急激に社会は変化しない。学生たちも疲れた雰囲気。女子学生の方が男子学生より元気がいいような~。
一番おいしいのが冷たい水!という夏の盛り、いつの間にか庭にクマゼミの抜け殻が見える。ああ、またやってきたのだ。アパートに造成された杜に残った樹木の間からクマゼミが啼き始めたのは先週頃、梅雨明けにセミしぐれがやってくるが、まだその真盛りではない。そのプレリュード(Prelude/演奏曲)がはじまったに過ぎないが、なぜかああ疲れるな-の気分~。夢を見たと小泉今日子さんがつぶやいたことばは、その通りで一時の熱狂は「疲れ」を忘れさせた。日本という国の今日から明日が少しぼやけて見えてきたようだが、いつも素敵な花の写真をブログで紹介してくださる方の花々は眼を見晴らせる。
人の美しさは花々の美しさの前に霞んで見える。慄然として、きりりと見える花の盛りの美しさに息を呑む瞬間がある。それは美がもたらす神々しさのようなもの、自然界の営みの、しかし人工的な庭園で植栽された花々も多い現実だが~、花が緘黙しつつ訴えるような前のめりに見える姿が感じられる昨今、落ちたアリアケカズラの黄色い花弁を箒で毎朝のように掃く昨今でもある。それが特に苦になるわけではない~。
花に癒やされるのは事実だ。花の美しさに心が浄化される気分になるのも事実~。どこまで心は浄化され、澄みきることができるだろうか。