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モダンとポストモダンのクーデターから1年経って、状況はどうなったのだろうか?

2014-08-16 20:09:45 | 政治の潮流
 
エジプト:モダンとポストモダンのクーデター?!

エジプトのクーデターについての論評です。一部要約しました。http://ja.wikipedia.org/wiki/2013%E5%B9%B4%E3%82%A8%E3%82%B...
 
世界の経済(グローバルスタンダード)は西欧を中軸に動いているので
IMFとか、西欧多国籍(無国籍)企業の意図する方向とからめて、ムスリム同胞団は殺害され政治中枢から駆逐され、西欧(US)に都合のいいエジプトに邁進しているのかもしれない。
 
 
すべては、経済論理が物申す世界なのだろうか?
そして力の論理!
 
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以下は日本経済新聞のサイトより転載:一部だけです!軍事独裁体制にもどったエジプトのようですね!民主化は遠い。アラブの春は見せかけだったのだろうか?現在渡航も、ツアーも要注意地域ですね!
 

[FT]エジプト、公約なき大統領選 民主化遠のく 

(1/3ページ)
2014/5/20 7:00
 

 エジプトのアブデルファタフ・シシ前国防相は、昨年7月のクーデターの際、一方的で秘密主義的な政策によって自壊した、モルシ前大統領とその背後にいるイスラム主義組織「ムスリム同胞団」による支配からエジプトを救った人物として国民に高く評価されており、来週に実施される大統領選挙での当選が確実視されている。だが、称賛を浴びているにもかかわらず、救国の英雄とされるシシ氏が実際にはどんな人物で、どのような政治信条の持ち主なのかは、今のところ不明だ。

大統領選に出馬しているシシ前国防相(14日、カイロ)=ロイター
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大統領選に出馬しているシシ前国防相(14日、カイロ)=ロイター

 

 その理由は、エジプト軍の要職にあったシシ氏が、8500万人の国民に素顔を見せてこなかったからではない。そもそも同氏が公の場に登場して選挙活動すらしてこなかったからである。これまでに2度、暗殺されかけたことを明らかにしているシシ氏は、警備の厳重な軍所有のホテルの奥で、国内各地から訪れる陳情団と面会し、特定のメディアだけを選んでインタビューに応じている。

 シシ氏は国民を叱咤(しった)激励し、あいまいな約束をくり返し、ときおり威嚇口調になることはあっても、国民が投票の判断の基準にできる、具体的な公約は打ち出していない。そのため国民は、雇用創出やインフラ整備への投資から、教育、厚生、医療にいたる、国内の喫緊の重要課題が解決される可能性があるか判断がつかないのだ。シシ氏の選挙活動は、見かけのみで中身が乏しい。

■支持政党を持たないシシ氏

 シシ元帥(1月に与えられた軍最高位。軍から出馬承認を取り付けるための措置で現在は軍を辞職している)がどんな人物なのか、エジプトの国民はほとんど何も知らない。エジプトで「アラブの春」の民主化運動が始まった当初、シシ氏は軍革命評議会の目だたないメンバーだった。この軍革命評議会は、2011年2月のホスニ・ムバラク元大統領の退陣から、その後1年あまりを経てモルシ氏が大統領に選出されるまで、国内情勢を監視した。昨年夏、軍がモルシ氏を解任して、ムバラク氏失脚の引き金となったときよりもさらに大規模なデモが続発するようになってから、ある人物が徐々に頭角を現してきた。軍服も平服もきりりと着こなすシシ元帥が、当初は国民の怒りを鎮めたが、同氏が国民に見せる表情はその後、次第に変化していった。

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さらに記事は続いていますが、どうも民主化ではエジプトは国家として成立しないと、暴言しているようです。イスラム圏の民主化とは?議会制民主主義も陥穽はあり、国民総選挙で選ばれる大統領制にも党派の路線の違いや資金力による競争があり、アメリカのような祝祭的ディベートの浄化作用もあるようですが、イスラム教と世俗化の闘いは厳しそうですね。

写真のエジプトの男性≪シン氏≫は怖そうな雰囲気ですね。ムスリムの政治団体、同胞団を多く処刑(死刑)したのですね。イスラム教国家は血で血を争う歴史だったのだろうか?歴史を改めて読み直す必要がありそうです。


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