ガザの大学は皆破壊され、多くの教員や学生たちも殺された。あらゆる教育機関も破壊されている。病院も爆破された。ジェノサイドをしかし、イスラエルの高等教育機関(大学)は是認している。アカデミアは普遍的な真善美の探求の場であるはずだが、現実は国家の枠組みを超えることはできないようだ。
イスラエル人学者マヤ・ウィンドの新著『Towers of Ivory and Steel: How Israeli Universities Deny Palestinian Freedom(象牙と鋼鉄の塔:イスラエルの大学はいかにパレスチナの自由を否定するか)』は、イスラエルの大学が、イスラエル国家が用いる占領とアパルトヘイトの政策を支持し、発展させることによって、パレスチナの権利を直接的に制約していることを記録している。「西側諸国では、イスラエルの大学は多元主義と民主主義の砦とみなされている。しかし、実際は......パレスチナ人に対するイスラエルの抑圧体制の中心的な柱なのです」とウィンドは言う。彼女はまた、ガザにおけるイスラエルの「学徒出陣」、「パレスチナ人教育の意図的破壊」、イスラエルの強制徴兵に対する良心的兵役拒否者の運動についても論じている。
"Towers of Ivory and Steel": Jewish Scholar Says Israeli Universities Deny Palestinian Freedom