電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

目覚めの音楽にモーツァルトは適さない?

2006年10月23日 07時03分05秒 | クラシック音楽
朝、わが家では、目覚しがわりにラジカセでCDが鳴るようにしています。夏場はずっと福田進一さんの19世紀ギター曲集を使っていましたが、先ごろモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」(*)にかえたら、曲の開始が予告なく突然はじまるので、ドキッとして心臓に悪い。しかも「あ~もう朝か。起きようかな~、どうしようかな~」とまどろむ幸せなひとときに、まるで追い立てられるような旋律です。映画「アマデウス」で見せた、あのモーツァルトのけたたましい笑い声が、無慈悲に響きわたるように感じるほどです(^_^;)/
で、再び昨年と同じボロディンの「弦楽四重奏曲第1番&第2番」に戻したら、不満はなくなりました。これはほんとに幸福な音楽だからなぁ。
モーツァルトは、やはり覚醒時の音楽だ、ということなのでしょう。

(*):田部京子さんのピアノで、ヘスス・ロペス=コボス指揮、ローザンヌ室内管弦楽団による演奏。今、通勤の音楽として聞いていますが、これはとてもいい演奏です。
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