志情(しなさき)の海へ

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21日から24日まで風雨の強さでたいへんだった。この間ない台風の影響だった!25日からようやく雨が止まった

2021-07-25 20:08:52 | 動植物
22日、ヒヨドリの巣を発見。ずっと観察していたが、風雨が激しい中、母鳥は賢明に揺れ動くガジュマルの枝の上の巣の中にいた。24日、気がつくと雛が一羽巣の中に!しかし~巣の下のコンクリートの廂を見ると、小さな卵が3個落ちていた。かろうじて助かったのが一個である。巣も風になぶられて歪んでいる。そこから転げ落ちても不思議ではない。ヒヨドリの母親はおまけに大きい。巣の中に入ると身体がすっぽり入ってしまう大きさ。

25日朝、餌を持って巣に戻ってきた母鳥と目があってしまった感じがした。その後雛を温めに戻ってきた様子だったが、午前11時半以降、姿を見せなくなった。雛を見捨てたのかもしれない。午後3時頃、ネットでヒヨドリの雛について調べると、雛を保護して育てた事例があった。野生鳥なので巣からころげおちても保護しない方がいいとか、いろいろな事例があった。巣にいるままで保護できないだろうか。


午後3時頃ネットで色々調べてみて、豆乳や蜂蜜を薄めてあげたほうがいいとか、またミルワームの事などが書かれていた。昆虫は蝉や蜘蛛、バッタといろいろな種類を食べている様子。卵の白身に蜂蜜を混ぜての紹介もあった。最初に卵を茹で、白身と蜂蜜をまぜて、お箸でつまんであげてみた。口は開いているが、朝のような元気がない。餌をあげるとうんちがポコリと出たので、それは取ってあげた。

その後ミルワームの前に蜂蜜水をスポイトであげた。赤い肌が痛々しく小さい巣の中で転げ回っている風だが、いつ落ちてしまってもおかしくないほど歪んでいる巣だ。夕方5時頃スポイトで蜂蜜水をあげた後、元気がないのでこのままそこで死んでしまうのだろうと思った。母親が戻ってくる気配はない。放置していた。

深夜2時半に巣を見ると中は空っぽになっている。すっかりきれいになっている。卵の白身の残りも見えない。他の鳥の犠牲になったか、下に転がり落ちたのだと思って懐中電灯で照らしてみるがそれらしき姿は見えない。

台風が過ぎてもその余波で暴雨風が続いていたので、大丈夫かと心配していたが、母鳥はその中でも巣の中にいた。しかし生き延びたのが一匹でまたその生まれたばかりの目の見えない雛も消えてしまった。

巣の中で餌をあげて育てることが可能かと半ば期待していたが、結末がいきなり来た感じだ。木の上まで猫がやってきたとは思えない。他の鳥が、ひょっとしたらヒヨドリがやってきたのかもしれない。ピーピーと元気よく鳴いている声が聞こえて二階に戻ったりしたが、姿は見えなかった。

陽が登って明日朝、もう一度周辺を確認してみよう。思うに台風の風雨に打たれて少し歪んだ巣なので、卵や雛が落ちてもおかしくなかった。母鳥は餌を持って来ている様子はあった。あらためてまた雛を温めてもいたのだ。いきなりそれがストップした原因が人間の脅威ということだったら、こちらにも責任があるようにも思える。カーテンをあけずに見ないふりをすればよかったのかもしれない。しかし、風雨の激しい中、昼間はカーテンを半開きし、夜は締めていた。家の中からのライトも遮断されていたはずなのだが~。

しかし、台風から今日までの5日間、ヒヨドリの抱卵から雛の誕生まで、暴風の中のドラマに熱中できたことは稀な経験だった。


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