電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

雪国でなぜけが人が少ないか

2005年02月04日 21時56分12秒 | 散歩外出ドライブ
普段は暖かい地域、たとえば東京などで大雪が降ると、交通がマヒし、すべって転んでけが人が続出する。中には骨折して入院してしまう人、頭を打って救急車で運ばれる人、さまざまだ。
では、雪国ではどうしてけが人が少ないのだろう。雪下ろしで屋根から滑落して怪我をすることはあるが、少なくともニュースになるほど転んで骨折する人はいない。これはなぜか。
以前、千葉のそごうで防寒靴を買おうとして、その謎がわかった。東北地方で売っている防寒靴とは、靴底の構造が違うのだ。雪国で売られている防寒靴は、靴底に複雑で深い溝が刻まれ、雪道でも滑りにくいようにできている。ところが、千葉のそごうで見た防寒靴は、靴底がたいらで、溝がないのだ。これでは、雪が降ったらひとたまりもない。滑って転ぶのは当然のことである。
なぜ、千葉のそごうで見た防寒靴は、靴底がたいらだったのだろうか。おそらく、理由は足音だと思う。雪国で使われている、靴底に溝が刻まれた防寒靴の場合、地下街などを歩くとき、キュッキュッと音がする。しかし、靴底が平らな都会風の防寒靴は、地下街を歩いてもあまり足音がしない。滑らない防寒靴は、隣人にどう思われるかを気にする人たちには売れないのだろう。
雪が降ったら、まさつの大きい靴を選ぶ。これは安全に歩くための鉄則である。
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