このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
「僕が映画館に通い出したころはちょうどパニック映画、英語で言うとディザスター・フイルム(災害映画)の全盛期だった。
豪華客船が転覆して天地が逆になった中で、うんていや素潜りで脱出を図ったり、サメやタコやキングコングに追いかけられたり、超高層ビルでの火災に巻き込まれたり。
どの映画を観ても、「オレには無理、生き残れない」というのが率直な感想だった。
ところが、自分自身を襲ったディザスターは全く違う種類のものだった。
生き残ったけれど、死んだ方がまだましなレベルの。」
「昨日、娘が受けた小論文専門の模試のテーマは『幸福と絶望について』だったそうだ。
パパにとって絶望って?と尋ねられた。
口に出すかどうか考えた末に答えた。
自分の力が足りず大切な人たちを守り切れなかったと思い知ることかな、と。」