地元新聞に載った眼鏡屋さんの広告。まず、「息子は、います」に何かあったかとドキリとし、次に臨時休業のお知らせだとわかり、最後に「息子よ、がんばれ」と願わずにいられない展開。洒落てる。先月も調整して貰った、昔から行きつけの眼鏡屋さん。家族ぐるみで仕事されてるが、親切で、身体に触れるものを扱う清潔感、適切な緊張感がある。
息子さんが少しかわいそうだ、とママヨさん。波風氏は、一人前になって欲しい親の愛と、従業員を未だ一人前の技量に高めさせていない責任を感じた。「はがゆい」に万感の思い。そんなに遠くない将来、「息子に、おまかせ下さい」の広告が出たら、息子さんはなんて嬉しいことだろう。息子よ、ガンバレ。血の通ったこんな広告、めったにない。国語の作文教材(連絡文)になる。
『信じるに足る確かな世界』(「dantyu 7月号」掲載のエッセー)はこういうものかもしれない、と最近の波風氏は思うのであった。参考エッセーを知りたい方はこちら → 波風公式裏ブログ「信じるに足る確かな世界」2人展に来てくれた方々に礼状書く。郵便番号検索が意外に楽しく、ママヨさんが「?」の顔 手作り箸の飾り棚つくる。波風食堂は今月で休業し来年6月再開。それまでは波風工房に。