志情(しなさき)の海へ

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オオゴマダラの幼虫の世界、一夜にして大移動!《今夜は組踊ユネスコ無形文化遺産記載記念祝賀会!≫

2011-02-09 12:02:19 | グローカルな文化現象
今朝見ると、オオゴマダラの幼虫が二つ植えているホウライカガミのもう一つの鉢植えの根元で静かにとどまっている様子がうかがわれた。びっくりした。ホウライカガミの二つの木のツタを移動しているのである。その移動距離が結構この小さな姿からみると大きい世界に思えるのだが、彼/彼女にとってはそうではないようだ。よく見ると斑点は赤で、黄色は見えない。赤が黒に映えて小さいがしかし存在感を示すような濃い赤である。面白いと思ったのは太陽が出て身を隠すように鉢植えの蓬莱鏡の根元の方にひっそりと身を隠すように佇んでいることである。幼虫の成長の時期からすると結構大きくも見えるので、やがてさなぎになるのかどうかわからないが、移動が面白いと感じている。

幼虫の世界は、鉢植えの二本のホウライカガミの植物の木全体ということになる。その葉を食し、幹をまた食とするのかどうか、よくわからない。少なくとも細いツタも這うように、そうではなく彼/彼女にとっては自然な形で、幼虫の足で歩んでいるのである。二本の鉢植えのホウライカガミの写真を撮った。これが彼/彼女の幼虫の世界・環境である。ここからやがて黄金のさなぎになり時間を経て羽化を経て蝶になる。

隠れる姿に、昨日、今日と同じように異なる鉢植えの蓬莱鏡の根元に潜んでいるということそのものに胸が痛くなるような気もした。その近くに羽化できなかった蝶、飛べなかったオオゴマダラを埋めたのだった。知ってか知らずか、鉢植えの幼虫は雑草の中で鮮やかに見える。





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話題が変わるが、今夜県知事を委員長とする「組踊」ユネスコ無形文化遺産代表一覧表記載記念祝賀会実行委員会主催の祝賀会がパシフィックホテル沖縄「万座の間・珊瑚の間」で開催される。午後6時半から8時半まで!伝統組踊保存会、沖縄県教育文化課、琉球新報社文化事業局、沖縄タイムス社文化事業局が後援し、窓口にもなっている。県をあげての祝賀がなされる。写真と録画のためにも参加する予定。沖縄コミュニティーの活性化、文化的アイデンティティーと多様性への貢献が今後どう推移されるか、劇的儀式の模様を記録したいと思う。そこからどこへどう向かうのか沖縄は?(補講で大学の3・4年生のパワーポイントを使った個人発表があり、7時前までに終われたら途中からの参加になるので、関係者に録画設定などをお願いした。記録は常になされなければならない。今このモメントはすでに過去になるゆえに!)

【式次第】  司会:安次嶺律子
(1)組踊の紹介 (ビデオ上映)  
(2)講話:ユネスコ無形文化遺産記載の意義                          琉球大教授 大城  學  
  1.開会あいさつ                               国立劇場おきなわ理事長 上原 良幸
  2.事項委員会 委員長あいさつ                             沖縄県知事  仲井眞弘多
  3.来賓あいさつ                                    文化庁長官  近藤 誠一
                                         沖縄県ユネスコ協会会長 仲筋 一夫
  4.乾杯の音頭                                国立劇場おきなわ会長  知念 栄治
    *舞踊「かぎやで風」
  5.祝辞 (出席者から2-3人)
    *組踊にゆかりのある舞踊三3題【女こてい武士】【高平良万歳】【坂本節】
  6.伝統組踊保存会の紹介                            沖縄県教育文化課課長 大城  慧
  7.伝統組踊保存会代表あいさつ                         伝統組踊保存会会長  島袋 光晴
  8.記念品贈呈                                  沖縄県知事     仲井眞弘多
  9.閉会                                   沖縄県教育委員会教育長 金武正八郎

 会費は5000円
   問い合わせ:伝統組踊保存会   098-878-2001
         県教育庁文化課   098-866-2731
*この顔ぶれを見ると、文化の突出する部分は男だけの「ホモ・ソサイアティー:Homosociety」ということが明らかである!つまり玉城朝薫の時代も今もさほど変わりはないという事を意味する。役人たちが、社会の上層部の士族たちが担った組踊であった。そして伝統の復元も活発だが、男たちの表象・権威・プライドの世界がまた地域コミュニティーのアイデンティティーの中軸である、というまぎれもなき事実を意味する。いつも女たちはどこにいるの?と気になっている!鉢植えの蓬莱鏡の根元に隠れるオオゴマダラの幼虫のように女たちはこの男たちのホモ・ソサイアティーの影の花として存在するのだろうか?少し吐き気がしてくる。なんだろう?でも記録は必要だ!

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