
ひと匙ごとに二つをからめるひとがいるけれど、そうすると食べるのに時間がかかるし、スプーンが汚れるので、皿もきれいにはならない。
僕はたまたま、子供のころからそういう習慣がなかったのが幸いしているのだろう。
ただしこれはあくまで僕個人の観念と作法なので、相手の皿が汚れていようと何も思わないし、責めるものでも強要するものでもないことは、話しておくね。
そう言われながらも、私は若干ひいてしまっていた。