(前回から続く)
パーカーの効能は、探さなくても派手色がいくらでもあること。赤も黄も紫もなんでもござれだ。それも単一色だから上半身全部を目立たせられる交通安全最適服なのだ。「周りの人がどう思うか」以前、その存在を瞬時に周りの人に気づかせる。
青いジャンパーから赤いフードを差し色で見せるのも目立ち&粋。5着のパーカーを取っ替え引っ替え普段着の波風氏、今回の「パーカー論争」は、このストレス社会で服ぐらい好きなのを着れば良く、それを受け入れる許容社会であって欲しいと願うだけの話。
初期高齢者の頃は、無難で目立たず趣味良さげ風老人色の黒紺茶灰が洋服ダンスに並び何の感慨も無く着ていたが、自分が少し歩き始めるとご同輩老人の自分と似たような目立たない服装が気になり始めた。実に車から見えずらいのだ。光が吸収される雨の日の交差点や横断歩道の怖さはもちろんだが、老人は好きなところで道を渡るから危なくてしょうがない。中期高齢者の今、「年寄りは目立ってなんぼの存在」をママヨさんと深く頷き確認。
散歩用のスニーカーもパープルに加えオレンジ。ズボンも黄や赤を履きたいがジーンズの青で我慢。長く黒一色だった車を今年ベージュに変えた。
老人は安全面でも精神面でも、「片隅でヒッソリ暮らしているから無難ですよ」では全然面白くない。性格や生活は簡単に変えられないから、外観ぐらい突出すべき。亡くなる時が人生で一番華やかな外観だったら、「やりたいよう好きにしました。安心して下さい」と涙無用のオチをつけられる。波風氏もママヨさんも、手入れ不十分の白髪ボウボウ頭だが、白髪は何色でも受け入れてくれる万能色、派手な色ほど見事にバランスとってくれる。老いるほど願う、白髪さーん、勝手に消えないでね(笑)
画像は、今の季節に10年は使ってきた絵ハガキ。サンタさんって上から下まで目立つ服装だよなあ。白い髭と白髪頭が体形と赤色にあっている 自作の2025年カレンダーをお二人から今年もいただいた。良いなあ、凄いなあ。歳下の波風氏は唸るのであった。