電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

FMアンテナは全壊

2005年02月12日 09時50分35秒 | クラシック音楽
先に大雪と強風のため倒れてしまったFMアンテナだが、晴天を見計らって屋根に上ってみると、写真のように完全に壊れて落下してしまっていることがわかった。支柱は中央で折れ、ステーは切れ、FMアンテナの素子はバラバラになって雪とともに屋根下に落ちていた。先日の傾いたアンテナの写真は、FM専用アンテナではなく、UHF/VHFのTVアンテナだった。どおりで、TVは大丈夫だがFMステレオ放送は受信できなかったはずだ。モノラルにすれば、電波の条件の良い数局はかろうじて受信可能なので、春になるまでこのままにしておき、雪どけを待って対処することにした。

雪に弱いFM専用アンテナを廃止し、FM放送を外すという選択肢もありうる。実際に、WCPE(*1)やBBC(*2)などのインターネットラジオで、ラジオ程度の音質ならば常時音楽を聞くことは可能である。CSのクラシックチャンネルを契約するという方法もある。ただ、1960年代から慣れ親しんだFM放送が聞けなくなるのはさびしい。いつもの休日、いつもの番組、慣れ親しんだ出演者の声。吉田秀和氏の声の衰えや、はかま満緒氏の声に屈託が現れてくる変化など、年月の推移と自分の年齢を感じずにはいられないけれど。
(*1):WCPE
(*2):BBC radio
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ちなみに、写真は2階の屋根から見た樹齢約200年の松である。本当は、この屋根の上にFM専用アンテナが立っていた。この巨大な松の剪定も大変な話なのだが、それはまた別の機会に。
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