日本の大学の「遅れ」は、この分野では全くたいへんな状況なので、急いで紹介する2冊の本を読んだのだが、それらを講義しても意味がないので、平田オリザの『芸術立国論』と共に、これらの三冊は一応学生たちに見せるつもりだ!
なぜ自分がPerforming artsが好きでそれにこだわっているかという事と、演劇(劇的空間)について以前授業で使ったのをかいつまんで紹介し、沖縄芝居役者真喜康忠さんや劇団「乙姫」や若い沖縄の文化ヒーローたちについてお話したいと思う。80分そこらでDVDも見せながらの時間はあっという間で、本格的に琉球大は比較表象論なり、劇場と社会、メディアと社会を映像論も含めて講座を提供する構えが必要だね。ネット・アーカイヴも映像もすべて基本は人間のコミュニケーションだが、ボスのセンスやアンテナの貧困さが、どうも、で、こんな一コマの授業で演劇なり評論なり、世界の状況を語りえない、やれやれ!テレビのニュースもドラマもお笑いもすべて表象文化は演出されている。基本は人間であり、人間と人間の関係性(コミュニケーション)だが、コミュニケーション学科で演劇論なり演劇と社会などの授業も、比較論も提供されない大学である。