吉 正 月 候(いい そーぐゎち でーびる)、この漢字の当て字はどなたが始めたのでしょうか。いいですね!この2年間、いわゆるコロナ禍の中で、慶寿に恵まれず、年賀状を出すには心が晴れない中で、せめて賀状をいただいた皆様に、年賀状を送らせていただいていますが~、神谷武史さんの「吉 正 月 候」に感銘を受けました。
普通 いいそーぐゎち でーびる(明けましておめでとうございます!あるいはいい正月でございます!)は目にするのですが、吉 正 月 候 (いい そーぐゎち でーびる)ははじめてです!定着したらいいですね。口語表現が主で書き言葉が一般民衆のものにならなかった琉球王国ゆえに?、独自の文字を創出しなかったゆえに、様々な口語が飛び交っていた琉球弧だったのですね。
賀状の中でとても嬉しかったのは、子猫の譲渡会で新しい家族に引き取られた現在イナリ君になったかつてのヨーくんの写真でした。すてきな青年期を迎える顔つきの変化に驚きました。手足もきれいです。シマウマのような模様の手足をしたイナリ君です。家族の愛情を独り占めしている様子がうかがわれました。現在残された三匹の兄弟姉妹は庭と家の中を出入りしているので、つまり庭の土の上を歩いているので、とてもきれいな足裏(肉球)ではありません。家の中だけでくらしている猫とは多少ことなるはずです。それでも猫たちはきれい好きです。互いに舌で毛づくろいをしています。愛らしい光景に和みます。
78歳にして登山をされている田尻先生にはいつもその行動力に刺激を受けます。スペインと日本を往復されながら舞台演出も続けている先生の活力の源には何があるのだろうか。動いているのですね。デスクワーク、執筆もされながら(翻訳や論文など)かつ絶えず身体が流動していることが分かります。なるほどです。身体は動くことが必要なのです。ちょっとウチアタイしています。
年賀状を書く人が少なくなっているとは昨今耳にするのですが、新年度に様々な思いを込めた賀状を送ること、もらうことは特別な意味合いがあるのですね。ネットでの素敵な動画の賀状もいただきました。
数少ない賀状ですが、今年は特に奥ゆかしいものに感じられます。父が存命中毎年何百枚も賀状を送りかつ同じ数ほど受け取っていたことが思い出されます。また恩師は必ず近況を告げる内容でした。出版されたご本や講演や海外に行かれた事など、懐かしい記憶が甦ってきました。
年賀状にこめられた新年の挨拶はやはり格別です。