志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

何か楽しいことを書きたい、でもツイターを見ると福島にしても悲惨な状況が次々と!

2012-05-24 00:53:58 | グローカルな文化現象
               (後ろ姿)

地震、震度5、そして19歳以下の福島の子供たちがこの間ありえなかった身体の異常《心臓疾患)に犯されている。チェルノヴィリからの最新報告も、いい情報はない。

制御不可能な放射能汚染がじわりじわり、日本という国を蝕んでいるーー、それがなぜ起こったのか、その本質的な論議がなされない。

ガリレオの時代と同じで、真実は闇の底、こんなに透明な時代に闇が覆っている。メディアが真実を報じない。なぜ?怖い力がこの地球を支配しているから、と漫画のような物語を語らざるをえない。沈黙を強いられる。何が真実で何が嘘か?

嘘の虚構空間を情報空間を生き生かされる人類が生み出してきた体系というものーー。やれやれ、何かいい事を書きたいと思いつつ、いい事が思い浮かばない。

文芸作品を古代ギリシャから読んでいると、現在に至るまで作品の織りなす世界はただひとつ「何が真実か」の追求のように思える。

真実の果実をひたすら求める旅を続けてきた人間でもある。しかし残酷な殺戮の歴史でもある。絶望してヴァージニア・ウルフのように水浸自殺、も、不思議ではない。絶望の果てに自らを抹殺する。

ある刹那の死の誘惑!

君がそこにいる、というだけで生きるエネルギーには成り得る。
君は好奇心をかきたて、生きていることのミステリーを少なくとも感じさせる。

君がいてワクワクする、
この果てのない希望と絶望が織り成す空の下、ただまだ鳴く鶯がいて、イソヒヨドリの歌垣が朝から聞こえてくる時、あの独特なリズムがアルミサッシの窓の隙間から聞こえてくる時、自然の息吹を自らの鼓動に重ねる。トートトトトトートー、と繰り返す。

チム悲しい思いがある一時、朝露のきらめきに変わる刹那、君がいてわたしがいる。仄かな光はそこにしかないのかもしれない。

やはり、また浜辺を歩こう。そしてあのやんばるの川辺を歩こう。川岸の白鷺に会いに行こう!


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