全国のオーケストラを紹介する番組「オーケストラの森」で、山形交響楽団が取り上げられました。NHK教育テレビで16時から17時までの1時間。1972年に東北初のプロ・オーケストラとして誕生し、創設名誉指揮者の村川千秋氏の指揮のもとでスクールコンサートなどを地道にくり返しながら、現在にいたる活動の経過を紹介。現在の常任指揮者は飯森範親(のりちか)さん。近年は意欲的に新しい活動にも取組み、作曲家と演奏者と聴衆とが共鳴しあうことが大切と、コンポーザー・イン・レジデンスや作曲賞を創設、千住明氏が委嘱作品を提供するなどしています。
今日の番組での曲目は、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲から。スクールコンサートなどでも頻繁に取り上げられる、自家薬籠中の曲目と言って良いのでしょう。思わずわくわくするような軽快さです。
もう一つの曲目は、マーラーの交響曲第4番。残念ながら放送時間の関係で第2楽章はカットされ、第1楽章と、第3・第4楽章だけが演奏されました。ホールは2階席まで満員の状態のようです。演奏としては、第1楽章の軽やかさ・爽やかさ、第3楽章のピーンと緊張感あふれる美しく深い表現が素晴らしいと思いました。終楽章でソプラノの佐藤千枝子さんがいつ出てくるのかとハラハラしましたが、ちゃんと独唱部に間に合うようにすっと出てきたのが、ステージの狭さをカバーしながら、なんともにくい演出です。佐藤千枝子さんの、よくコントロールされた声もたいへんにすてきで、堪能しました。演奏の最後、フライング拍手もなくて、静寂のまま聴衆の溜息と満足が充分に伝わりましたが、いつものブラボーがあってもよかったような気がする。もしかすると、テレビ放映を意識したのかな(^_^;)>poripori
指揮は、2004年の7月、第158回定期演奏会から常任指揮者に就任した、飯森さん。ドイツのヴュルテンベルグ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督も兼ねており、初めての定期演奏会でバルトークの「管弦楽のための協奏曲」を取り上げ、私もすっかりファンになりました。なんでも、山形の美味しいものを食べ、温泉に泊まり、飯森さんの指揮で山響を聞くツァーもあるのだとか。ご婦人方を中心に季節の良いときにはけっこう来県者がおられるのだと聞きました。
非公式情報によれば、収録はNHKの東京スタッフを中心に行われた模様。カメラワークなど音楽の動きにあわせたもので、このへんはかなりの人数が動員されているのでしょう。録音も低音がこもらず、よく録れていました。
一つだけ、練習場にしている議場ホールがある旧県会議事堂を文翔館とテロップで紹介していましたが、あれは間違い。文翔館は隣の建物で、国指定重要文化財。写真のような立派な歴史的建造物です。
今日の番組での曲目は、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲から。スクールコンサートなどでも頻繁に取り上げられる、自家薬籠中の曲目と言って良いのでしょう。思わずわくわくするような軽快さです。
もう一つの曲目は、マーラーの交響曲第4番。残念ながら放送時間の関係で第2楽章はカットされ、第1楽章と、第3・第4楽章だけが演奏されました。ホールは2階席まで満員の状態のようです。演奏としては、第1楽章の軽やかさ・爽やかさ、第3楽章のピーンと緊張感あふれる美しく深い表現が素晴らしいと思いました。終楽章でソプラノの佐藤千枝子さんがいつ出てくるのかとハラハラしましたが、ちゃんと独唱部に間に合うようにすっと出てきたのが、ステージの狭さをカバーしながら、なんともにくい演出です。佐藤千枝子さんの、よくコントロールされた声もたいへんにすてきで、堪能しました。演奏の最後、フライング拍手もなくて、静寂のまま聴衆の溜息と満足が充分に伝わりましたが、いつものブラボーがあってもよかったような気がする。もしかすると、テレビ放映を意識したのかな(^_^;)>poripori
指揮は、2004年の7月、第158回定期演奏会から常任指揮者に就任した、飯森さん。ドイツのヴュルテンベルグ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督も兼ねており、初めての定期演奏会でバルトークの「管弦楽のための協奏曲」を取り上げ、私もすっかりファンになりました。なんでも、山形の美味しいものを食べ、温泉に泊まり、飯森さんの指揮で山響を聞くツァーもあるのだとか。ご婦人方を中心に季節の良いときにはけっこう来県者がおられるのだと聞きました。
非公式情報によれば、収録はNHKの東京スタッフを中心に行われた模様。カメラワークなど音楽の動きにあわせたもので、このへんはかなりの人数が動員されているのでしょう。録音も低音がこもらず、よく録れていました。
一つだけ、練習場にしている議場ホールがある旧県会議事堂を文翔館とテロップで紹介していましたが、あれは間違い。文翔館は隣の建物で、国指定重要文化財。写真のような立派な歴史的建造物です。