(戦前のカシカキ踊りです。背中がそった形ですね!綺麗な舞妓ですね)
ケルト文化圏はスコットランド、ウェールズ、アイルランド、ブルターニュ、コーンウォールの5つの地域が知られていますね。
その中で独立国家は唯一アイルランドです。他ウェールズ、スコットランド、コーンウォールはイギリス連合国内にあり、ブルターニュはフランス国内の一部ですね。今沖縄でも注目されているのは、昨今のスコットランドです。独立のための投票がなされたばかりです。自治権がかなり優れていると見られていますね。「日本ケルト学会」は「世界ケルト学会」と繋がっていますね。ケルト民族圏出身の人々はアメリカにも多いですよね。
ケルトへの関心はあくまで言語とアイデンティティーが中心ですが、演劇(音楽、エスニシティ/民族性、言語)や文学の表出がどうなっているか、最も関心があります。沖縄の文化の中心もかなり言語が強烈です。日本語で組踊は成り立ちませんしね。新作組踊は日本語口語でも8886の音律の中に含むことは可能だと大城立裕氏の「遁ぎれ結婚」が証明しました。それでも唱えは従来の唱えですね。まぁ発展形ではあります。
民謡、琉球歌劇、琉球舞踊の音楽、やはり主なものは首里・那覇語ですね。八重山語のトゥバラーマなどは八重山語が中心です。古典音楽などは首里語が強いでしょうか?民族の呼吸としての言語の位置は大きいですよね。すでに沖縄語(琉球諸語)で語り合う空間は少なくなっていますが、殆どないが、芸能の中心言語は決して日本語ではありません。字幕がついてきていますが、問題ではあります。日本語と沖縄の土着語とのバイリンガルで成り立つ沖縄芸能表象という現実ですね。ウチナーグチがうまくできないと古典は歌えないと古典音楽のボイストレイナーの仲村先生のお話です。古典音楽も首里語がしっかり話せて詠うのと、そうではないのとは差があるとのことです。
ならばもっと本来の言葉を話す努力が要求されていることになりますね。しかしできないシステムの中に据え置かれている沖縄の地政学的位置です。ただ従来とは異なり多言語環境の中で伝統芸能も生かす方法論が問われているのですね。バイリンガルでかつ多言語性を包摂した継承ですね。ハワイや南米など移住していったウチナーンチュが伝統芸能をまた継承している状況はポストグローバル時代の現在です。
ウチナーグチ(琉球諸語)を絶やしてはいけませんね。根っこにあるものが消えてしまったら空洞(魂が無い状態)を生きることにもなりますね。アイデンティティーのコア(核)がなくなることになります。
ウェールズの方が言語が文化アイデンティティーと深く係わるのだと話していたあの言葉に嘘はないでしょう。うちなーや ちゃーやびーが?
ゲール語やちゃーやがやー?国立劇場おきなわは日本語支配やいびーんや?紹介ぬパンフレットやてぃーんウチナーグチや書かりてぃうやびらん。うかしなむんやいびーさ!
沖縄ケルト研究会発足します。少人数でも始めます。
関心のある方はnasaki78@gmail.comまでメールください。どの角度、視点からでもいいかと思います。政治的な視点からスコットランドが注目を浴びていますが、文化の視点は総体的なエキスだといえるのでしょう。アイルランド文学やその歴史の推移は沖縄でも知られていますよね。Music,Performance, and Languages (Literature)!ウェルズの文化/アイデンティティ運動も興味深いですね。
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現代におけるいわゆる「ケルト人」とは、残存するケルト語派の言語が話される国であるアイルランド、スコットランド、マン島、ウェールズ、及びブルターニュの人々である(これにコーンウォールを加えることもある)。しかし、その5ヶ国の人々の中で、まだケルト系言語を使って日常的生活を送る人の数は30%程度を超えない。またアイルランド以外のケルト人の国は、より大きい異民族の国家に併合された上、本来の母語の話者が次第に減少していった。
しかし近年、様々なケルト語再生運動がそれらの言語の衰退を止めることを目的として行われている。この再生運動の有効例として、ウェールズにおいてウェールズ語を教える学校が政府から公金を受け、その学校数が増えて来たということが挙げられる。
また文化面では、エンヤの楽曲やリバーダンスなどは世界的に高い評価を受けている。
現存するケルト語派の言語とそれぞれの話者人口は、以下の通りである。
- アイルランド語(母語人数:〜30,000人;よく話せる人数:〜100,000人)
- スコットランド・ゲール語(母語人数:〜45,000人)
- ウェールズ語(母語人数:〜200,000人)
- マン島語
- コーンウォール語
- ブルトン語(母語人数:〜750,000人)
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それぞれの話者は多くはないですね。上の数値にどう変化が起こっているのか、もっと知りたいですね。