昨年10月に気仙沼市高齢介護課から介法協へ委託があった、介護マンパワー確保対策事業の一つである介護職イメージアップポスターがこのほど完成しました。当該ポスターは、介法協から当法人が原案作成の依頼を受けて現役美大生の職員が複数点を提示し、介法協の管理者会議での投票により選ばれたものです。
制作にあたって市から求められたことは、3点ありました。まず中高生向けとし、介護職のイメージアップに繋がること、次に対外的に気仙沼市としてポスター制作を行なっていることが伝わること、そして気仙沼市と介法協の文字を入れること、です。
時間がない中、さまざまな要望に応えて作品をまとめ上げてくれたKリーダーとは、出来上がったら気仙沼ぽらんの一番いい場所にそれを掲示し、二人でその前に立って記念写真を撮ろう、と話し合っていたのですが、とうとうその日が来ましたね。本当におめでとう。
東京ドームで全39曲、二時間半強。
またしても、「ジェット」は演奏されなかった。
二日前の武道館公演(追加公演が初日って、どうなのかと思う、別段腹を立ててもいないけれど)ではあったそうだが。
とはいえ、36、7年ぶりに聴くレア曲あり、ライブ初披露のビートルズナンバーありで十二分に楽しめた。
アコースティックセットがやや長めだったせいか、これまでの来日公演中、最も暖かい印象を受けた。
始まる直前までは(というか毎回)お互いこれが本当に最後だな、と思っていたし、周囲に公言もしていたけれど、もう、どこまでも付き合うよ、そんな気持ちにさせられたくらいに。
ブランディングは大切だよ。
なごやかにはユニフォームはないけれど、時々フリースジャケットやパーカ、カーディガンを揃えたりするじゃない、あのほどほど感が、逆にいいのさ。いつも全員同じ服だと軍隊だよね。
ホームは終の棲家だなんて言いながら、その家の中を揃いのジャージのひとたちがウロウロしてるって、ありえないでしょ。
もちろん、ネーミングも大切だ。
なごやかの事業所名はすべて、ひとりの詩人の作品に由来しているよね。
見る人が見れば、そこに強い意思や意味を読み取るだろう。
窓の外はもう暗くなっていた。
理事長は言った。
アメリカの西部にはこんな例えがあるそうだよ。
越えなければならない壁に遭遇した時、カウボーイは自分のテンガロンハットを壁の向こう側へ放り投げる。
そうすると、否応なく取りに行かなくちゃならなくなるからね。
そんなに迷っているのであれば、こうしてはどうだろう、きみがおかげさまデイサービスの中に放り投げた帽子を、どんなに苦しくても拾ってきて、それをこのNPO法人なごやかの中に投げ込むってのは。
かつてそうしたように、もう一度。
(おわり)
娘の名前に桜の文字をつけている僕としては、この短く美しい季節が巡ってくるたび、特別な感慨を覚える。
娘が中学に入って間もなく、あれはいったい何の授業だったのか、自分の名前の由来と、どういう思いでつけたのか、そしてどんなひとになって欲しいのかを親に尋ねて書いてもらい、さらにそれを聞いてどう思ったかをワンペーパーにまとめるという宿題があった。
僕は書いた。
娘の母の実家には孫がいなかったことから、自分なりの心づくしとして、あちらの姓から桜の文字を一ついただいてつけたところ、大変喜ばれ、感謝された。
遠く離れてはいるけれど、そんなあちらの方々をも自分の大切な家族なのだと常に考え、気遣い、守れる優しい女性になって欲しい、と。
たまたま桜の花咲く頃に生まれたからそうなのだろうといった程度に考えていた娘はよほどびっくりしたらしく、以来いくぶん、ふるまいが改まったように思えた。