飛行機に乗って観劇するには遠いのですが、送られてくる「イマージュ」にはいつもハッとさせられて、意識が喚起されています。沖縄市で一度舞台公演を観たことがあります。また関西の大学で演劇学会の研究発表会があった時、確か大阪大学だったか、その会場のシンポジウムに金さんが登壇されていたと記憶しています。精力的に活動されている事に圧倒されます。
毎回のテーマが時代の変遷を告げています。詩人の吉増剛造さんがゲストで参加したり、日本を代表するような文化人が登場するのも、「態変」の継続的な舞台の魅力に思えます。
つまり、日本の現代演劇界でなくてはならない劇団が「態変」なんですね。人間のもつあらゆる可能性、表現の無限性を示唆しています。身体芸術の無限性、精神の創造・想像の無限性を考えさせられます。