電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

『カッコウはコンピュータに卵を産む』

2005年02月25日 20時41分04秒 | -ノンフィクション
クリフォード・ストール著『カッコウはコンピュータに卵を産む』(上・下、草思社)は、1991年の12月に初めて読んだ。たぶん、今ではブックオフあたりに行くと、それこそ100円で買えるんじゃないかと思う。WEBサイト「物語案内」(*)では、こんなふうに紹介している。
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研究所の大型コンピュータの使用料金が75セントだけ食い違いがある。とるにたりない金額だが、調べてみることにした。誰かが無断で研究所のネットワークを利用している。しかも、ここを足場に軍のコンピュータシステムに侵入している!犯人は誰か。どこから入り込んでいるのか。そして目的は何か。少し難しいけど、コンピュータ好きで推理好きな人なら夢中になるだろう。実際にあった国際スパイ事件のてんまつを描く、いきいきとした記録。
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実際、MS-DOS の全盛時代に、コンピュータ・ネットワークや Unix に漠然とした憧れをいだいたのはこの本を読んだことが原因だろう。今では Linux で自由に Unix 系の環境をいじれるけれど、Unixワークステーションといえば、昔はそれこそ目の玉が飛び出るようなお金がかかったものだ。それを思うと、本当にいい時代になったと思う。

(*): 「物語案内」のトップページへ
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